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翡翠 「これは…あの時私が捨てたはずの『ウィッグと,男物の洋服…?』」
翡翠の母親 「ええ。貴方が大事にしていたものだと思って…取っておいたの。あの子に。梨乃亜に酷いこと言われ続けて,あの時の私はまだ,梨乃亜のことを信じてたから…それもあってあなたは捨ててしまったのよね…過去の,『自分を』『忘れるかの様に』《ほんとうの姿》ごと…。」
翡翠 「お母さん…気が付いてたんだ…私の事…。」
翡翠の母親 「当たり前よ。何年あなたの母親やってると思ってるのよ。お母さんはね,お母さんの思いを話すとしたらね?翡翠は翡翠のまま。あなたが思い描く様に貴方自身の『本当の姿』で,『有りの儘に《ありのままに》』生きて欲しいと…ずっと,そう願っているわ。」
翡翠 「お母さん…っ…。私…僕ねっ…ずっと怖かった…。梨乃亜だけじゃ無く…お母さんまで僕の事を…『否定』するんじゃ無いかって…。だからずっと言えなくて…ごめんなさい…。」
翡翠の母親 「良いのよ。じゃあ私はそろそろ帰るわね?鈴菜さん。翡翠を…『息子』を宜しくお願いします。」
翡翠 「お母さん…有難う。」
鈴菜 「はい。私がちゃんと責任持って面倒見ます。なので安心してお帰りになられてください。お母さん。」
翡翠の母親 「有り難う。じゃ,翡翠。また来るね。」
翡翠 「うん。お母さんまたね。」
鈴菜 「お母さん,良い人だね。」
翡翠 「うん,お母さんに『認めてもらえて』嬉しかった…。鈴菜も今日はありがとう。」
鈴菜 「うん。さ!今日はもう疲れたし,寝よっか!」
翡翠 「そうだね。今日はもう寝よう。明日,一緒に珈琲作ろうね」
鈴菜 「うん。作って一緒にピザトーストと一緒に飲もうね。じゃあまた明日。」
翡翠 「おやすみ。」
翡翠(今日は色々あって驚いたな…でもまさか,お母さんが僕の事を認めてくれて…理解してくれるなんて思わなかった…。明日改めて,お母さんにお礼の電話賭けようかな。取り敢えず今日は寝よう。お休みなさい。明日はもっともっと良い日になると良いな…!)