転生したら皆が過保護だった

転生したら皆が過保護だった

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U-20日本代表vsブルーロック  試合当日

凛「(やっとここまで来た…心配しなくてもあいつらは強いし､何より…潔がいる…俺は潔の脇役にすぎないんだ…兄貴だって…俺より潔を選んだんだから絶対にそうだ…実際…俺が今世で世界選抜の奴らに勝ったりしたのだって…前世の知識があったからだ…結局俺は…誰かに縋って生きないと…何もできない欠陥品なんだ…)」

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試合終了

凛「(やっと終わった…やっぱり…皆兄貴と潔しか見なかったんだ…こんなんじゃ…また兄貴に捨てられる…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…)ｯ…ﾀｯﾀｯﾀｯ」

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個室トイレ

凛「ｵｴｯ…ｹﾞﾎｯ…ｵｴ…」

千切「凛〜どこだ〜？」

凛「ｹﾞﾎｯ…ｶﾋｭ…ｶﾋｭｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…」

千切「ｺﾝｺﾝｺﾝ…凛〜いるんだろ？鍵開けてくれ」

凛「ｯ…ｶﾞﾁｬ…」

千切「大丈夫か？」

凛「出てけ…」

千切「なんで？」

凛「汚い…から…」

千切「まだ全部吐いてないんだろ？全部吐いちまえ」

凛「嫌…見られたくない…」

千切「凛､後で話聞くからｻｽｻｽ」

凛「ｯ…ｵ”ｴ…ｵｴｹﾞﾎｯ…」

千切「ｻｽｻｽ」

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千切「全部吐けた？」

凛「ｺｸｯ…」

千切「とりあえずうがいしようぜ」

凛「ｺｸｯ」

千切「立てる？」

凛「大…丈夫…」

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凛「ｶﾞﾗｶﾞﾗ…ﾍﾟｯ」

千切「それで？何があった？」

凛「ｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…」

千切「どうした？どこか痛む？」

凛「違う…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

冴「凛〜」

千切「あ」

冴「…テメェが凛泣かせたのか」

千切「嫌､俺じゃねぇよ」

冴「凛､どうした､誰に泣かされた」

凛「あぅﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

冴「ｷﾞｭｳ」

千切「凛､もしかして体調悪い？」

冴「あ？」

千切「試合やる前からちょっと顔色悪い感じしてたんだけど…さっきだって吐いてたし」

冴「凛､体調悪いのか？」

凛「ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

氷織「凛くんと千切くん､こんなとこいたんや」

千切「あ､氷織」

凛「羊…にいちゃ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

氷織「どしたん凛くん､また誰かに何か言われたん？」

冴「どういう事だ」