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私
達は知っているはずだ。
人間には、善の心もあれば悪の心もあることを。
どんな人間にも、光の部分があれば闇があるということを。
そしてそれは、他人から見れば些細なことでしかないかもしれないということも。
だがしかし、それこそが人間の真実ではないだろうか? 人間の本質とは一体なんなのか。
誰もが一度は考えることだろう。
答えが出ることはないのかもしれないが。
私は思うのだ。
人は決して変わらないことなどできないのではないかと。
どれだけ理想を追い求めても、人は現実の壁に打ち砕かれる。
どれだけ強く願ったとしても、現実という名の悪夢は振り払えない。
私達人間が歩む道の先にあるものは何なのだろうか。
私が見つめるべきものはどこにあるのだろうか。
私はただ……知りたいだけなのだ。
己の存在価値を証明したいだけだ。
私の夢はどこに行ってしまったのか。
今となっては何もわからない。
あの日以来、私は自分の存在について考えるようになった。
今までずっと当たり前のように過ごしていた日々の中で、私はいったい何をしてきたのだろうと。
そして、これから先自分はどのように生きていくべきなのだろうかと。
今の自分にはもう何も残っていない。
未来なんて見えてこない。
ただひたすらに空虚感だけが募っていくばかりだ。
このままではいけないということはわかっていても、自分が何をすればいいのかすらわからなくなってしまった。
どうしたらいいのか教えて欲しい。
どうしようもないくらい迷子になってしまった。
こんな気持ちになった時、君ならどうするのだろうか。
私はまたいつものように君のもとへ駆け付けるよ。
君はきっと困った顔をしながらこう言うのだろうね。
『また来たんですか?』って。
だけど安心してくれ。ぼくがきみを守ってあげるよ。
だから一緒に行こう! あの世へ!!!!!
「……なんつーか、あれだよな。なんかもうちょっとさぁ……」
「うん?」
「あ~、ほら、なんていうかさ、俺達も歳食ったな~みたいな感じでさ。」
「ふむぅ?ん?あぁそうかもね。僕達が子供の頃から比べたら、いろんなことが変わってきたよね。」
「そうだろ?昔はさ、ゲームとか漫画とかすげぇ面白かったけど、今じゃそういうのあんまりないしなぁ。」
「あ~確かにねぇ。今の子はそういうので遊ぶっていう発想がないみたいだし。それに今は携帯があるもんね。」
「そっか、最近の子供はみんな持ってるんだよな。便利になった分、昔の遊びができなくなっていくってのもあるのかもな。」
「それあるかもしれないね。僕の友達にもスマホばっかりいじってる子がいるんだけど、たまにはアナログのゲームやりたいなって言ってたよ。そういえば僕、ゲーム部に入ったからさ。今度一緒に遊ぼうと思って誘ったんだよ!」
「あー! 俺も知ってるわそれ! 確か最近流行ってるアプリだったよね!? あれ面白いもんねぇ〜。……えっと、名前はなんて言ったけ?」
「ああ、確か『ポチッとな』とか言う名前だよ。なんかそういう感じのアニメがあったらしくて、それで人気が出たらしいよ」
「へぇ〜そうなんだぁ〜」
(……うん、やっぱりそうだ)
「さっきから何をブツブツ言っておるんじゃ?」
「え?あぁ……なんでもないよ。ちょっと考え事をね……」
「ふむ。そうじゃったのか」
「ところで……ひとつ聞いてもいいかい?」
「ん?なんじゃ?」
「キミの名前を教えてくれないかな?」
「名前か!それは大切なことじゃな!」
「それじゃあさっそく教えてくれないか」
「わしの名は”イフリート”じゃ!!」
「”イフリータ”じゃないよね!?」