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#人狼サバイバル
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いつしか 、 オレの心は真っ黒に染まっていた 。
いつも通り 学校に行く 。
いつも通り テストを受け 。
いつも通りの結果の再生紙を受け取って 。
隣の君は 、 苦笑をして 。
「 また 、 赤点取っちゃった 」
「 シンタロー 、 勉強教えてくれる ? 」
と 、 表情の変わらないオレに笑顔で話しかけてきた 。
「 なんでお前 、 いつもそのマフラーつけてんの 。 」
「 … 」
君は少し驚いたような顔をして 。
「 真っ赤な色は 、 主人公の色だから 。」
「 私はみんなの主人公なんだ ! 」
そんな 、 いつもみたいに馬鹿なこと言って 。
「 何言ってんのお前 … 」
「 む 、 ホントだよ !? 」
なんて騒ぎ立てたあと 。
「 シンタローもきっと 、 ヒーローになれるよ 。 」
「 でも 、 シンタローは弱虫だから難しいかな ? 」
「 … オレは 、 慈善事業には興味ないから 。 いい 。 」
そんなことを言われたから 、 オレはそう返して 。
「 じぜ … ? そっか 。 じゃあ 、 分かった ! 」
オレが言ったことを理解できていないかなように 。
「 私が 、 シンタローのヒーローにもなるよ ! 」
そう言い 、 オレにその ヒーローの証の真っ赤なマフラーを渡して 。
君は 、 オレに赤目色を託して
ここから飛び降りた 。
次に会ったのは 、 真っ青なうるさい 、 どこか見た事のある電脳ガール 。
「 ごしゅじーーん !! そろそろ外に出ましょーよ ! 」
「 ご主人 ! 今日は今夏1番の猛暑日らしいです ! ヤバいですね ! 」
なんて 、 オレにお節介を焼いて 。
「 お前 、 なんで俺に構うの 。 」
こいつは少し眉を顰めて たような顔をして 。
「 特に意味は無いですよ ? 」
「 電脳世界を彷徨ってたら 、蒼い羅針盤が貴方の方を指していたので 。 」
そんな 、 いつもみたいに奇妙なことを言って 。
「 あゞ 、 そっすか … 」
「 あ゛ ーーー ! 今絶対バカにしましたよね !? 」
なんて喚いたあと 。
「 ご主人もきっと 、 そのうち分かるはずですよ 。 」
「 でもご主人 、 頭悪いですもんね ー 」
「 お前よりだいぶ頭いいぞオレ !? 」
ケラケラ笑って言うから 、 オレはそう返して 。
「 そういうことじゃないんですけど !? ま 、 そ ~ ですね ~ … 」
変なことを言うな 、 と言い返すように。
「 その時がきたら 、 いつか話してやりますよ 。 」
そう言い 、 オレにその 綺麗な青色をした瞳でじっとこちらを見て 。
そいつは 、 オレに青色を渡して 。
そのディスプレイ端末から姿を消した 。
次に会ったのは 、 世話焼きだけどビビりな紫色 。
「 なんでいつもフード被ってんの 。 」
そう聞くと 、
「 誰かに忘れられないためだ 。 」
そう答え 、 その美味しそうなご飯だけを残し姿を消した 。
次に会ったのは 、 やっと目を合わせれた黄色 。
「 なんでアイドルなんてやってんの 。 」
そう聞くと 、
「 誰かの背中を押すためだよ 。 」
そう答え 、 その明るいステージを残して姿を消した 。
生意気だけど底が知れない灰色は 、薄暗い路地に 。
真面目だけどどこが怯えてる緑色は 、 深い深い森の中に 。
小さいなりに色々考えてる薄橙色は 、 どこかのデパートの中に 。
考えて考え尽くした水色は 、 真夏日の中に 。
オレのことを友達だなんて呼ぶ黄緑色は 、 どこかの学校の中に 。
色んな色を渡されて 。 オレは 。
パレットが綺麗な白になった 。
最後に出会った黒 。
みんな馬鹿だ 、 と嘲笑するように 。
沢山の色を持っているオレと
1色しかないお前だけで 。
最後に君が背中を押してくれて 。
やっぱり君は 、 ヒーローになれるよ 。 と
耳元で聞こえるはずの無い声が聞こえ 。
この突飛な物語は幕を閉じた 。
アヤノが目に焼き付いて離れません … 🥹 えいえんびっぐらぶ