コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「ごめんください」
私が店番をしていると知らない人?が店に来た
知らない人は頭に角を一つ生やしている女の人で和風の軍服みたいなものを着ていた
鬼の軍人さんかな? と思っていると
「お嬢ちゃん。椿の旦那はいるかい?」
鬼の軍人さんが聞いてきた
「椿さんは今用事で居なくて……」
「そうかい。なら少し待たせてもらうよ」
「えっと、あっはい……」
どうしよう。 椿さんからは追い返せって言われてるし……この人は妖怪だからバレたら殺されるかも……
私が悩んでいると
「その様子じゃ椿の旦那に追い返せって言われてるんだろ」
「はい……」
「椿の旦那らしいや。でも私にも用事ってもんがあるから待たせてもらうよ」
「はい……」
「待っている間、雑談でもしようじゃないか」
「いいですね」
「私の名前は綺羅。正真正銘の純粋な鬼族よ。お嬢さんは?」
「私の名前は小夜です。種族はえっと……」
「種族は人間だろ、知ってるよ」
どうしよう、人間っていうことがバレてる……
「ただいま〜。おっと客がいる いらっしゃいませ~、って綺羅か」