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5 - ンゴ 犠牲の上の幸せ

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2023年01月05日

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ンゴで軍パロです。途中、怪我の描写や、あり得ない治療方法などがありますので、ご注意ください。また、エセ関西弁が含まれます。○○というのには貴方の名前を入れて読んでください!


それでも良い方はどうぞ!








銃声が荒野に響く。勝利の女神よ、どうか私達に微笑んでくれ。


今回の作戦は私とロボロは前線に立ち、指示者と戦力になりそうなものを片っ端から殺すことだ。


もちろん敵に気づかれてしまっては駄目なので装備は身軽だ。

少々怖いところもあるが、グルッペンとエーミールが考えてくれた案なのだ。ここは味方を信用し、国家のために命を捧がなければいけない。


我々軍の銃声が聞こえた。

戦争の始まりだ。

私は自分自身とロボロに透明と俊足魔法をかける。

「ロボロ、行くぞ。」

「おけ、わかった。」

ロボロに合図し、先を急ぐ。

少し遠回りをし、相手の懐まで行く。




「○○、着いたぞ。」ロボロが言う。

「ん。…あー、これから突撃しまーす。」

インカムでグルッペンンに報告する。

ジジッ[OK.奴等の頭を食い千切れ。]

「ハイル,グルッペン」

「食い千切れ、だって。」

「ホワァwおけ、わかった。」

「じゃあ、いきまっか〜。」

中はかなり綺麗だった。

ちらりと横目で見ていたが今前線で戦っている兵の装備は薄かった。

兵の装備と国の軍力は比例する。

見た目だけに金をかけている国。

今回の敵国も苦労しないだろう。


兵士ももう数少ないだろうと考え魔法を解いた。

大広間で少し休憩し、現状を確認する。

「あとは、頭だけか。」

「そうだね、あともうちょ」パンッと耳を突く音とロボロの右足から血が咲いているのが視界に入る。

足に力が入らず、這いつくばっている。

銃を構え、警戒する。


「は、はは!一人不能にしてやった!あとはお前だけだ。お前を殺せば、あの方が褒めてくれる…。」

敵国の王妃と護衛の兵士一人が出てきた。

王妃はロボロにタガーを向けロボロの上に乗り、

兵士は私に銃を向けている。

今がチャンスだ。

ロボロなら一人くらい殺せるだろう。

私はこの兵士を赤に染上げる。

「お前は動くなよ。」

王妃が言う。ぬかりがない。少し面倒くさいが、私もロボロも我々軍の一人。しかし銃は少し怖い。鼓膜が破れてしまうことがあるのだ。


「怖いか?人殺し。お前は私の兵士たちを殺したな。ここでお前に罪を償ってもらう。」

口調は強いがナイフを持つ手は震えている。


兵士は王妃の殺しに手を貸そうとする。

視線がロボロに向いたのを機に、静かに殺す。

王妃はロボロを仕留めることに専念しているのか、気づかない。ロボロは兵士を殺したことに気づき、好き勝手してもいいと考えたそうだ。


「刺したら?」


仰向きになり私を信用し、王妃を煽る。王妃なので人を殺すことはないだろう。まあ殺させはしないのだが。ロボロの芝居が少し気になる。


「は…?」

王妃はロボロが受けの体制になっていると気づいた。王妃は唾を飲み込み、ナイフをロボロの胸を突き刺す。ゆっくりと下降していく。


ゆっくりだと痛いんだがな。しかも肋骨が邪魔になり殺しにくい。

はよしてくれんか。

終わりにしたいが演技が気になる。ロボロも早く殺したそうにしているが、片足が自由に動かないため、殺しづらそうだ。


ハッハッと短い呼吸が聞こえる。笑いそうになるのをこらえる。いつまで経っても殺されない。ロボロが自分自身の首にナイフを当てる。


「殺すならこっちだな。」

王妃の顔が青ざめる。

「殺せないの?wこれだから貴族は。戦争にも出ずに安置で国民が殺されていくのを見ているだけで。」


苛立ちが目に見えてわかる。

「うるっさい!!」王妃はタガーをロボロへと振り下ろす。これで演技が終わりなる。これで芝居もおしまい。銃の引き金を引き王妃の頭に風穴を開けてやろうと思った矢先、ロボロはニヤリと笑い


「ひとごろし。」


ロボロが最後にスパイスを加えた。

それに身震いする。

あんな言葉を直前に放てるだろうか。

私なら無理だ。

興奮している私を尻目にロボロはナイフを避け、持っていた銃で王妃の頭を撃つ。


死体は重力に従い、ロボロの胸へと落ちる。ロボロは嫌そうに抜け出す。

「あっぶなかった〜!!なんで撃たなかったん!?」

どうやらご立腹のようだ。

「ごめんwあの一言に痺れたw」

「生きてるからええけどぉ…。あとは王だけ…。なんですけど….銃弾取るの手伝ってくれませんか…。痛すぎて動けない。」

ロボロはしかめっ面で言う。

「勿論。消毒は….あった。」

こんな事もあろうかと簡易型救急キットを持っていた。

「あ”〜…痛い。」

消毒が沁みるそうだ。我慢してくれ。

「我慢我慢。…じゃあ銃弾取るよ。服でも噛んどけ。」

「フーッフーッ…おけ、取って。」

服を噛み、耐えの姿勢を取る。

私は早急に銃弾を取る。

「ん、取れた。よく耐えたね。」

当たりどころが悪かったらしく傷口から血がまだ出る。焼くしかないのか。

「ロボロ、出血エグいから焼くぞ。」

「まじかよ…。わかった。」また服を噛む。


焼く、とはそのままの意味で傷口を焼き、出血を抑えるものだ。最終手段として我々は使う。


ナイフを消毒で綺麗にし、マッチでよく温める。「ロボロ、焼くぞ。」

温めたナイフをロボロの足に当てる。

「んっぐぅうう!!んんんん!!!」

流石のロボロでも焼きには弱いらしい。

「よし、終わったぞ。」

焼いたあとは包帯を巻く。

「….ありがと。」

ギュッと縛ると痛そうに顔をしかめる。

「歩けそうか?」

手を差し出し、ロボロを立たせる。

「ギリ行ける。」

「おけ。王を殺しに行くぞ。」

「わかった。」


銃を持ち、王室まで急ぐ。

王の部屋までは兵士がおらず、王だけだった。

ロボロは私の後ろに控えている。足を庇っているのがわかる。

「やめてくれぇ!ワシだけを見逃してくれたら、お前たちの願いをなんでも叶えてやる!」

私はそんな言葉も聞かず、銃を相手の頭に向ける。

「…じゃあ、見逃すから叶えてね。」

何を願おう。あれをねがおう。

「ああ!!何が欲しい!?」


「お前の死。」


頭をパンッと撃つ。

血が飛び散って汚い。

これで任務終わりだ。

「…あー、任務終わりました。これから戻りまーす。」報告する。どんな場面でも報告は大事だ。

ジジッ[OK.任務ご苦労だった。帰ってこい。]

「はーい。…帰ってこいだって。」

やっと終わった。

帰ったら速攻風呂に入りたい。

この血を洗い流したい。

「んじゃ、帰りますかー。戦争もあらかた終わりそうだし。」

外をちらりと見る。流石は我々軍。脅威の火力だと思う。

「じゃあ、帰りましょー。」

と言いながらロボロを姫抱きする。

「はぁ!?歩けるんですけど!降ろせぇ!」

左耳が痛い。

叫ばないでくれ。

王室まで歩いているときにロボロがびっこを引くのを見た。

無理をさせてしまった。ロボロの右足を触る。


「歩けるぅ?こんな傷を負っといてぇ?」

痛そうにするロボロを横目にずかずかと歩く。


「…たまには頼って欲しいんですけど。」

「…それはごめん。」

「今回は私のミス。私もごめん。」

「…いや、ええよ。」

ふっと笑みが溢れる。

それにしても今回は立ち回りが良くなかった。

これからも精進していかなければと血とは違う赤を身にまとう美しい夕日に誓った。


「無茶しやがって!!どんだけ心配したか…。」

帰還したあと、医療室に連れて行かれ、安静にするように言われた。完治したあとに説教をされたのだ。


今はトントンに説教され中だ。今回は私が悪いと思っているので素直に聞くがロボロは反省してないようだった。

「○○!逃げんぞ!」

ロボロの足も回復した。

今ではもう走れるほどだ。


「おうっ!逃げんぞ!」

説教中に二人して逃げ出す。これが楽しくて仕方ない。ロボロは私の手を引き、外へと逃げる。トントンやトントンの手下シャオロンが追いかけてくる。

私とロボロは目が合い、笑い合う。幸せだ。今日も我々国は平和である。

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