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おまけ(チャオ!)
“第三体育館組との小話かき集め”でぅぇす。
1.黒木赤 vs 月日灰西
実力と実戦経験にかなり差がある場合。
3年チームの黒尾の執着的なブロック、赤葦の精密なトス、木兎の強烈な一撃。
対して1年チームはセッターも居らず実力は未熟なので、全て西川がカバーしている。
木兎「あかーし!!!」 赤葦「木兎さん」
木兎の手にピッタリとハマるいいトス。
形成された強烈な一撃を、西川のお墨付きのレシーブで上げる日向。
が、やはりまだ未熟。かなり低い位置で弧を描くボール。普通は諦めるだろう。
だが西川にはそんなの関係ない。蛇のようにボール下へ潜り込み、真後ろにいるリエーフえとドンピシャトスを上げた。
灰羽「ライトー!」 『リエー・・・っフ!!』
黒尾「まっ、じデスカ、!」
運良くブロックを逃れ、1年チーム1点獲得。
灰羽「ッしゃあ!!!」 『ウシ!』
日向「ナイスー!!西川すげぇー!!✨」
『ニシシ!リエーフナイスキー!』
月島「ほんと、・・・よくあそこからオーバーでやろうと思うよね。楽しなよ。」
『いやー!難しかった!!大変!』
黒尾「全然難しそうじゃなかったんですケド」
木兎「ムキーーッッ!!」
赤葦「ゆりさん相変わらず凄いね、上手い。」
『京治さんも!ナイストスです!』
1年チームは1点すら中々取れないので、取れた時はこのように大騒ぎする。
まあこの後普通に3年チームの圧勝だった。
木兎「なハハハハ!俺さいきょー!!」
『むきーっっ!!!』 月島「ハイハイ。」
終わり.
2.黒赤月 vs 日木灰西
テンションにかなり差がある場合。
落ち着きチームは平均身長が高く、分析能力も優れていて安定の実力。
騒がしチーム基本調子にムラはあるが攻撃に特化していて、ムラも西川がカバー。
黒尾「赤葦ナイッサー」 月島「ナイサー」
赤葦が打つサーブは、日向狙い。
しかし今度はしっかりと西川の頭上にあげ、走り出す準備を整えた。それと同時に、西川はツーアタックを試みる。
が、いつの間にか真横に黒尾が跳んでいた。
黒尾「ハッハァー!」 西川(読まれてる!)
『なら”・・・っ、木兎さん!!』
さすが予測特化の落ち着きチーム。西川はずぐさま目線を大きく振るわれた木兎の腕へと移し、ボールを飛ばす。
月島「」 木兎「な”っ!!!」
が、それを更に予測した月島に完全なキルブロックを決められ、床に落ちるボール。
見事な頭脳戦、落ち着きチーム1点獲得。
黒尾「お、ナイスブロック!」 月島「はい」
『つ、月島くん!!』 月島「ん」
『すごいね!!すごい!!!私今ツー狙ってたのに!!よく分かったね!!!』
月島「え、あ、うん。」
黒尾「コラゆりサン興奮しすぎー。」
黒尾「てか黒尾さんも褒めてくださいよ。」
日向「西川ー!どうだった今のレシーブ!」
『ちょー良かった!打ちやすい!』
日向「ほんと!?や・・・!やったー!!」
点を取った落ちつきチームよりも、全然嬉しそうな騒がしチーム。流石だ。
この後かなりの接戦だったが、月島のブロックにより落ち着きチームの勝利となった。
『ハァ〜・・・!!!✨ 月島くん凄い!!!』
『また後で一緒にやろうね!!』
月島「え、無理。」 『なんで!?!』
終わり.
3.木赤灰月 vs 黒日西
現在最も全体の実力が均等な場合。
木兎チームは主砲の木兎に加え、背が高い2人。ブロックも攻撃も平均以上。
黒尾チームは主砲という主砲は居ないが、日向の攻撃力を実力派の黒尾と西川が最大限に引き出して戦う。
日向「ナイッサー!!」 黒尾「ナイッサー」
最初は西川のサーブ。日頃山口に教えているおかげで、ジャンフロをかなり極めた。
木兎「とれt・・・あれ!?!?」
グラグラ揺れながらコートに入るボール。
木兎が取れたかと思いきや、腕に当たった瞬間一気に伸びて飛んで行ってしまう。
月島「はぁ・・・!?」 『ニシシシシ!!』
灰羽「くがっ・・・!ふ”んっ!!!!」
そのままコート外に落ちそうな瞬間、謎の奇声を上げながら灰羽が飛び込み、長い腕で何とかボールを上げた。流石195。
赤葦はすぐに木兎を使うが、ここで出し抜かれないのが黒尾と西川。
黒尾がワンチをとり日向が上げる。綺麗に上がったボールに微笑んだ西川が、勢いよく飛び上がった日向ボールを上げ・・・
『』 赤葦「な”っ・・・」
・・・るかと思いきや、まさかのツーアタック。
それに気づいた時はもう遅く、ボールが床に着く。黒尾チーム1点獲得。
『ウシっ!』 黒尾「ハハハハハァ〜!笑」
日向「い、いま俺に上がるかと思った、!!」
『味方を騙してこそセッターだい!』
灰羽「せっかく上げれたのにぃ〜・・・!!」
赤葦「ナイス。流石だね。」
灰羽「え!?まあ俺はエースなんで!!」
月島「・・・・・・・・」 『ん?なぁに月島くん!』
月島「・・・今、どこまで計算した?」
『ニシシ!ツーアタックはね〜、リエーフがボール取ってから!』 木兎「マジ!?!」
終わり.
4.黒赤木月 vs 影西
日向と灰羽が観戦。4人対西川になり流石にということで野生の影山を捕まえた場合。
至極簡単に説明すると、
かなり上手い4人 vs バカ上手い2人である。
黒尾「あの・・・ほんとにやるんデス、?」
『はい!きっと楽しいですよ!』
『ね!影山!!』 影山「ん、ああ。」
最初は木兎のサーブ。強力なサーブを、なるべくそのままの体制で崩れず勢いを殺し西川は影山の頭上へとあげる。
影山は真顔で驚きながら、勢いよく走ってくる西川の手にドンピシャで運んだ。
灰羽と月島のブロックをかいくぐり地面へ、いや、黒尾の両腕にボールを打付ける。
黒尾(ぼ、ボールいってぇぇ・・・)
『うがーーっっ!!✨』
黒尾の完璧なレシーブに興奮しながら、西川はコート上に激しく目を泳がせる。
赤葦が木兎のフェイントを挟んで月島に上げるも、それを読んでいた西川がゲスブロックで跳び上がりボールを落とした。
『ニシシ!!!』 月島「っ・・・!!」
怒涛の展開によりバカ上手チーム1点獲得。
影山「西川ナイスキー。」
『影山ナイストス!やっぱすごい!!』
『こう手のひらにビタって!!』
影山「お前も凄かった。」 『フハハハハ!』
木兎「嘘だろ・・・こんな人数差なのに・・・!」
黒尾「第一自分で拾って自分で打つ前提なのがおかしすぎるんだよな。」
『これちょー楽しいですよ!!!』
月島(・・・・・・・・・・・)
月島「・・・チョット、後で練習付き合って。」
『え!!もちろん!!!』
終わり.