コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私は小声で
「どうしよう私が人間ってことがあの綺羅っていう鬼の人ににバレちゃった……」
「綺羅にか?」
「うん」
「なら大丈夫だ。綺羅は保護派の妖怪で俺も信用しているから」
「ほんとに?」
「本当さ。で綺羅はなにか用事とかがあるんだろ」
「あるわよ。明日明後日、南の町で夏祭りをするから言いに来たの、小夜ちゃんにもいいでしょ!」
「夏祭りか……いいな。小夜が行くなら俺も行くよ、小夜は行きたい?」
「食べられるかもしれないから怖いけど行ってみたい!」
「じゃあ決まりだな!綺羅も一緒に行くか?」
「私は祭りの日は警備があるから行けないの。」
「残念だ……」
「私は行けないからお土産に綺麗な簪を買ってきてほしいわ。よろしくね」
「珍しくいい情報を持ってきてくれたと思ったら簪か…いいぞ買ってきてやるな」
そんな二人の話を聞きながら私は
妖怪の世界の夏祭り……楽しそうだな と思っていた