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ゆんしょ
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#いわふか
ゆんしょ
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差し込む夏の朝日
眩しさに目を覚ますと腕の中に眠る愛しい人
大介 ん…眩しっ
蓮 おはよう大介
寝ぼけ眼の大介の額に口付けるとふにゃりとした顔で笑う
寝間着の浴衣から着替える時に自分の体に着いた跡に頬を赤らめる
二人少し照れながら朝飯を食べていると
大介 深澤さんから聞いたんだけど、明日花火があるんだって
蓮 そうか、明日だったな
大介 うん、だから一緒に見よ、約束だもんね
蓮 そうだな、約束したな
来年も一緒に見よう、果たされなかった約束
やっと叶う、そう思っていた
今日も深澤さんが離れにやってきて俺は昨日の礼を言う
深澤 俺は少し手を貸しただけだ、それより照が呼んでる
蓮 わかりました、大介を頼みます
蓮 岩本の兄貴、お呼びですか?
部屋に入ると兄貴と親父がいた
岩本 実は奴等の根城がわかった
蓮 じゃあ直ぐに潰しに行きましょう
「慌てるな蓮」
岩本 奴等ゴロツキなんかを雇ってこちらを襲撃する計画をしてる、ざっと100人
蓮 うちの倍以上…
「だから俺が来たんだよ、倅が切っ掛け作ったんだ、手貸さねえ訳にはいかねえ」
蓮 親父…
岩本 今日の夜にも目黒組から応援が来る奴等は明日の花火で街が騒がしいのを利用してくる
奴等の襲撃の合図は花火の打上開始と同時だ
蓮 花火と同時…
大介との約束…一緒に見ると
蓮 花火の開始前に奇襲をかける
岩本 それも考えたが奴等が二手に分かれていたた場合 ここが危険だ
蓮 なら、今から数を減らせば
岩本 焦って取り零せば意味が無い、夜中に着くお前んとこの子分が動けるようになるまで待て
「蓮…約束があんだろ?」
蓮 それは…
「ガキの頃泣いて言ってたじゃねえか」
蓮 親父…覚えてたのか
「岩本、ここの守りはうちが引き受ける、恐らくここは合図が来てからだ、お前等は早目に行って潰して来い、そのかわり蓮、一人で二人分の働きして来い、出来るな?」
蓮 ああ、無論出来る
岩本 はぁ〜、親分さんに言われちゃ仕方ねえ
目黒、深澤と皆を集めろ
蓮 わかりました
俺は離れに深澤さんを呼びに行った
蓮 深澤さん、兄貴がお呼びです
深澤 明日の事か…
蓮 はい
深澤さんが部屋を出て行くと不安そうな顔の大介
大介 明日って何かあるの?
蓮 それは…奴等がここに襲撃をかけてくる、だからその前に奇襲して潰す
大介 蓮…また危ない事…
蓮 大丈夫、今度は俺一人じゃ無い、皆も親父も
大介 そう…
蓮 今から作戦を話し合う、戻ったら飯食って
一緒に風呂入ろうな
不安そうな大介の頬に手を添え笑いかける
その手に両手を添え小さな頷く大介
岩本 お前等!明日が勝負だ、この街のゴミを
一掃する。明日の為に今日はたらふく食って
明日に備えろ!言いながら!!
おーっ
皆が騒ぎながら飯を食う中、俺は二人分の食事を
膳に乗せ離れに
蓮 大介、飯にしよう
襖を開け部屋に戻ると縁側で星を見上げる大介
肩まで伸びた髪が風になびき儚く消えてしまいそうな程綺麗だった
俺に気づくとニコリと笑いかける
大介 おかえり、うわっ今日の飯美味そう
蓮 ああ、明日の為に精のつく物ばかりだぞ
大介 じゃ、蓮はいっぱい食べなきゃ
蓮 大介…無理に笑わなくていいぞ…
大介 え?別に無理なんかして無いよ
そう俺に向けた笑顔…しかしその瞳は不安に揺れている
風呂でも昨日と違い口数少なく離れに戻る
大介 明日大変なんだから早く寝よ
さっと蚊帳の中に入り手招きする
大人しく布団に入ると俺の胸に顔をあてる
大介 花火は来年見れればいい、それより俺の所にちゃんと帰って来て約束して
蓮 わかってる…約束だ
大介が指しだした小指に俺も小指を繋ぐ
あの日と同じ指切りの約束
コメント
1件
うわあああ第10話読んだよおお😭💕💕 もうね、朝のシーンのふにゃり笑顔から始まって、花火の約束が“果たされなかった約束”って伏線回収してくるところで胸がギュッてなった…! でもそこから一転、抗争の話が入ってきて、大介の「花火は来年でいいから帰ってきて」っていう台詞にもう涙腺崩壊したよ…😭💔 最後の指切りの約束、あの日と同じってところがエモすぎて、続きが気になって仕方ない!!蓮絶対帰ってきてくれ〜🙏✨