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ご褒美

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ご褒美

1 - 第1話

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2024年08月04日

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収録日の夜。

目黒ーこの頃、平和だね。

渡辺ー平和だね。嬉しい。

目黒ーちゃんと食べれてる?

渡辺ー食べてる。

目黒ーいつもこうだと嬉しいね。

渡辺ーなんか怖い気もする。

目黒ー何で?

渡辺ーどかーんとした厄災の前みたい。

目黒ー今度の撮影休みの日、どこか行く?

渡辺ーお婆ちゃんち。

目黒ー先月行けなかったもんね。

渡辺ーん。



目黒の運転で渡辺は大好きな、お婆ちゃんちを目指す。

呼び鈴を押しても誰も出て来ない。

ドアを開けると開く。


渡辺ーお婆ちゃーん?

目黒ーこんにちは。

渡辺ーおかしいなぁ。

目黒ー出かけてる?

渡辺ー鍵かけずに?ちょっと見て来る。

目黒ー翔太くん!


いくら田舎でも、最近は物騒だから鍵は掛ける。

老婆も、渡辺たちと海に行く時、ちゃんと鍵は掛けていた。


渡辺ー目黒!お婆ちゃん!


渡辺の呼ぶ声の方へ走る。

老婆が倒れている。泣きそうな渡辺。

目黒は、暑さによる熱中症だろうと思った。

この家にはクーラーがない。


老婆を寝かせて冷凍庫から氷を袋に入れて、タオルを載せた老婆の頭に置く。

目黒は、少し離れた隣りの家に走る。医者はいるのか分からないから。事情を話すと往診してもらう手配をしてくれるそうだ。

その時にこの村に電気屋はあるか聞く。


家の前の道を1キロほど走ったら、あるとの事。

礼を言って目黒は家に戻ってきた。


渡辺ー目黒、お婆ちゃん起きない。

目黒ー熱中症だと思うよ。医者の手配した。俺これからちょっと出かける。

渡辺ーどこ?

目黒ー村の電気屋さん、この家クーラーないでしょ、だからお婆ちゃん倒れたんだよ。

渡辺ー俺も・・。

目黒ー翔太くんは、お婆ちゃんのそはにいて?いつ目が覚めるか分からないから。

渡辺ーうん。

目黒ークーラー買って来る。

渡辺ーお願い。

目黒ー行って来るね。


老婆は、赤い顔してちょっと荒い息遣い。

渡辺はポロポロ泣きながら老婆の手を握り、うちわであおいでいる。


電気屋に着いた目黒。

事情を説明する。この村は全員が知り合いみたいなもの。

電気屋の主人も慌てている。

使いやすいクーラーを探す。

主人が1年前のやつなら操作が簡単だと言う。

それを購入し、すぐ工事に来れるか聞く。


主人ー婆の危機じゃ、今から行く。

目黒ー助かります。

主人ーなんの、これくらい。

目黒ー俺は先に行きます。

主人ーあぁ、すぐ行く。


その頃、老婆の家では。


渡辺ーお婆ちゃん!

老婆ーおぉ、坊、わしはどうしたかの?

渡辺ー熱中症で倒れてた。もうすぐお医者さん来る。

老婆ー泣かしてすまなんだの。

渡辺ー気が付いて良かった。


そこへ往診の医者が来た。

熱は37.8あった。

渡辺はまたポロポロ泣く。

冷やすことと、この家が暑い事を言われた。


渡辺ー今、クーラー買いに行ってます。

医者ー婆、こんな暑い家におったら、家の中で熱中症になるけの?

老婆ーほんに、暑いけくらくらする。

渡辺ーお婆ちゃん。

老婆ー婆もちと、堪えた。


そこへ目黒が帰って来た。

その後から電気屋が来る。

老婆の家に入り、工事を始める。


老婆ー何事じゃ?

渡辺ークーラー買ってきた、取り付けしてもらってる。

老婆ークーラー?坊が買ったんか?

渡辺ー目黒と2人で。

老婆ーありがたや。すまんのぅ。

目黒ー気がつかれましたか?

老婆ーすまんのぅ、クーラー。

目黒ー暑いですから、必要です。

主人ー婆、ええ人らやのぅ。もうちょっとで、出来るけ、待っちょれ。


1時間もすれば、工事も終わり、リモコンを渡された。

戸惑う老婆。使ったことない。


渡辺ーお婆ちゃん、これ、押して。

老婆ーこれかの。

渡辺ー目黒、設定温度っていくらだ?

目黒ー27度くらいでいいんじゃないかな?あんまり冷えても良くないし。

渡辺ー分かった。27度と。

老婆ーおぉ、涼しい風が来よる。

渡辺ーお婆ちゃん、電気代、俺が出すからクーラー使って?

老婆ー坊、ありがたいのぅ。



家の中が涼しくなってきた。

温かいお茶を飲む。

老婆の熱も下がってきた。

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