チャイムがなって、先生が中国の麻婆豆腐を、食べるために窓から出ていった
「マッハ20だから」
「麻婆の本場四川省まで10分くらい」
「確かにあんなもんミサイルでも落とせんわな」
そんな時三村くんや前原くんの声が聞こえてきた。
「ま、でもさ」
「所詮俺らE組だしな」
「頑張っても仕方ないけど。」
そう。ここは「エンドのE組」
進学校であるこの学園のレベルについていけなくなった人達。成績不振や素行不良の人達が送り込まれるクラスだ。
昼休みの後は古文の授業。
先生は私たちにすごい課題を出してきた
「お題に沿って短歌を作ってみましょう。ラスト七文字を“触手なりけり”で締めてください。書けた人は先生のところに持ってきなさい。チェックするのは文法の正しさと触手を美しく表現出来たか。」
「できたものから今日は帰ってよし!」
「えぇ〜!」
『触手だったのだなぁって』
「先生、しつもーん」
「…なんですか、茅野さん」
「今更なんだけどさぁ、先生の名前なんて言うの?ほかの先生と区別する時不便だよ〜」
「名前、ですか。名乗るような名前はありませんね。なんなら皆さんでつけてください。今は課題に集中ですよ」
「はーい」
名前、ねぇ。そんなことを思っていると、先生の顔が黄色から薄いピンクに変わった。
『(この先生面白いな〜顔の色変わるの)』
そんなことを考えてたら、渚くんが席から立ち上がった。
「お、もうできましたか。渚くん」
『(あ、渚くんナイフ持ってる)』
「(…渚、殺るきか!)」
渚くんがヒュッとナイフを先生に突き出した。が、その手は先生によって止められた。
「言ったでしょう。もっと工夫を…」
そんな時渚くんはフワッと先生に抱きついた
「しまっ!」
「「(BB弾グレネード、!!)」」
バーンと言う爆発音と共に対先生BB弾がすごい勢いで飛び出した。
「『渚!!』」
私は渚くんの元に駆け寄った。
『え、?なにこれ』と皆に聞こえない声で呟いた。
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