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🐼side
🐼…「」🎤…『』
それになによりも…____
____見た目がとても俺のタイプッ…!!((ゑ))
指通りの良さそうな綺麗な黒髪、伏せがちなまつ毛、白く透き通った肌。
右目の下にある泣きぼくろは彼の色気をさらに強調させている。
……そしてなによりもあの、吸い込まれそうな碧い瞳。
一目見た瞬間から惹かれていたんだ。
少なくとも、彼以上に美しい人はこの世には存在しないだろう、と思えてしまうほどには。
……でも、さすがにいきなり告白したのは若干引かれたところもあるかもしれない。俺に対しての警戒心丸出しだったしな…あの人。
「…まあとりあえず今は様子見って感じかな…」
まずは彼を観察していこうと思う。
「……ん?」
突然ふわりと風が吹いた。
風が吹いた方向を目で追う__
…と、そこには。
月明かりに照らされた”彼”が立っていた。
『…どーも』
「…!!!」
突如として現れた彼_きんときに驚きを隠せない。
彼が約束通りまたこの教会に来てくれた、というのは少し意外でありながらもやはり嬉しかった。
「きんときさん!こんばんは!」
『……はい、こんばんは』
相変わらずの態度ではあるが、今日はもう既に1度会った仲なのでそこまで気にはならなかった。
それよりも、先程までずっと考えていた相手が現れてくれたことに喜びを隠しきれない。
…ほんとに来てくれたんだ…!
『……ちゃんと来たけど?』
「あんなに言ってたのにちゃんと来てくれるんですね…俺感動ですよ…」
『……じゃ、帰るわ』
「あっ?!待ってくださいよぉ!!」
くるりと背を向けた彼に慌てて声を掛ける。
…ここで帰られたらまた次会えるのがいつになるのかわかったものでは無いじゃないか。
「……ちょっとお話しません?せっかくですし」
『…いやなんでだよ』
「いいじゃないですか!わざわざここまで来たのに何もせずに帰るんですか?!」
『別にいいだろ。俺はあんたと話したくないんだよ』
「えぇ〜!?」
『えぇ…』
困ったように眉を下げながら頬を膨らませてみせると、彼はいかにもわざとらしく、呆れたような表情をして見せた。
そんな彼の顔を見て思わず笑ってしまう。
『…おい何笑ってんだよ』
「だってきんときさんがそんな顔するからぁ〜」
『はぁ?』
「そんなに嫌がらなくてもいいじゃないですか〜!」
『嫌がるだろそりゃ……ほら、お前はもう寝る時間だろ』
「えっ、ひどぉい!そんな子供じゃないもん!」
『子供みたいなこと言ってんじゃん…』
「ぶぅ……じゃあ、きんときさんの好きなもの教えてください!」
なぜか絶妙に息のあった会話が楽しく、頬が緩まずにはいられない。なんせ普段我慢しているのだ。
……こんな時くらい浮かれても許されるよね?