努力家さん
青 主人公
Rなし
この物語はフィクションです。(所々ノンフィクション)
昔からよく
「いつも成績良くてずるい」
と言われた。
俺はこの言葉が嫌いだ。
い「あーあ、また言われた。」
い「これから先も俺の頑張りなんて、誰も見てくれないんやろうな〜…。」
い「ちょっと、…つらいな」 ポロポロ
音楽が唯一の救いだった。
息抜きにもなるし、何より楽しい。
だから、俺はネット上に1本の動画をのせてみた。
歌は上手い方じゃない。
だけど、やり始めたからには最後まで全力を尽くそうと思った。
しかし、
1度は諦めた、「大きなステージでライブをしたい」
この夢が叶うことになるとは、当時は思ってもいなかった。
な「俺、最速で伸びる歌い手グループ作りたいんだけど〜…、」
い「、ええやん。どんなのにする?」
ないこも努力をしてきた人だからよく話があった。
だからだろうか、こんなに早くOKをしてしまったのは。
いや、あの夢が未だ忘れられないからだろうか。
それから3年。
い「3周年、ほんまにありがとう。」
3年が経過した今日。
俺はつい昨日両国国技館という大舞台で歌を披露することが出来た。
リスナーの歓声、バンドの音、俺らの歌声。
全てが美しかった。
夢を叶えることが出来た。
努力が報われてこんなに達成感がある活動は他にないだろう。
い「俺は、幸せもんや…。」
この気持ちは言い表せられないほど素晴らしいもので、一生忘れることのない思い出になった。
俺はないこのように、サッとなんでもできるわけじゃない。
あにきのように、1つのことをあそこまで熱心になったことがない。
りうらのように、誰より秀でた才能がない。
しょにだのように、あそこまで人を愛したことがない。
ほとけのように、あんなに面白いわけでもない。
でも、
それでも、
俺には、ほかのメンバーよりも全てにおいて努力ができる人だと思っている。
苦手なことが沢山あったとしても、みんなの喜ぶ顔が見たいから、みんなの幸せな顔を見たいから。
俺ができる最大限の努力をしてみんなを幸せにするよ。
小さい時からやること全てに全力を尽くし努力してきた俺だから。
俺にしかない俺だけが持っているものを最大限活かしてこれからも頑張ろうと思う。
何も無い俺だけど、みんなと一緒なら
どこまでも行ける気がしてるから。
コメント
3件