アイラ「遊覧飛行行かない?」セレン「いいね!」
私達は、空港に向かった。
セレン「これが、アイラの機体?」
アイラ「ええそうよ」
私達は、ヘリに乗り込んだ。
晴れ渡った空の下、光り輝く海を見下ろしながら、私たちは美しい山々の上を飛んでいた。
セレン「うわ〜綺麗な海ね!」
ヒュ〜〜(風切音)
ピー、ピー、ピー
「Rotor Low, Rotor Low」
アイラ「ま、まずいわね」
操縦士「捕まってくださいセレンさん」
私は、心臓が浮かび上がるかのような感覚になった。
機体は大きく沈み込み、山の木々が目の前に迫った。
アイラ「う!くぅ〜、、。」
セレン(何、山が近くなってきている?)
アイラ「ふん、ぬっ!」
機体は激しく揺れ、山が近づいていた。
アイラ「はー、はー、はー」
操縦士「なんとか助かりましたね」
アイラ「ええ本当に。生きているのが不思議なぐらいよ」
セレン「な、何が起きたの?」
アイラ「プロペラが停止しかけたの。
あのまま回転が止まれば、ヘリは石みたいに落ちていたわ」
アイラ「もう大丈夫よ。緊急連絡もしてあるし」
その時、ヘッドセットからノイズ混じりの焦ったような声が聞こえてきた。
『……こちら〇〇アプローチ、アイラ機、応答せよ! 現在地と状況を報告されたし!』
アイラは震える手でマイクのスイッチを入れた。
アイラ「こちらアイラ機……エンジン不調、オートローテーションにて復帰。現在、水平飛行を維持。救助を願う……」
私は、背筋が凍った。
私は、膝を折って座り込んでしまった。
セレン「良かった」
すると、救助ヘリが私たちを家へと運んでくれた。
セレン「疲れた!」
アイラ「ええ、本当に」
私たちは、なんとか生き延びることができた。
この命が続く限り、人間としての尊厳を忘れてはならないと改めて思わされるのだった。






