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星の英雄 ゲズとリオン

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星の英雄 ゲズとリオン

65 - 第61話 「贖罪の雷、再起の刃」

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2025年05月30日

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🌟第61話『贖罪の雷、再起の刃』
🏛 ゴッドエデン・戦神の試練場


「……来たか、ウカビル」


そこにいたのは、戦神アレス。

金の鎧に赤きマントをまとい、その眼には絶えず戦の炎が宿っていた。


ウカビルは、膝をついていた。


「俺は……英雄などではない。

守れなかった……救えなかった……

カティアも、俺のせいで……!」


アレスは、静かに言った。


「貴様の剣は過去の亡霊に縛られている。

ならば――それを断ち切ることが“試練”だ。」



⚔ 回帰せし記憶


突如として景色が歪み、

ウカビルは“かつての戦場”へと投げ込まれた。


――そこにいたのは、かつての仲間たち。

そして、操られたカティアが微笑みながら彼に刃を向けていた。


「……なぜ私を置いていったの、ウカビル?」


「カティア……やめろ……! それは、違う……!」


彼の心は再び千切れそうになる。

だが、その刹那、戦神アレスの声が雷のように響いた。


「見誤るな。

貴様が戦うべきは“罪”ではなく、“未来”だ!」



⚡ 交わる剣と剣


幻のカティアとの激しい戦いの中で、

ウカビルは“怒り”ではなく、“悲しみ”を剣に込めた。


最後の一閃。

幻のカティアが倒れ、涙ながらに微笑む。


「……あなたが、未来を切り開いて。

私は……あなたの背中を信じていたの。」



🔥 神の認証


幻が消え、アレスが再び現れる。


「貴様の剣はようやく過去を越えた。

その刃を、これからは“誰かのため”に振るえ。」


戦神アレスの手が、ウカビルの肩に置かれる。

その瞬間、紅き神の紋章がウカビルの胸に刻まれた。


「立て、英雄ウカビル。

貴様には、まだ守れるものがある。」


ウカビルは静かに目を開けた。

もう、過去に怯えることはない。


ウカビル「……ああ。俺は、再び立ち上がる」



🌌 次なる試練へ


神々の殿堂では、次なる者が名を呼ばれる。

その名は――リオン。


魂を越え、命を越えて蘇った男の“信念”が、今試される。

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