はぁい、こんばんはえむですwww
お久しぶりですね((((
いやなんか今見たら閲覧めっちゃ伸びてんね!!ありがと!!!
続き気になるって子が最近結構増えてきてて嬉しいなと思いまして👉🏻👈🏻
この連載は自分の中でも完結させたいからまた描き始めます✨
これ謎解きみたいな感じだから楽しんでね(??
どうぞ!!
注意
・?×桃
・白桃
・nmmn、BL
・どろどろ
桃視点
ドスの効いた低い声にびっくりした
足腰が恐怖で持ち上がらず、後ろを向けなかった
足音はゆっくりと近付いてきて、俺の背中にぴたりと当たるようだった
)……あんた、コニー国におったヤツよな
桃)…あなたはっ、あなたは誰ですか、
)…ウチの初兎がお世話になってるみたいやな、w
桃)…初兎ちゃんのこと知ってるんですかッ!?
初兎ちゃんの事を言われて耐えられずバッと振り向いた
そこには少し小柄な男がいた
格好からしてわかる、警備員だ
黒)おん、w
黒)知っとるも何も…あいつのいとこや俺はw
桃)…従兄弟…??
黒)あいつの従兄弟、ユウスケや
黒)手紙でいくつか聞いとったけど…お前は初兎の彼女か?w
桃)ぁ、…は、はぃ、…/
黒)…あいつの話聞かしてや、最近戦争ばっかばかりでまともに会えてへんねん、w
桃)俺でよければ…、w
同性愛をものともせず話を進めるゆうすけさん
すぐ隣に座って話を始めた
俺の知ってるしょうちゃんの事、知らないしょうちゃんの事も知れた
ゆうすけさんはとある病気があるらしい
その病気を治すために別の国からここまで来たらしい
桃)…大変、ですね…
桃)警官なんてやってていいんですか?体調悪いでしょうに、
黒)俺のはちょっと特別やねんな、w
少し遠い目をして話していたゆうすけさん
黒)というか、付き合わせちまって悪いな
桃)あ、いえいえ、w
桃)俺も少ししょうちゃんのこと聞けて…良かったです、w
黒)あ、そうやそれについて聞きたかったんや
黒)…なんでこんな牢獄きとるんよ
桃)…………
全部話したらどうなるんだろうな
俺はバンドリー国の王族で、まろの元彼女でその後友好国だったコニー国に逃げて、
そして今はしょうちゃんの彼女になって、戦争のせいでスパイ。
話しちゃったらゆうすけさんも離れるかな
俺から
まろも、りうらも…離れたんだ
嫌われるかな、
桃)………
黒)…話さんでもええよ、w
桃)っぇ、
黒)そんな無理して話さんでも別にええってww
黒)……嫌なこと思い出させたよな、
黒)しょうはおらんけどこれだけな、w
ぽんぽんと頭に手を置かれた
安心できるような大きな手、戦争中で心も休まらなかったからかな
眠気が一気に襲ってきた
桃)…ぁ、
黒)寝ててええよ、w
黒)なんかあっても守ったるから
そう言って俺を抱き寄せた
特別な感情があった訳ではもちろんない
ただ少し人の体温に触れて落ち着けた
それだけ。
桃)………(ドキ、ドキ…
しょうちゃんと同じ訛った喋り方
やっぱり従兄弟だからかな、優しさが感じられる
同じような風格で、しょうちゃんに抱きしめられてるみたいだった
桃)ん”、…
黒)…あ、起こしちまったか?
桃)いえ、少し外が、w
やっぱり戦争中なだけある
地下といえど人の声や砲弾の音がする
黒)少しでも寝れたんなら良かったわ、w
桃)ありがとうございます、w
黒)…タメでええよ、w
黒)そんな堅苦しくなくてええ!w
少しこの人は大雑把みたいだ
不器用とも捉えられる
頭をくしゃっと撫でられた
大人っぽいなぁ、色気があるとかそういう意味じゃなくて
落ち着く人だ
桃)…ありがとう、w
黒)おう!w
また少しウトウトしてきた頃
耳を突き刺す声が響いた
白)ないちゃん”ッ!!!!
桃)…ッぇ”!?
ゆうすけさんから直ぐに離れてしょうちゃんの声のした方へ
そこは月明かりの見えるただ一つの鉄格子窓だった
錆びていたのか簡単に取れ、しょうちゃんが地下牢に入ってきた
桃)…しょぅ、ちゃんッ…泣
溢れ出す気持ちが沢山あった
まろともりうらとも会って辛かった
苦しかった
しょうちゃんにずっと会いたかった
考えるより先に体は動いて
ぎゅうっ”、
桃)おかえり”ッ…泣
白)…ただいま、泣
ぎゅうっ、と力強く抱き返された
嗚呼、やっぱりしょうちゃんの腕の中が1番落ち着く
涙ながらに軍服に瞼を擦り付けた
桃)待ってたよ”ッ、…しょぉちゃ”っ、…泣
白)遅なってもうてほんまごめんなぁ…泣
白)もう大丈夫やから…泣
桃)ぅん”、泣
ゆうすけさんは雰囲気を見てか気付けば牢にいなかった
警備員のはずなのに
顔を上げると涙ながらに笑うしょうちゃんがいた
桃)…えへへ、
桃)しょうちゃん…お疲れ様、
頬を手で包んでそっとキスをした
何よりしたかった事
しょうちゃんはびっくりしたのと照れたので分からなくなっていたが
落ち着いてから俺にキスをした
ふにっ、と触れるだけのキス
唇を離して2人でふにゃっと笑った
至福の時間だった
白)…ん、落ち着いたか?
桃)ぅん、…ごめんね、突然…w
白)僕も落ち着けて良かったわ♪
白)ゆうくん呼んでくるな♪
桃)…ぁ、…
白)どないしたん?
桃)…なんでも、ないや…w
むに、
両手で頬を包まれた
桃)しょ、しょうちゃん…??
白)言いたいことあるんなら言ってや
白)彼氏やろ〜?
むにむに、
桃)んむむむ、…//
桃)……ちょっと、ちょっとだ、け…/
白)お、なんや?
桃)………もうちょっと2人でいたいかもなぁ、とか…//
白)…!
白)なら、一緒にいよか♪
白)俺今汗臭くない?
桃)んーん、全然
ぎゅ、
あの時と変わらないいい匂い
汗くさくても迎えに来てくれただけでかっこいいんだから
ほんと
桃)…好きだなぁ、…//
白)…俺もやで、
優しく頭を撫でられて、またキスをされた
砲弾の嫌な音がしていてもしょうちゃんはかっこよく見えた
黒)…あ、もうええの?w
白)きいてた??
黒)バッチリ
白)…う”ぁぁ”ッ…///
黒)男らしくてええやんか!!(バシバシッ!
白)ゆうくんに聞かれてたの嫌やッ!!
桃)…//
黒)彼女放置やけどええの?
白)あぁないちゃんごめんなッ!?
桃)ぁ、全然…w
黒)おもろいなやっぱお前ww
白)遊ぶなやー!w
この雰囲気が何より安心できる
いつ死ぬとも分からない世界
恐怖から愛を忘れてしまう前でよかった
本当に
白)そうや、ないちゃんゆうくん、
黒)どないしたん?
白)ここから逃げるなら…今やで、
桃)っ、!
白)今は警備が手薄やし…ないちゃんをこっちでかくまえる準備は出来とる
桃)そ、っか…、
白)……残りたいならええけど、
桃)いやそんなことッ、!
白)……イフさんのこと思っとるんとちゃうん?
しょうちゃんはこうやって的確に刺してくる
だから逃げられないんだ
桃)…、
桃)いいんだ、もういいんだ
桃)しょうちゃんが1番だよ♪
白)……無理はせんでな、
桃)うん、
お見通しなんだなぁ、…
白)…で、ゆうくんは?
黒)俺は残るで
黒)突然警備員がいなくなる訳にはいかんのや
白)…じゃあ、敵同士やな、
黒)おん、
白)またあえる日来たら今度は酒飲もうな♪
黒)おう♪
拳を2人でコツンと当てていた
こういうこと出来るのもかっこいいなぁ、と思っていると
しょうちゃんが俺の手を取った
桃)!?///
白)ないちゃんは手繋ごうな♪
白)もう…危険にさせへんから、
桃)…うんっ、…泣
黒)俺も出口まで送ってくわ♪
白)ありがとうな〜!
きゅっと握られた手
大きくて暖かい
握り返すとしょうちゃんがこっちを見てにこっと笑う
嗚呼、もう二度と離れたくない
白)…ここからやな、出られそうなのは…
もろくなって人ひとりが通れそうなくらいな壁がある
白)敵いないか確認してくる…ゆうくん、一旦ないちゃん頼むわ
黒)おう、
桃)…しょうちゃんッ!
白)どないしたん、w
桃)……これからは一緒にいてね…泣
白)泣かんでええのに、w
白)言われんでも離れんよ♪
桃)…ぅん!泣
ニコッと笑って背を向けられた
瓦礫から少し顔を出した時
胸騒ぎがしたことを俺は忘れない
ドゥン”ッ!!!
明らかに着弾の音
目の前で顔を少し出したしょうちゃんの目が打たれた
桃)しょうちゃん”ッ!!!!
黒)まて”ッ!!!
ゆうすけさんに必死に止められる
しょうちゃんは直ぐに戻ることなく銃を取った
今ならわかる
逃げなかった理由が
例え1対10だったとしても、しょうちゃんは俺たちを守ろうとしてくれたのだ
銃をただ1人持っている自分が
桃)いやぁ”ッ!!!
桃)戻ってきて”ッ!!!!泣
桃)しょうちゃん”ッ!!!!
目の前で好きな人が戦いに行った
自分を守るために
なんて惨めなんだ
しょうちゃんは戻ることなく進んで行った
こちらに戻ったら俺たちがいることがバレてしまうから
目の前で何人もの敵兵に囲まれて
それでも逃げることなく戦っていた
しょうちゃんは
俺の目の前で紅く散った
ゆうすけさんの腕を振り払ってしょうちゃんの元へ走り寄った
敵兵はいなかった
しょうちゃんが殺してくれていたから
桃)しょうちゃん”ッ!!!
桃)しょうちゃん”ッ、いやだよ”ッ!!
桃)やぁ”ッ、一緒にいてよ”ッ、泣
かすれ切った声で手を強く握った
そうするとしょうちゃんが言った
白)さいご、”までっ傍におられんくて、ごめんなぁ”っ…、w泣
白)あいしと”ったからな、
しょうちゃんは見るも無惨な死体となった
目玉はくり抜かれたように銃弾で潰され、手足に2発ずつ弾丸が撃ち込まれていた
桃)しょ、ぉちゃん…ッ?泣
完全に冷たくなったしょうちゃんの体
きっと誰にも聞こえていない
砲弾と銃弾飛び交うこの地だ
俺の悲しみの声をしょうちゃんの身体に埋めて叫んだ
グイッ!!
いきなり腕を掴まれ走らされた
ゆうすけさんだった
この場にいては俺も殺されるとわかったのだろう
桃)離してください”ッ、!!
桃)俺は”ッ、…もうッ”!
桃)しょうちゃんのいない世界なんていたくないです”ッ、!!泣
黒)ッ…”分かっとるよ、
黒)…でも俺はお前の命を任されとんねんッ”!
黒)最期のあいつの頼み事は果たさんといとことして顔向けできんわ”、泣
ゆうすけさんも泣きながら走った
しょうちゃんの死体を置いて
反対方向に
そこにはしょうちゃんの言っていた、俺をかくまうための馬車があった
半ば押し込められるようにゆうすけさんと乗った
俺はずっと窓を叩いて名前を呼ぶことしか出来なかった
この守られた命で
桃)しょうちゃん”ッ!!泣
桃)しょうちゃぁ”ッ、…泣
黒)…声がかすれてとる、もうやめぇや、泣
桃)嫌ですよ”ッ、!!
桃)好きだった”、のにッ”…泣
俺の前からまた1人、消えた
俺が恋をする度にその人が俺の前から消えていく
なんて嫌な男だ俺は
桃)ッ”、……
桃)最期まで一緒にいてくれてありがと”、…泣
真夜中の暗い空を見つめながらそう言った
手にはまだあなたの冷たい温もりが残っていた
「冷たくなった温もり」 end
コメント
14件
わぁ……😭 つらぁ…まじで泣けました…、 めっちゃ心にぐっときました… 桃ちゃんがどんどんつらい方面に行っていって、、やっと逃げれるってなったら目の前で白ちゃんが死んでしまって…、死体もすごいことになって…最後まで白ちゃんが桃ちゃんを愛していて…本当に愛し合っていたのにものすごーく辛いけどおいしいの最高ですね✨️((
つらぁぁい…🔪と🍣🐤には仲直りして欲しいのに🐇さん死んじゃうと辛くてもうどぉしよ…泣く……
まじでほんとに神作でしたぁぁぁぁ泣しょうちゃんとところでもう涙が止まんなかったです🥲アニキがしょうちゃんの約束守るのも最高でした😭これからのないちゃんの恋愛事情もすごい気になるッ👏続き待ってます!!