「いつの間にか、私」
晴(はる)さんとのデートから一週間が過ぎたある日。
学校帰りの電車の中で、私は晴さんにメッセージを送っていた。
「明日の球技大会は、バレーとドッヂボールに出ます。頑張ります!」
こんなふうに毎日些細なやりとりはしていても、なかなか「会える」という連絡はもらえない。
学生マリッジサポートが定期的にいろんなイベントをしているのは知っていたけれど、今晴さんには、持ち回りでイベントの担当も回ってきているらしい。
それを聞いてますます会いたいなんて言い出せず、彼も頑張っているんだから、私も頑張ろう、と自分に言い聞かせて毎日を過ごしていた。
球技大会当日は、自分の出番を終えたところでお昼休憩になった。
クラスで食事をとっていると、一緒にごはんを食べていたみっちゃんの顔色が悪いことに気づいた。
「みっちゃん、具合悪い? 大丈夫?保健室行こうか?*******************
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