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ノウムの海城

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ノウムの海城

5 - 第4話 報復司令

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2024年05月05日

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埼玉県 狭山市

航空自衛隊 入間基地

入間基地では、慌ただしくなっていた。F15戦闘機やF2戦闘機にミサイルや投下爆弾が装填されていた。もちろん、爆弾の種類は訓練用の物ではなく実戦用だ。1人のフライトスーツを着た人物がF2戦闘機に向かって歩み寄る。

F2戦闘機 パイロット さかきみやび 二等空尉にとうくうい

榊「どうだ?点検のほうは?」

整備員「オールグリーンです。問題ありません。あとは弾薬装填だけです。」

榊「よし。」

榊は前髪を手で上げる。そして戦闘機にもたれて他の戦闘機を見る。

岩崎「お、榊。」

F15戦闘機 パイロット  岩崎 直いわざき なお 二等空尉にとうくうい

榊「よぉ。岩崎」

岩崎は、榊の航空学校の同期である。岩崎は榊の隣に立つ。

岩崎「初めての実戦……だな……」

榊「あぁ…でも、仲間が殺されたんだ……復讐も兼ねて……」

岩崎「だな。しかし……沖ノ鳥島が謎の城に変わっていたってのは……マスコミでも結構取り上げられてんだよな……」

岩崎は胸ポケットからスマホを取り出しニュースの記事を榊に見せる。

岩崎「ほら。もう衛生が城の写真を収めてんの。」

榊「なんだ…この城…」

岩崎「さぁな……ネットでは異世界から転移してきた。なんて言われてるな。」

榊「転移か……」

榊は腕を組み空を見上げる。空には、羊雲が空をおおっていた。その時、他の戦闘機らがエンジンを始動する。

整備員「榊二尉!弾薬の装填も完了しました!いつでも出れます!」

榊「分かった。直ぐに離陸する。」

岩崎「……じゃあ……空の上で会おう。」

榊「あぁ。もちろん。」

榊と岩崎はお互いの拳を合わせる。岩崎は走っていく。榊はF2戦闘機のコックピットに乗り込みヘルメットを装着する。整備員がコックピットに顔を覗かせる。

整備員「榊二尉!ご健闘を!」

榊は整備員の言葉に親指を立てる。そしてコックピットの窓が閉まる。榊はF2戦闘機を動かし他の戦闘機の後に続く。そして、他の戦闘機に続いて一気に加速し離陸する。


神奈川県 横須賀市

海上自衛隊 横須賀基地

横須賀基地の護衛艦隊も出港準備をしていた。この基地にも、報復司令が出たのだ。その中の1隻の護衛艦…くまの型護衛艦 護衛艦くまのも出港に向けて準備をしていた。1人の隊員がくまのの甲板に立っていた。

護衛艦くまの 砲雷長  佐滝 健勇さたき けんゆう 二等海佐にとうかいさ

佐滝は、看甲板から海を眺めていた。

佐滝「……海が荒れてるな…」

姫路「佐滝二佐。」

護衛艦くまの 船務長  姫路 聖奈ひめじ せいな 三等海佐さんとうかいさ

佐滝「お。姫路三佐。どうだ?準備の方は?」

姫路「はい。順調です。このまま行けば10分後には出港できます。」

佐滝「そうか…分かった。俺はそのことを艦長に報告してくる。現場の指揮は頼んだ。」

姫路「お任せ下さい。」

佐滝は頷き、くまのの艦内へ入っていく。


千葉県 船橋市

陸上自衛隊 習志野基地

陸上自衛隊の習志野基地でも、第1空挺団が出動の用意をしていた。習志野基地には、航空自衛隊のC1輸送機が到着し、隊員が機内に乗り込んでいた。

第1空挺団員 京野 桜夜きょうの おうや 三等陸尉さんとうりくい

京野「ふぅ……」

空挺団長「緊張するな。京野」

空挺団長が京野の肩を軽く叩く。

京野「すみません…初めての実戦ってこともあって……少しきんちしてます……」

空挺団長「そうだな…とにかく、俺たちは訓練通りにやればいい。今回の目的は城内の制圧だからな。」

京野「はい……」

京野は目を閉じ、自分の心を落ち着かせる。その時、C1輸送機が動き出す。空挺団長が団員たちの前に立つ。

空挺団長「いいか!今回の任務は、城内の制圧だ!相手がどんな相手であろうと、抵抗してくる場合は発砲を許可する!今回の任務は我々の手に委ねられているも同然だ!皆…!心してかかれ!」

全員「おぉッ!!!」

グオオォォォ!!!

C1輸送機は離陸し、習志野基地から旋回し、離れていくのであった。

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