コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「優歌~!!」
「うわ、どしたの。」
「ただ話したいだけ。」
「う~ん…いつも話してると思うけど…」
今日のレイはものすごく元気だ。いつもなら私が声をかける事が多いのに。何か良いことでもあったのだろうか?レイの事だから服の新商品が出たとか…?
「優歌…抱き付いてい?」
「え?い、今はいいかなぁ…。学校だし」
「ムゥ…」
ちょっとこっちが恥ずかしくなってきた。
あ、そう言えば。この間お泊まりの時にレイが言ってた昔の友達って誰だろうか…昔ってことは今は友達…なのかな?聞いてみようかな。
「ねぇレイ。この間言ってた「昔の友達」なに?」
「昔の友達?広瀬ちゃんの事?」
「ひろ…せさん?」
レイとはいつも一緒にいるけど、友達の名前なんてちゃんと聞いたこと無かったかも…。
それに広瀬さんって方は中学の時、親の都合で違う学校に行ったらしい。それでたまたま私がすれ違い(?)でレイのいる中学校に入ったとか…。
「ん?あれ?レイ?」
「ん?」
後ろから声をかけられた。聞いたことの無い声…私が後ろを振り向くと、そこには見知らぬ女性がおり、隣に居たレイは少し嬉しそうな顔をして居た。もしかしたらこの方が…
「レイ!お久しぶり!」
「広瀬ちゃん!」
この方が広瀬さん?凄い男の子っぽい姿をしてる…でも、レイが言うには、女の子って言ってるし…これはもしやあれか?クール系女子って言うやつかな…?
「君が…レイのお友達?」
「ど、どうも」
「でも、広瀬ちゃん、学校ここじゃなくない?」
「うん、ちょっと用事があってきた」
「そうなんだ」
喋り方も少し男の人っぽい感じだ…
「久々に会えただけで嬉しいよ!」
「ごめん、僕、この後も用事あるからまたね」
「またね。広瀬ちゃん」
…