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『ちょ独歩!?どしたん!?』
手元をジャラと鳴らせながら俺に向けて叫ぶ
『何がって…お前先に自分の心配したらどうだ?』
冷たい目を一二三に向ける。
『独歩まじ可笑しいって!ここで話聞くし!ほら独歩話してみ?』
脳内お花畑がなんか喋ってるよ(邪魔)
『うっせぇな!お前はいつもイラつくんだよ!はは、いい眺めだな。シンジュクNo.1ホスト様がこんな簡単に捕まるとはなぁ?』
はは、と笑って見せた。
『独歩!ねぇ!どしたん!俺が悪かったなら教えてよ!』
整った顔に雫を零し始めた。
『ダッサ。おもんねーな』
正直こんな気持ち元々一二三に抱いていた訳では無い。
社会に疲れた時、こいつだけニコニコ笑ってるのが許せなかったんだ。
『あはは、独歩しょーがねぇなぁ。上手く引っかかってた?俺っち』
何時もの笑顔に見えるが、目にハイライトがすっかり消えていた。
『んだよ、一二三お前らしくねぇ…』
はっと気が付き話すのを辞めた。
こいつはいつもそうだ。ニコニコしながら周りを見渡し操っていたんだ。
『何がお前らしくないって?どーっぽ?』
いじめっ子がいじめられっ子に復讐を受けた気分だ。こんなこと、しなけりゃ良かったとは思わねぇけどな
『はは、お前はそういう奴だったな。で、上手く引っかかってたってのはどういう事だ?種明かししろよ?』
傍から見たらよくわからん会話している奴らだろう。
ジャラ…
『じゃーん』
真っ黒の目を細める
『最初から引っかかってなんてなかったんだよ?次はもっと難しいのにしたら?俺、独歩に首締められたりすんの好きだよ?』
『ッ…!』
こいつにはいつもお見通しだ。本当にやめて欲しい
『ねぇ、次はどうやって拘束するの?気になるなぁ。毎回成長してるよ?どーっぽ?』
こいつの独歩が嫌いだ。ねっとりしていて、何かを盗み取る気がして気持ち悪い。
ボコッ
勢いに任せて一二三の足を殴った
『ッ、おー!独歩すげーじゃん♪足殴っときゃ動けねーかんな!』
あ、辛そうにしてる!あの一二三の顔を動かせたんだ…
『はは、舐められてんなぁ』
にかっと笑う
そして一二三の首を雑巾を絞るように握りしめた。
『これ、俺のものって言ってるみたいで好き』
『クッ、ガハッ』
口から唾液を出し、抗っている
『ガムテで止めてやろうか?そのうるせぇ口』
『グ、はは、だいかーんげ〜、!』