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らっだぁさんは本当は猫アレルギーですが……
気にしないでください
ら「もうこんな時間だし……」
と、呟きながら家に帰る
現在
夜の23時
ら「打ち合わせなげぇ〜……」
そう、たまたま今日は
打ち合わせで外に出ていて
今からうちに帰るところだ
ら「あぁ〜……帰ったら風呂入って寝よ…」
飯はもう済ませた
急いで帰ろうと
足早に家に向かう時
にゃぁん
と、猫の鳴き声が聞こえた
ら「……猫?」
思わずピタリと足が止まる
にゃぁぁん
ら「……」
俺は声がする方へ向かった
すると
泥まみれで傷がついた野良猫がいた
ら「あ、いた」
にゃあん!
猫はびっくりしてしまったみたいで
毛を逆立てて威嚇する
フーッッ!!
ら「……ほら」
すっ……と
姿勢を低くする
ら「おいで」
チョイチョイと手を動かす
……
猫は警戒しながら近づいてくる
……フスフス
俺の手を嗅いで
スリリッ……と擦り寄ってきた
ら「ん、お前可愛いな〜」
なでなでと
猫の頭を撫でてやる
にやぁぁん
と、嬉しそうに鳴く
ら「うちに来るかぁ〜?」
にゃあん
ら「……んー…」
と、口には出したものの
……俺に世話ができるだろうか
ら「まぁ、いっか」
ヒョイッと
猫を抱き上げる
にゃあっ!?
猫は少しびっくりしたような声を出す
ら「よーし……帰るぞ〜」
そのまま猫を連れて
家に帰った
〜帰宅〜
ら「たでーま〜」
バタン……
ガチャリ
ら「よし、風呂いこう」
ついでにこいつも洗ってやらないと
そう思い
猫を見下ろす
にゃあん?
こてりと
首を傾げる
ら(かっわい)
ら「よし、ちょっとここに居てね」
そういい、お風呂場に猫を下ろす
そのままお湯を張る
部屋に戻り
着替えを持って
風呂に行く
中から
カリカリ…
と言う音と
にゃぁぁ……
という声が聞こえる
ら(めっちゃ可愛い)
ガララ……
と
扉を開く
ら「よし、洗うぞ」
と、水をかける
ん”に”ゃぁっ!
と、泣き叫び
逃げ回る
ら「うわーっ!え、なになになに!?」
ドタバタと逃げ回る猫を捕まえる
んにゃぁぁぁ!
バリッ!
ら「って!」
捕まえた時に引っかかれる
ら「……ッ」
少し血が垂れる
ら「あー……そっか、猫水嫌いだっけ」
なんて、呑気なことを言う
にゃぁん……にゃぁん……
隅に固まり
ガタガタと震える
ら「ほら〜……大丈夫だぞ〜」
じくじくとする腕を無視して
呼びかける
んにゃぅ〜……
少し嫌そうな雰囲気を出しながら
俺に洗われる
ら「ふんふふーん」
みゅぅ〜…
バシャリ
と水をかけると
ら「……ん?」
泥まみれだった毛が洗わられ
綺麗な毛色が出てくる
ら「ぽまえ、毛色…珍しいな」
猫は少し黄色がかった
茶色のような色で
んにゅう
ら「ふは、かわい」
そのまま俺は風呂に入りたかったが
上がって猫を拭き
傷の手当をする
ら「いっっっ……て」
消毒液が少し染みる
なぁん…
猫が心配そうに鳴く
ら「なんだ〜?心配してくれんの?大丈夫だよ〜」
猫を撫でて
シュルシュルと包帯を巻き終わる
ら「よし、終わり」
なぁん
ら「今日はもう寝るか…お前のもんは明日買おうな」
なぁぁん
ら「……名前、決めないとな」
にゃあん?
ら「んー…」
茶色に黄色が少しかかったような
可愛らしい色
ら「うんん……」
黄色……絵の具……絵……paint……
ら「ぺいんと」
安直かもしれないけど
なぁん
ら「……うん、ぺいんとにしよう
略してぺんちゃんね」
にゃぁん
嬉しそうに鳴く猫
ら「よし、おやすみぺんちゃん」
なぁん
続く……