コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
こんばんはtakuです。
では第1話を書きたいと思います。
第1話均衡
三人での食事は、奇妙な均衡の上に成り立っている。 爆豪が俺の隣に座るのは当然みたいな顔をしていて、 轟は向かいの席から、静かに俺を見ている。 「デク、野菜残すな」 「出久、無理はするな」 同じタイミングで伸びてくる声。
同じように、俺を気遣う言葉。
――そのたびに、胸の奥が少しだけ痛む。
どちらも大切で、 どちらも失いたくない。
そんな都合のいい願いが、 少しずつ、この関係を歪ませていくとも知らずに。
少し短めでした。次は長く書こうと思います。
next♡10