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家に着いた僕は直ぐにベッドに寝そべった。
ああ、明日、学校行きたくないよ、朝なんて一生来んな。
涙を流したまま、僕はその日寝落ちた。
krh_んあ……眩しい……。
僕の願いは届かず、太陽は構わずに上っていたようだ。
渋々、諸々の用意をして学校へ向かう。
そして、クラスに向かう途中、grgnが目に入った。
あっ、grgnがいるっ。
krh_grgっ……。
慌てて口を閉じた。
ダメだ、こんな人目のあるところで。
迷惑かけちゃう。
幸いにも、grgnは僕の存在にまだ気づいてない。
もう、さっさと教室に行こう……。
俯きながら、とぼとぼ歩いた。
すると、何やら見た事のある人影がある。
……ん?あれは……?
ぽつりと呟く。
krh_mrtnか……?
そう、なんとmrtnが立っていたんだ。
き、昨日のトラウマ……!
mrtnは廊下の壁に寄りかかっている。
ほんとにこいつは、なんで毎度邪魔なところにいるんだよ……!
しかし、クラスに行くためにはmrtnの前を通り過ぎるしかない。
mrtnは誰かを待っているのかな。
仮にそうだとしたら、どう考えても、それは僕だよね。
もうあんな嫌な奴と話すなんて嫌だぁ。
そう思ったが、僕を助けてくれる人はいない。
自分で、どうにかするしかないんだ。
grgnとkrksを頼りきりにしちゃだめ。
自分の力で、解決しよう。
僕は恐る恐るmrtnに近づく。
僕の存在に気づいたmrtnは、少し疲れてそうに見えた。
mrtn_あ、やっと来た。いつ来るか分かんないからもう1時間は待ってたんだよね。
む、なにそれ、僕が来るのが遅いって言うの?
krh_僕、待ってほしいなんて頼んでない。
強気にそう返すと、mrtnは面食らったようになり、優しく笑った。
mrtn_なんだ、意外と元気じゃん。
ドキッと心臓が鳴った気がした。
な、なんだ、mrtnもそういう風に笑えるんだ。
妖艶に笑うmrtnは僕の知らないmrtnだった。
mrtn_ま、ここじゃ人目あるし、とりあえず裏庭行くよ。
mrtnは軽やかに僕の手を取り、リードする。
わわっ!
優しく引かれる手にしょうがなく着いていく。
krh_急に何?昨日までの態度と全然違うじゃん。
そう怒ったように言っても、僕の心はずっとドキドキしていた。
ほんとに違いすぎるって、昨日はあんなに怖かったくせに。
なんで、今はこんなに優しいんだよ。
意味わかんねえ。
mrtnは歩きながら、うーんと上を見る。
mrtn_別に昨日だってそこまで怒ってた訳じゃないよ。ちょっと脅してみただけ。
脅し?
それはもしかして。
krh_……lor軍団が崩壊しないように?
mrtnは頷く。
mrtn_lor軍団は俺が俺らしく居られる場所だから。どうしても壊したくない。
切なげなmrtnの横顔はとても綺麗だった。
それはmrtnの心からの思いなんだろう。
でも、でもね、僕もgrgnとkrksとお友達で居たいんだよ。
そう思ったが、今のmrtnを見ていると、とても言える状況ではなかった。
僕の願いは、同時に誰かの願いを壊すことになるんだ。
その後は無言が続き、気付いたら裏庭に着いていた。
mrtn_俺はお前に聞きたいことがある。
真剣な眼差しだった。
krh_……答えられることだったら答えるよ。
これが、今誠実に向き合ってくれているmrtnに返せる精一杯の言葉だ。
mrtn_今、お前ら3人は何をしようとしてる?それはlor軍団にどう影響する?
……言っていいのかな、勝手に。
一瞬迷ったが、ここで言わないときっとダメだとも思った。
目には目を歯には歯を、誠実には誠実を。
krh_僕は今lor軍団に入ろうとしてるんだ。2人には、そのための対策を協力してもらってる。
その言葉にmrtnは息を飲んだ。
沈黙が続く。
mrtn_……出来んのか?
mrtnからやっと絞り出された言葉だ。
その言葉に強く頷き、真っ直ぐ見つめる。
krh_絶対やる、決めたからには絶対。 僕はこのままlorの思い通りになるつもりはないし、学園も辞めるつもりもさらさらない。そのためには、lorに僕の力を認めさせるんだ。
mrtnは少し腕を組み、考える素振りを見せた。
そしてニヤリと笑う。
mrtn_まあ……、やれるもんならやってみろよ。いっとくが、ここに来るのは超大変だからな。
その舐めた反応!
無理だと思ってるな、mrtn!
krh_僕は真剣だからね!
フン!と意気込むと、mrtnは目を細める。
mrtn_ほんとかなぁ、大変だよぉ?
出た!昨日のmrtn! 嫌味な感じのmrtnだ!
さっきまでの優しさはどこいったんだよ!
krh_頑張るもん!grgnとkrksもいるし!
mrtn_でもさぁ、あの二人だけでlor軍団に入れるの?
krh_ッめちゃくちゃ頑張るもん!
mrtn_それよりもっと確実な方法があるのに?
思わず言葉が止まる。
え、なにそれ。
lor軍団に確実に入れる方法なんてあるの?
僕の期待する眼差しを受け、mrtnはニヤニヤ笑った。
mrtn_俺もkrh達の仲間に入れたらいいんだよ。協力してあげる。
時間が止まる。
……は?
mrtn_俺とも友達になろうじゃん、krh?
……。
krh_はああああああああ!?
コメント
4件

ぐわぁー 友達増えたー! 今回も最高でした✨

うわぁあっぁ!!めちゃくちゃ好き!!