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澄
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第4章 すれ違い
翌日。
あかねが教室に入ると、ボスキが一人で窓の外を見ていた。
「おはよう、ボスキ」
「……おう」
いつもより返事が短い。
「どうしたの?」
「別に」
「怒ってる?」
「怒ってねぇ」
「じゃあ、なんでそんな顔してるの?」
「普通だ」
明らかに普通ではない。
あかねは困ったようにボスキを見る。
「昨日から変だよ?」
「……お前には関係ねぇだろ」
その言葉に、あかねの表情が曇った。
「……そっか」
それだけ言って、自分の席へ戻る。
ボスキはその背中を見つめた。
「……違う」
言いかけた言葉は、声にならなかった。
コメント
1件
さくらさん、第4話読ませていただきました。 「お前には関係ねぇだろ」の一言が、すごく刺さりました……。明らかに違うのに“普通だ”って言い張るボスキと、引き際をわかって「そっか」で引くあかね。この距離感の描き方が、リアルで苦しいです。最後の「……違う」が声にならなかったところ、胸がぎゅっとなりました。続きが気になります!