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まるでストロベリー味の錠剤みたいだ

♥

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2024年04月13日

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モブゴー ドスゴー シグゴー

男性妊娠 殺害シーン 死ネタ 精神崩壊 薬物中毒

躰売り描写あり

この話には過激な表現がありますので、そういったものが苦手な方はブラウザバック推奨します



一つ御伽噺をしようじゃないか。

私は、昔から父さんから変な事をされてる

そう!性的暴行だ。きっと母さん似で顔の整っていて幼いから、だと思う

痛くて、怖くて、苦しくて私は其れがだいっきらいだ

母さんは何にも知らないから、僕が耐えればいいんだ、

「ひッ、……………やだ、やめて、……」

おもちゃとして過ごす毎日で僕の心の支えは”チョコレート”だった

父さんはまともにご飯を食べさせてくれないから家の中をさがしていたらたまたま見つけたの!

それはとってもおいしくて、楽しかった!

だからおなかがへったらチョコレートをたべるんだ。

そうしたらお友達と会えるから!!

「あぁ”……ぉ、」

躰を売って。


とある日

「大丈夫ですか?随分と窶れていますが、」

憂鬱日々が変わるきっかけになったのが、ヒョードル君だった。彼は路地裏でセックスした後捨てられていた僕を拾ってくれたのだ

格好良かったなぁ、

彼に惹かれ、彼の事を考える事が生活の一部となっていた頃、一つの本を見つけた

「黒魔術…?」

もしかして、大人になったら僕のことを見てくれるかも、

そんな時、孕んだ

男だからとコンドームすら買って貰ず幼少期から父親の酒の為に身体を売って来た僕を嘲笑うように、それはお腹を蹴った

「きもち、わるい、」

こんな私じゃ、嫌われちゃう、、其処に目に飛び込んで来たのは大人になる方法の材料だった

「赤ちゃん…?」

はは、手間が省けた、

「おい!お前、何やってんだ!!」

目覚めると血塗れの部屋の中で私は蹲っていた

「黙ってよ。糞野郎が」

今までの恨みを晴らすように何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も震える包丁で父さんの腹を刺したぐちゃぐちゃになって、わかんなくなるくらい

「お前なんかッ、大嫌いだ!!!!!」



ヒョードル君が、いなくなった。

「あ、おくすり、きれちゃう、またかわないと、」

知らない誰かに犯された金を差し出して、またお菓子をたくさん買おう

彼が居ない苦しみを埋めるように。

「本当に、それで良いのか、?」

薬物を止めるように心優しい彼の幻覚が見える

はは、つかれてるのかな、

「良いって、何が?羨ましいよ。君は”普通”だから

私は彼に似合う”普通”になりたいだけ」

明らかに人間じゃない何かが此方を囲んでる

化け物みたいな、何か

厭、人間か

「…………違うんじゃないか、?助けてほしいんだろ、

辛いなら辛いって…「辛くない!!僕に触れないでよ!!

幻覚の癖に!!!さっきからなんなの!!!黙れよ!僕は今、幸せなの!!!」

地響きと共に地面から生えてきた腕が、彼の身体を掴んだ

彼等は僕の背中を押す

「そうだ!歯向かうそいつを殺せ!!」

「ほら、ナイフでなぞるだけ!!」

何処か苦しそうで、悲しそうな彼は此方をただ、見つめていた

「すまない…………、助けられなかったな…、ニコラーシャ、」

彼はそう言い、死んだ筈なのに消えなかった

でも、触れたらなまぬるいんだ

まるで、本物みたいに

「貴方………自分の恋人を何故殺したんですか、?」

訝しげな表情をした彼は問う

「ぇ………、は、いや、ちがうの、これは、!!」

が、否定したことで見限るように背中をみせる

「待って!!」

必死の抵抗虚しく、彼は最期に冷淡な睨みを送り付けさっていった

「ぼくが、しぐま、……くん、を、…?う”、ああ”あ、あああああああ”ああ”!!!!ごめんなざい!!ごめんなざ、!

ごめんなざい、ごめんなさい、ごめんなさい!!!!」

そしてまた、現実から逃れる様にお薬をたくさんのむんだ

「そんなの、辛くないか、?」

すべてを聞いて顔を曇らせるきみに、僕は言った

「そんな事ないよ?だって、今私が話してるきみだって…」

fin

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