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最近体育体系男子になりたいと強く思うことがある。
そのために筋トレを始めた。
去年のエイプリルフールに嘘を一つついた。
友達にLINEで、「入院した!」と送ったのだ。
どうせ騙されないだろうしなんでもいいやと思っていると、
「え!?大丈夫!?無理しないでね!」と来たのだ。
まだ騙されるのなら「そっかー大変だねー」などと他人事のように言ってくれればいいのに。
なぜこんなに親身になっているのか。
僕は不快に感じた。我ながら我の肉体が弱いことに気づいた。
そもそもこんなにも体育体系になるために努力をしようとし始めたのは
このエイプリルフールではなく、三島由紀夫のためである。
三島由紀夫もはじめは僕のような病弱な人であった。
だがいつしか筋トレを始め死ぬ直前までムッキムキなマッチョマンの変態になっていたのだ。
それに死に方もよく僕は言っているがかっこいい。
切腹なんていかにも男らしいくて潔い。
爺さんになって病気になって病室の片隅でもがき苦しみながらのたれ死ぬよりかっこいい。
またやはり太宰治のような愛人と心中よりも数倍かっこいい。
命という限りあるものをさも贅沢に一発で使い果たすだなんてかっこいい。
いつしかこのような男に僕はなりたい。だから鍛えるのだ。
二つ目の理由は周りから病弱者と思われたくない笑われたくないからだが。