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一惺
あー終わった終わった。
俺らで仕事とか部下からしたらどんな難敵かとか思ったたのに。
翔
まぁ、扱ってる情報が情報だったから僕らなんじゃないかな?
これ一つ使われたら流石に組織が傾きかねないしね。
一惺
ッ…!!
翔
おっと。
まだ殺しの興奮が醒めていない一惺は勢いのまま僕の顔にナイフで傷を付けた。
翔
浅いねぇ。
なぁに?
血でも飲みたかった?
一惺
悪いな、身体が先に動いちまう。
翔
ふふ、素直になったねぇ。
一惺
おう。
翔
このまま吸血されてもいいけど…
遺体処理班が来ちゃうね?
んっ…♡
一惺
んんっ…
翔
興奮が醒めてないのは僕もだね♡
一惺
んな血みどろでキスできんの俺らくらいだろ。
翔
やぁんっ、血まみれの手で後頭部触ったでしょ、僕の髪の毛血で汚れちゃった…
一惺
うわ、悪ぃ!!
ボーッとしてたわ。
翔
お湯で洗うと血って凝固しちゃうから水シャワーしなきゃじゃない。
身体冷やすの良くないのに…
一惺もわかるでしょ、返り血浴びたシャツ洗濯する時水で洗濯しなきゃなの。
一惺
次の美容室代出すわ。
翔そろそろ毛先の色、染め直さなきゃだろ。
前髪も伸びてきてるし。
翔
んふふ、そうしてくれるならお言葉に甘えてあげようかな。
一惺
今日はホテルに行く気にもならない…
翔
こうも血まみれだと通報されちゃうしね。
僕の仕事用として借りてる賃貸来る?
一惺
良いのかよ。
翔
最低限の設備はあるよ。
そうして仕事用として借りてる賃貸に来た…
一惺
待て待て、仕事用っつったよな?
翔
そうだよ?
一惺
高級マンションの一室じゃねぇか。
ホテルよりいいじゃねぇか。
俺ら庶民の考えを遥かに超えてきやがる。
翔
…?
一惺
きょとん、とするんじゃねぇ。
俺のイメージしてた賃貸って家賃8万くらいのファミリー層向けの部屋だったんだけど。
ここって家賃…
翔
64万円だよ?
一惺
8倍じゃねぇか…
高級賃貸だよココ…
翔
どういう事か分からないけど…
とりあえずシャワー浴びに行こう?
一惺
お、おうそうだな…
水シャワーで血を洗い流し、お互いシャツ1枚になり翔のふかふかで寝心地の良さそうな部屋に二人で座り込んだ。
翔
夏の夜といえど水シャワー後だと冷えるね…
一惺は子供体温だからあったかい…♡
一惺
ん、それは良かった。
翔
んっ…♡
んんっ…♡
一惺
聖次
514
霜月夢徒
380
11
んっ…
翔
んはぁ…♡
僕の事求めてるの?
一惺
ダメか?
翔
嬉しいっ…♡
野良猫みたいな一惺が甘えてくるなんて♡
一惺
誰が野良猫だ。
まぁ、何となく共通点はあるだろうな。
しばらく経った頃、前戯を終えてそろそろ本番と言った所だ。
一惺
じゃ、翔…挿れるな?
翔
いーよ、一惺…♡
僕の全てをあげる…♡
やんっ…♡
内もも噛んで…♡
一惺
ふん、全部くれるんだろ?
言われなくたってそうする。
翔
嬉しいっ…♡
一惺
堕ちるの早いな。
翔
僕はねっ…♡
んぁっ♡、すきなひとに、おちまいと…
ていこう、するなんて…
むだだとおもうのっ…♡
一惺
何故?
翔
だって…
いずれは…すべてをささげるから…♡
ていこうしたって、くいつくされる…♡
一惺
(ある種の欲求だな)
翔
だから…いっぱいだいて?
今まで少しだけ抵抗があって翔を本気で抱いたことは無かった。
でも、信頼関係が少しずつ強固となり、お互い背中を預けて戦うくらいには信頼できるようになった今そんな隔たりも必要ないと感じたのだ。
どことなく心の距離が生じていたものの、一緒に任務をこなしていくうちに、夜を過ごすうちに情や想う気持ちが芽生えた。
それは翔にも言えるだろう、最初は警戒していて必要最低限の言葉しか交わさなかったのに今となっては身も心も許してくれてる。
翔
ねぇっ…♡
もっとぉっ…♡
翔は優しい。
自分の調子が狂ってしまうほど。
師匠の教えに背きたくなくていつも冷静に慎重でいたいのに。
優しく翔を撫でると翔は俺の手をスっと掴んで俺の手にキスをした。
最初は性に関して科学的に捉えていたが翔が愛し合うもの、と教えてくれた。
欲望に任せて翔の事を抱き潰した。
どんなに激しくしても優しく受け止めてくれるし色々なものに飢えている俺を満たしてくれる。
一惺
はぁ…はぁ…////
悪ぃ、激しくし過ぎた…
翔
…♡
嬉しいっ…♡
一惺がこんなに激しく求めてくれるなんて♡
やっぱり…愛情に飢えてたんだ♡
思わず翔の耳元で愛してる、と柄にもなく囁いてしまった。
引かれると思っていたのにキュン、とときめいたように目にハートを浮かべて
翔
嬉しいっ…♡♡♡
僕も…僕もだよ、いっぱい愛してる♡
一息ついてシャワーをサッと浴びて布団に入る。
流石翔の高級布団、寝心地が最高である。
(翌朝…)
一惺
ん…おはよ…
歯磨いてくる…
翔
行ってらっしゃい♡
(鏡の前で)
一惺
おい、翔…!
俺より早く起きてキスマ付け直しただろ…!
翔
んーダメだった?
一惺
んな首から丸見えのところに噛み跡まで付けやがって…!!
翔
ん〜?
一惺、寝ぼけてキスマーク付けて、なんて言ってたからそうしたまでだよ?
一惺
〜〜〜〜ッ////!!!!
翔
ふふ、愛されたかったんだね♡
歯を磨きながら付けられた数を確認していく。
背中は数えようが無いが、きっも沢山付けられているのだろう。
口を濯ぎ、大きく溜息を付いて翔と朝ごはんを食べた。
一惺
美味…
翔
そう、良かった。
コメント
1件
うーしゃん、第35話読んだよ! 血まみれの仕事終わりから始まる生々しい空気感、めっちゃ刺さったわ。一惺が翔の高級マンションの家賃聞いて「8倍じゃねぇか」って焦るところ、シリアスな♡♡♡屋設定なのに人間味あって笑った(笑) 「抵抗したって食いつくされる」って翔の台詞、すごく深くて好き…。信頼関係築いてようやく本気で抱けるようになった流れも、じわじわ来たね。 朝のキスマークのやりとりで二人の距離感がギュッと詰まってて、読後感あったかい。続きも楽しみにしてる🔥