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むる

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ゆり。
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れたす野郎
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向井「コラ〜!!めめッ!」
翌朝、向井の怒号で目黒は目を覚ます。スマホで時間を確認したら5時ちょっと過ぎ。…なんだまだ寝ていいじゃん…と呑気に二度寝しようとした時向井が部屋のドアを思いっきり開けた。
向井「めめー!!仕事や言うとったやろ!!」
目黒「・・・あ」
向井「『あ』ちゃうわッ!はよ起き!!」
目黒「んん…起きるけどここ俺の部屋じゃないから静かに……ん??」
向井「?。なん?」
目黒「…あの子は!?」
向井「へ?………あれぇぇぇ!!?」
目黒と向井は驚き倒す。だって目黒の横で寝ているはずの宮舘の姿が跡形もなく消え去っていたから。
向井「めめが呑気に寝とるからやろー!!?」
目黒「うるさいッ!さっさと探せ!」
向井「俺に八つ当たりすんなや!」
目黒と向井はまだ寝ている部下のことなど考えず屋敷中を駆け回る。その足音と二人の喧嘩声で何人かの部下が起き、襖を開け様子をうかがう。
何やらとんでもないことでも起きたのかと思わせるボスとそのお気にの幹部の慌て様…
「なに、か…おきたんすかね…?」
「知らん…だが、こんな朝っぱらに辞めていただきたい…」
「っすね…ふぁ……(眠」
目黒「クソどこ居るッ!」
昨日あんなことがあったのだ。他にもあの処分された部下のように宮舘に対し嫌悪感を持っている者がいるかもしれない。
そんな中で彼を一人にするのはまずい話だ。
目黒「クソ…マジでどこ…?」
屋敷にいないとなるともう外に出てしまったのか?そうなれば探す当てがなくなってしまう。宮舘のスマホは置きっぱなしだった。しかもGPSになるようなものも持たせていない。
…ふと、台所のほうからコトコトと何かを煮るような音がした。向井がご飯の支度中に起こしに来たから火を留め忘れたのかもしれない。
目黒は次は火事が起きかねないと、急ぎ足で台所に向かった。
目黒「あいつめ…とめとけ………よ??」
宮舘「あれ…どうしたの?さっきから騒がしかったね」
目黒「…何してるの??」
宮舘「えーっと…朝食の準備??」
目黒「・・・」
目黒は安堵と呆れで、またも言葉が出てこなかった。
向井「何やご飯作りよったんか」
宮舘「ごめんなさい…勝手に」
目黒「いやいいよ。てかじゃあ康二は俺を起こす前何してたの?」
向井「んー?昨日のあれの後片付けやろ?そんでついた血落とすために外で洗濯と、部下たちの分も洗濯して〜」
宮舘「血?昨日の後片付け?」
目黒「おい康二!!」
向井「わわっ!…すまん、何もないで」
宮舘「?」
向井が口を滑らせ『血』だとか『後片付け』だとか…勘が良ければ気付かれてもおかしくない単語をペラペレと口に出す。
だが幸いなことに宮舘はどうやら鈍感のようで二人は胸をなでおろす。
宮舘「あ…ご飯食べる?一応作り終わってるんだけど」
向井「おお食べたいなぁ!」
目黒「俺も貰う」
宮舘「んふ…よそいでくるから待っててね」
そう言って効果音がつきそうな小走りで台所に向かう宮舘。そんな後ろ姿がかわいくてじーっとガン見してたら向井が『気持ち悪いで顔』と目黒に悪態づいた言葉を浴びせた。
目黒「え…ちょー美味いんだけど?」
向井「何やこれ…俺より美味ないか??」
宮舘「ほんと?!」
目黒「え…マジなんでこんな上手いの?」
宮舘「実は…、ここ来てから暇な時間増えちゃって、…スマホで料理のメニュー見るのにハマっちゃった」
向井「見ただけやろ?!それでこんな上手く作れたん!?」
目黒「いや天才…」
宮舘「嬉しぃ…ニコッ」
宮舘が作った朝食は凝っているようには見えない。でも一口食べれば食材の元の味が口いっぱいに広がって超絶美味。目黒と向井は何とも単純な言葉しか発せなくなる。
宮舘「んふふ…あれ、そう言えば仕事じゃなかった?」
目黒「…あ」
向井「!?めめ時間ッ!!」
目黒「…さぼろー…?」
向井「アホ抜かせ!!!」
目黒は泣く泣く宮舘の手料理を残し、仕事現場へと向かった。今日はお偉いさん…いや、ちょっと厄介な所の元へいく予定だ。
向井「ほんっま朝っぱらから…」
目黒「康二だってのんびり飯食ってたじゃん」
向井「あれはー…美味すぎるのが悪い」
目黒「人のせいにすんな」
ふざけるのもここまで。二人の顔は一気に重たいものへ替わる。部下たちもさっきまでの和やかな雰囲気を捨て、息を殺す。この重たい空気に 部下たち数名は悟る。
…無傷では帰ってこれないということを。
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