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じんさの、じんさの。
みなさんじんさのが好きですね。
ちなみに私は、さのじん派。
でもみなさんから頂くリクエストに答えていると
じんさのもいい。好き。ってなってます。
いつもなら、静かな部屋で、彼は静かに寝息を立てて寝ているはず。
佐 ) んー…、じんと、…
彼が俺の腕にぎゅっと抱きついてるのを感じて、目が覚めてしまった
仁 ) …はやと、?
佐 ) ん… 、じんと、おきた、?おはよ。
仁 ) おはよ、…じゃなくて、朝から、なに?
俺が少し眉を顰めつつ腕を振りほどくと、少ししゅんとした表情を浮かべる
いつもなら朝に抱きつかれるなんてないし、そもそも俺より遅く起きるし…。甘えてくるなんて、めずらし。
熱でもあるんじゃないか?って、冗談混じりに彼の額に手を当ててみれば
…あっつい。
仁 ) …お前、熱?
佐 ) あえ、…たしかに、なんか、ぼーっとする、かも、?
体温計持ってくるから、ってベッドを出ようとしたら、だめ、離れないで?なんて言うし、
熱計って39度あったから、今日は家に居て、って言ったらじゃあ仁人も家に居てね、って言うし。
こいつまさか、恋愛漫画とかでよくある”体調不良になったらびっくりするぐらい子供みたいに甘えちゃう恋人”的なやつ??
………めんどくせ〜……
…ま、看病してやるか。
仁 ) はー…、どうしよ。
佐 ) んー。はらへった。じんと、めし。
仁 ) うっz…、間違えた。はいはい。何なら食えんの?
佐 ) えーー、なあんだろ、
仁 ) おかゆね。作ってくるわ
佐 ) え、おれまだ答えてなっ…、え、やだ、じんと、行かないで、
仁 ) はぁ?おーまえさぁ…
佐 ) ぎゅ、しててい?
仁 ) …
仁 ) いいけど。
佐 ) んへ、後ろから、抱きついてるね、
仁 ) はいはい。
…なーに、こいつ。
面倒臭い通り越して、可愛い。
いや、普通に、可愛い。
佐 ) じんとー、…、立ってるの、つかれる、
仁 ) ん、まだかかるから、座ってな?
佐 ) やだ、離れたくない、ぎゅ、してる、
仁 ) ええ、でも立ってるのつらいでしょ?
子供みたいに我儘を言う彼。なんだかそれも、可愛く思えてくる。無理やり引き剥がしたら、泣くんじゃないか?泣いてんのも、可愛いんだろうな。って、良くないことも考える。
とりあえず、無理はさせたくないし、泣かせたくもないから、その場にしゃがんだ。
そうすると、勇斗はそれに合わせて座り込み、俺の腰をぎゅっ、と抱きしめる。
佐 ) じんと、あっつい、…
仁 ) 暑いなら離れなさいな
佐 ) やだ、やだ〜…、離れないで、
仁 ) いや、俺からは離れないけども
佐 ) んーなら、よかった、
仁 ) ん。できたから、先座ってて。
…なんて言っても、離れねえか。
佐 ) うん、わかった、まってる。
予想外の返しに、少しびっくり。少しというか、結構。絶対 やだーやだー離れないでー とか言いそうだったのに。
仁 ) あ、えらい。
佐 ) ふふ、でしょ、
佐 ) っあっつ…、
仁 ) ほら、冷まさないから。
佐 ) …あ、じぶんで食えない、から、じんと食べさせて、
仁 ) うそじゃん、今食おうとしてたよね?
佐 ) ……だめ、?
仁 ) …はー、しょうがねーな。
少し目を潤せながら此方を見る彼は、言わずもがな可愛い。
まぁ、今日ぐらいいいか。なんて思い、俺がふーふーして冷まして、食わせる。
なんかすげー幸せそうな顔してるよ、こいつ。
佐 ) んん…ぅん、うまい
仁 ) それは良かった
彼が1口食べたと思えば、もう一度スプーンを彼の口に運ぶ
佐 ) ん…ぁむ、…
まるで小さい子供に飯を食わせているような感覚。
少し意地悪して、まだ飲み込んでいないのにスプーンを彼の口の前に運ぶと、素直に食べてくれた。そのおかげで、彼の口は今、リスみたいにぱんぱんになっている
佐 ) ん…んん、…?
仁 ) んは、ごめんごめん。笑
佐 ) んも…
なーにこいつ。すげーかわいいじゃん。毎日これでもいい、って思いかけたけど、毎日これはきちーわ。
とりあえず全部食わせて、洗い物を終わらせて戻るとソファで丸くなって眠っていた。
ベッドで寝かしてやりたいけど、起こすのもちょっと気が引ける。どうするべき?これ。
…起こすかー…。
仁 ) 勇斗。ベッドで寝ようよ。
佐 ) んー……やだー、、
仁 ) やだじゃないです。ほーら、早く
佐 ) ん…。
抱っこして、みたいな目でこっち見てくるんだけど、さすがに無理だよ。抱き上げられないよ。
仁 ) 無理です。
佐 ) ちぇ…
ベッドまで連れてこれたらもう簡単。寝かせるだけ。と言ってもこいつは、寝てくれるかどうか…
仁 ) 今日は寝てて。
佐 ) 仁人は、?
仁 ) 俺やることあるし…
佐 ) 仁人がいっしょに寝てくれないとおれねない。
仁 ) 笑、子供みたい。
…あ、ついつい口に出してしまった。でもまぁ子供みたいなのは事実だし。
佐 ) はぁ、?じゃあいいし、一人で寝るし…
仁 ) はい、おやすみ。
おー、やったー。って思ってベッドを後にしようとした瞬間、腹にぎゅっと抱きつかれた。それも結構強めに。
佐 ) ねーまって、だめ、
仁 ) なっ…おまえ…
佐 ) 一緒にいてよ、
仁 ) …しょーがねえな。
俺が上目遣い弱いの知ってるから、思いっきりやられた。まぁ、別に俺に損があるもんじゃないから、いいか。
一緒の布団に入って、勇斗が俺にぎゅぅって抱きつく。体はデカイはずなのに、なんだか、小動物みたいで可愛い。
佐 ) じんと、すき。
仁 ) 知ってる。
好きだよ、なんて恥ずかしくて言葉にできない。
でも、なんだか今日は言ってあげたくて、
仁 ) …俺も、好き。
そう言うと、勇斗は嬉しそうに微笑んで、そのまま眠りについた。
まだまだ昼間だから、俺は眠くないし、勇斗もいつ起きてくるかわっかんない。だから勇斗が起きてくるまで俺このまま、ってこと。
………めんどくせ。
勇斗の寝顔の写真を1枚撮った。こいつってほんと、いつでも綺麗な顔面してて、羨ましい。
そんな奴が俺の隣にいるなんて、幸せすぎじゃん。
仁 ) …愛してるよ、勇斗。
これからも、俺の隣で騒いでろよ。
リクエストありがとうございました🤲🏻🤍
あまあまな佐野さん書くの楽しかったです⊂( ᴖ ̫ᴖ)⊃⊂(ᴖ ̫ᴖ )⊃
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