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「レンなんで言わなかったん。」
「言う必要がないかと思って。」
「幼なじみくらい隠し事はやめてよね。」
「別に隠してないよ。」
シューの美しい瞳には、どんな感情でも言い表すことが出来ない何かが見えたいた。
「なんでそんなに怒るのさ。」
今まで怒ったことはほぼなかったのにな。
俺は戸惑うしか無かった。
「知らないレンがいたのが悔しかったの。別に怒ってない。」
俺らはただの幼なじみなのに。
「ごめんな。シューはほんとに俺のこと好きよなw」
「、」
彼女が小声で、「そりゃそうでしょ。」って言っているように聞こえたのは、多分空耳だろう。
俺はシューの唯一の幼なじみであり、
シューの色んな感情を見ることが出来るのは、
俺だけだ。
彼女が、
笑ったり怒ったり悔しがる表情を見ていると、
少し、愛おしい、なんて思えてしまうのは、
きっと気のせい。
この気持ちには、蓋をしなければならない。
俺が恋をすれば、
俺自身もその相手も、
傷つくことになるから。
恋の病は、自我を取り戻すまで治らない。
それを僕だけは決して、忘れてはならない。
「あ、そうだ。シュー、今日泊まってく?」
「泊まる。なんか材料ある?」
「冷蔵庫になんかあるかも。」
「じゃあ、そこから適当になんか作るね。」
「マジでありがとう。」
「別にwいつものことでしょ。」
「うんwいつものことだな。
じゃあ、いつもありがとう。」
「ふーん。別に。」
「照れてんなw」
「照れてない。」
ずっと、この時間が続けばいいのにな。