テラーノベル
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私は三半規管が弱すぎてブランコすら乗れない。そのうえ高所恐怖症なもんだから遊園地の乗り物の大半はパスしてきた。
ここの乗り物は小さな子でもオッケーなものばかりなため、私は安心して楽しめるのである。だからどれに誘われても断らなくて済むから気が楽だった。
いちいちこれはちょっと…とか言いうのも盛り下がるから。
「由布ちゃんどれに乗りたい?苦手なものある?」
なんとも苦手なもののお伺いなんぞしてくれて
お心遣いが有難い。
私は堂々と「なんでも大丈夫ですよ〜あのヘリコプターなんかどうですか?」と大したアトラクションでもないのに得意げに言ってみた。
ヘリコプターの乗り物はさほど高くない所にレールがあり、そこをペダルがついたヘリコプターで自力で漕いで進むというまさにレトロなもの。
高さもギリ大丈夫だし面白そうだった。
「いいね、そんなに並んでいないし乗ってみようか!」私達はヘリコプターに乗り込んだ。
あまり高くはないが、まわりに高い建物がないためなかなか見晴らしが良かった。
「なんか2人で飛行機で遠くに旅行してる気分だな」と彼は言った。
その言葉は純粋に嬉しかったが、
(飛行機ではなく自力で漕いでるヘリコプターだし旅行というより無人島からなんとか自力で脱出している感じですから〜) と思ってもいたた。
そして楽しかったペダル漕ぎもあっという間に
一周回って終わってしまった。
その後乗り物に乗って館の中をまわる全く怖くないお化け屋敷やベタなモグラ叩き等をして楽しんだ。
ザ.レトロのオンパレード。その間も終始会話は途切れず絃さん独特のギャグにも慣れ心底幸せな気持ちに包まれていた。
そしてだいたい一通り楽しんだので遊園地を後にする。
いよいよ’ラーメン会’という名のワイルドイケメンとのデートも終焉を迎えるわけである。
そして二つ目のミッションは保留ではあるが一応遂行とみなし残すは3つ目最終ミッションである。
一気にほころんでいた顔もこわばっているのが自分でもわかった。
そしてそうなるという事は3つ目のミッションを遂行したくないという事の証拠でもある。
そんな事を考えていると、
「由布ちゃん、まだ時間ある?もう少し先に可愛いカフェがあるみたいなんだよね〜俺1人じゃ入りにくいからちょっと付き合ってくれないかな?」
最終ミッション遂行目前に拍子抜けしたが、
少し疲れたし喉も渇いていたので休んでから帰りたかった。
でもそれより何よりもう少し彼と一緒にいられることが嬉しかったのでもちろんOKした。
そしてログハウスの様な可愛いカフェに到着すると彼はコーヒー、私はハーブティーを注文した。
お茶が来るまで向かい合わせに座っている彼を目の前に最終ミッションの事を思い出しまた緊張してきたのであった。
けれども他愛の無い会話をしながら優しい眼差しで話しかけてくる彼に最終ミッションを遂行する決心が揺らいでいた。
コメント
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ああ〜、もうこの回すごく良かった……!レトロ遊園地デート、めっちゃほっこりしたわ。由布ちゃんが「なんでも大丈夫ですよ〜」って得意げに言ってるの、可愛すぎるし、絃さんの優しい気遣いもいいね。「飛行機で旅行」発言に内心ツッコんでる由布ちゃんの心情もリアルで笑った。で、最後のカフェで「もう少し一緒にいたい」って気持ちが顔に出始めてるのが切ない。最終ミッション、果たされるのか気になるよ…!続き楽しみにしてる!