② 宮侑(侑)
夜遅く帰ると、
リビングのソファで🌸が侑のジャージを抱きしめて眠っていた。
「……何してんねん。俺の匂い恋しなったんか?」
口元が勝手に緩む。
普段強気な侑の独占欲が一気に膨れ上がる。
彼は彼女の頬に触れて、低く囁く。
「俺以外のもん抱いて寝るなよ。俺がおる」
服をそっと引き剥がして、自分の腕に入れ替える。
眠る🌸の指が弱く侑の服を掴む。
「……侑、どこ行かんといて……」
侑は一瞬で陥落した。
「っ、行かん。ずっとおる。寝とれ」
誰にも渡さない。そう思いながら強く抱きしめた。







