テラーノベル
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翌朝、早朝
まだ夜も明け切らないうちから修行の準備だ
早くしないと時間が来てしまう
ロウさんを起こさない様にそっと布団を抜け出す
身支度を整えカバンに必要な道具を入れ込む
その中から紙でできた式神が俺の手に触れると勝手に寝床の障子に張り付いた
「え‥‥なんだよ勝手に」
俺はそいつを引き剥がすとカバンにしまう
その時障子越しにロウさんの声が聞こえた
「‥‥っ‥‥‥‥ぁ‥‥‥‥」
‥‥‥‥え?
ロウさん?
まさか1人で‥‥
いや、今は時間がないんだった!
俺は慌ててロウさんの家を出る
ロウさんだって男だし、そんな事だってあるだろう
これから化け物退治なんて行かなければ、俺がたくさんしてあげられるのに‥‥
なんて邪な事を考えながら師匠との待ち合わせ場所に向かった
仕事を終え、家に帰宅する
そこにはいつものロウさん
食事を済ませ風呂に入る
そして日課のオトモと遊び寝床に入った
一緒の布団に入るとロウさんが口を開いた
「お前さ‥‥この家に置いてある物ってみんな祓ってあるよな」
「祓うって邪気ですか?」
「うん」
「依頼品は全部祓い済みだけど‥‥どうかしました?」
「‥‥近頃この辺に何か感じて」
「え、ロウさん見えないんですか?」
「俺が能力不足だって言いたいのか?」
「いや、そうじゃなくて!」
「‥‥‥‥お前が何も感じないなら良い」
「‥‥俺は特には」
「そうか。もう寝よう」
そう言うと俺に背を向けた
ロウさんの髪の毛がサラッと枕に流れる
その髪の隙間からうなじが覗く
俺は朝の事を思い出してそのうなじに指で触れた
ロウさんの身体が小さく跳ねる
そして振り向く事なく俺の指先を掴んだ
俺は身体を寄せ、そのうなじに唇を這わせる
「‥‥っ‥‥北見‥‥」
「なんですか?」
「お前今日の朝‥‥」
「朝?」
そう言うと振り向いて俺の目を見た
何かを確かめる様に‥‥
「どうかしたの?」
「ん‥‥いい。なんでもない」
そう言うと俺の首に手を回してロウさんからキスをせがんで来た
こんな事珍しい‥‥
「‥‥北見‥‥っ‥‥んっ‥‥」
「‥‥ロウさっ‥‥んっ‥‥どうし‥‥」
「あっ‥‥北見っ‥‥」
こんなに甘えてくれるなんて俺の理性が飛んでしまう
合わせた着物の隙間から手を入れる
太ももから後ろに手を回し後ろの孔を早急に開く
「ああっ!‥‥北見っ‥‥」
「なんか今日俺の名前いっぱい呼ぶけど、どうしたの?」
「んっ、北見‥‥っ‥‥あっ」
俺の名前を必死に呼ぶロウさんが可愛くて何度もキスをする
そして脚を割り込み俺を捩じ込んだ
「あぅっ!‥‥ぁ‥‥あ、あ‥‥!」
「っ‥‥ロウさん‥‥力抜いてっ‥‥」
「‥‥北見っ‥‥あっ!‥‥きた‥‥っ‥‥」
縋り付くロウさんを激しく揺らし、奥まで貫く
俺はロウさんと繋がっている事にしか気が向いてなかった
ロウさんの瞳が何度も訴えていたのにも関わらず‥‥‥‥
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コメント
2件
こ、こや 何を訴えているんだろう?寝不足にも関係あるのかなᐡ= ̫ =ᐡ💭 こや が甘えるなんてあんまりないですからね...続き楽しみです✨️