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#安倍晴明
ほげ
20
どーも!
夜のさんぽです!
またまた遅くなっちゃって申し訳ないです…!💦
でもその代わり、
近々新しい物語更新するつもりなので、
興味あったらぜひ見てみてください!✨️
では前回の続き
行ってらっしゃい!
朱雀視点。
学園の門の方。
何故か自然と目がそっちへ行った。
誰かが居た。
目を凝らすと。
せいめいが歩いてきた。
え。
『……せいめい…?』
腕がだらんと垂れ下がる。
息が絶え絶え。
呼吸があさくなっていく。
死んだはずの、せいめいが。
あの時、あの死体。
目の前の人物と、重なってしまう。
『………誰』
『せいめいくんはあの時死んだはずだよ』
過去の認識と、今の現実が、ずれている。
姿形は間違いなくせいめいだ。
佇まい。声。存在の全てが、あの記憶と同じ。
────あ。
ふと腑に落ちる。
僕が。
僕達が見た人物。
あれは、やはりハルアキだったのかもしれない、と。
あの時横たわっていたのはハルアキで、
せいめいは屋敷から既に逃げ出していたんだ。
心の奥で、ひとり納得した。
せいめいがここに居る。
そして、過去の全ての出来事が、少しずつつながった気がした。
目を閉じる。
ハルアキ。
あれは、一体どういう人間だ。
せいめいという存在が死ぬと分かっていたのか?分かっていながら代わりになったのか?
前提が狂っている。
何故身代わりになる?
何故自分も逃げない?
何故理解しながらも死を受け入れることができる?
まあ、ここまでならば、
まだ理解できる。
狂気として、ぎりぎり。
でも、問題はその質。
あの時。
ハルアキの声など一切聞こえなかった。
普通、今から死ぬと分かっているならば、
少しでも抵抗したいものなのではないか。
なのに。
恐怖も、躊躇も、迷いも。
一切、表に出ていない。
普通の人間は、死を前にすれば揺れる。
どれだけ覚悟を決めても、どこかで歪む。
ただでさえ、妖怪だってそうなのだから。
だが、ハルアキにはそれがなかった。
せいめいになり。
せいめいとして死に。
せいめいの代わりを、最後まで演じきる。
……おかしい。異常だ。
意味が分からない。
意味が分かれない。
壊れてる。
……放っておけば、どうなるか。
簡単。
また誰かのために、自分を削る。
また何も残らないまま、消えてしまう。
そういう存在なのだろう。
——なら。
ゆっくりと、目を開ける。
視線の先には、せいめいがいる。
ハルアキの顔が重なる。
血で汚れきった顔が。
誰かが、
自分を捨てるな。
せめて、自分も助かる方法を選べ。
そう言ってやらないと、また壊れてしまう。
それを。
——僕がやるしかない。
誰も気づいていない。
あの異常さも。
あの危うさも。
せいめいでさえ。
理解したのは、僕だけ。
なら、やれるのも僕しかいない。
僕は今から何をするか。
守るという言葉では綺麗すぎる。
これはそんなものじゃない。
もっと、歪んだものだ。
必要なら。
——縛ることも。
ハルアキ
君のことを。
——僕が、管理するよ。
たとえそれが、君の望みと違っても。
コメント
1件
うわあ…朱雀の内面、すごく重くて繊細で、ゾクッとしました。 「せいめい」が目の前に現れたときの、あの認識の揺れ。そして「あの時死んだのはハルアキ」だと腑に落ちる瞬間の、静かで冷たい確信。そこから一気に、ハルアキという存在の“異常さ”に向き合う朱雀の思考が、すごく生々しかったです。 特に「恐怖も躊躇も迷いも一切表に出ていない」という指摘—これ、普通の人が見逃すポイントですよね。死を目前にした人間の“歪み”の有無で、ハルアキの狂気の質を見抜く朱雀の視点に、ゾッとしつつも引き込まれました。 最後の「管理する」という言葉。守るでも助けるでもなく、歪んだ責任感で縛ろうとする朱雀の決意。この関係性、どう転ぶのかめちゃくちゃ気になります。次が待ち遠しいです!