注意:嘔吐表現あります
チュンチュンッ!
「…ん、もぅ、朝?」
ないこは目を覚ました。
「今、何時だろ…」
時計を見ると、6:30分を示していた。
隣を見ると、夜よりは少し落ち着いたりうらが寝ている。
「…今日、病院行こうねぇ…(小声)」
ないこはボソッとつぶやいた
ガチャッ!
「ないこ、起きてるか?」
部屋にアニキが入ってきた。
「アニキ、おはよ〜!」
「大丈夫か?ちゃんと寝れたか?」
「まぁ、なんとか…」
アニキとないこが二人話しているうちに、りうらが起きた。
「…んっ…ない、にぃ…?」
「ッ!りうら、!無理しないで!」
ないこは、りうらの体を優しく支える。
「…んぅ、ゆうにぃ…おはよ、ないにぃも…」
「おはよ、りうら!」
アニキは優しく話しかける。
「ないこ、りうら着替えさせといてくれないか?俺はみんな起こしに行くから!」
「分かった!」
ガチャッ!
ないこは、りうらを着替えさせる。
「…ん゙ぅ、やぁ…」
「ごめんねぇ…少しだけだから…」
りうらは抵抗するが、熱があるせいで動きがおぼつかない。
「よしっ!お着替え終わり!」
着替えが終わったので、おんぶしてリビングへ向かおうと思ったが
「…ん゙、ないにぃっ…おえぇ…」
りうらが口をおさえ、嘔吐いていた。
とっさにないこは、近くにあった袋をりうらの口元に近づけた。
「りうら、ここに吐いていいよ…」
ないこがりうらの背中をさすりながら言う。
「おえっ…ハァハァッ、う”うえぇ…」
朝から何も食べてないので、嘔吐くだけで胃液しか出てこなく、あまりにも辛そうだった…
「りうら、水飲める?」
そう聞いた瞬間ー
「ごぽっ…!おえ”ぇっ…う”、ハッ…うえ”ぇっ…げえぇ…ゴホゴホッ」
一気に逆流してきたものが勢いよく吐き出された。
サスサス…
りうらの背中をさすっていると、段々と背中が熱くなっていくのが伝わってきた。
(夜より熱が上がっていたら、どうしよう…)
りうらの口元を拭き、体温計を取った。
ぐったりとするりうら。熱を測るため、脇に体温計を挟む。
スッ!
pppp.pp!!((スッ!!
「どれどれ…(._.)よ、40.8℃?!夜より上がってる?!!」
(早く病院行かないとなぁ…)
慌ててりうらをおんぶして、リビングへ向かった。
どうでしたか?
次回も♡1000!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
コメント
9件
めっちゃ面白いです☺️ 再現が高くて、読む手が止まりませんでした🤣🥰️
感想貰えたら嬉しいです。