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第三話
「自分の世界」
※キャラ崩壊、迷子口調注意
指輪をつけて、屋敷に帰ってきた、そこにはボスキが待っている
「ただいま、ボスキ」
「あぁ、おかえり主様」
「はぁ…疲れた…」
荷物をおいて、着替えようと思った時、無意識で気付いていなかったが弓道具を持ってきてしまった
「あ、持ってきちゃった、あっちにいつも置いてきてるのに」
「なんだ?これは」
「弓」
「弓?なんでそんなの持ってんだ」
「俺の国の文化で、弓道っていうものがあってな、弓を引いて的に当てる競技でな」
「へぇ…面白そうじゃねえか」
「普通の弓と違って、これは和弓って言って少し特殊なやつなんだ」
「扱いが難しいのか?」
「ん〜、弓によるかな」
「そうなのか」
「…なぁ、ボスキ」
「ん?」
「…あのさ、ボスキは俺に好きな人がいたらどうすんの?」
「そうだな…素直に応援するだろうな」
「…そっか…」
「じゃあ、もし、その俺の好きな人がハウレスだったら?」
「…認めねぇ」
「え?」
「なんでもねぇ、やっぱ忘れろ」
「え、あ、うん」
(どういうことなんだろう…)
夜ご飯の時間になりボスキと食堂に行く
「今日の夜ご飯なんだろ」
「肉だといいな」
「それはボスキが食べたいものでしょ」
「…野菜とかたまには食べなよ、一口だけでもいいから」
「野菜は食べもんじゃねえ」
「食べ物だ」
食堂につき、ロノの作ったご飯を食べる
(やっぱ安定して美味しいな…)
「…」【黙食】
「主様って黙って食べるよな」
「会話する相手がいれば喋るけど、だいたいあっちの方でも1人で暮らしてるから黙食だから癖になっちゃってるんだよなぁ…」
そう言いながら俺は野菜も食べる
「よく野菜食べれるな」
「普通は食べるものなんだよ」
「野菜は食べるものじゃねぇ」
「好き嫌いは良くない」
そして食べ終わる
「ご馳走様でした」
俺が食べ終わり、次は執事のみんなが食べる番だ、みんなが食べてる姿を見ながら今日の課題どうやってやろうかなって考えていたら、ボスキが野菜を避けて肉だけを食べているのを見る
ボスキに近づいて言う
「野菜もちゃんと食べないと」
声をかけられてびっくりしたようにこちらを振り向く
「んだよ、主様か…」
「ふふ、野菜をよけて食べてるボスキを見てな」
「野菜は食わねえ」
「ダメだってば」
「ほら」
フォークで野菜をとってボスキの口に近づける
「俺からの、やつは食べないとな?」
「ぐっ…」
躊躇いながら食べるボスキを見て可愛いと思う
「…不味い」
「不味くても食べんの」
「ほら」
次はプチトマトをフォークに刺して口に近づける
渋々また食べる
「安心しなよ、俺もトマト嫌いだから」
「でも主様は食うんだろ?」
「だって作ってくれたロノや農家さんに悪いじゃん」
「あ、そうだ、ロノ 」
俺はいいことを思いつき、ロノに声をかける
「主様!何かあったんすか?」
「厨房って使っていい?」
「いいですけど…何か作るんすか?」
「そう、ちょっとね…」
厨房に入り、じゃがいもときゅうり、人参を出して、じゃがいもは優しく水で洗って、包丁で切込みを入れる
そしたら、水を入れた鍋の中に入れて火をつけてふやかす
その間に、きゅうりは薄く切って、人参は1cmくらいの四角に切って
そしたらふやかしたじゃがいもをざるで水を切って、切込みを入れたとこから皮を向き、ボウルに入れたらじゃがいもをすり潰す
滑らかになるまですり潰したら、切ったきゅうりと人参を入れて混ぜる
そしたらお好みにマヨネーズなどを入れて味付けする
そしたらポテトサラダの完成
「できた〜」
これをボスキの元に持っていく
「ボスキ」
「はい、これ」
「ポテトサラダだから食べやすいでしょ?」
「そういう問題じゃねぇ」
「でも俺が作ったやつだぞ?」
「それは…」
「食べなきゃな」
「…」
「まぁ食べて見ればわかるって」
嫌な顔しながらボスキは一口食べる
「…!」
「どう?」
「…うまい…」
「だろ〜?」
「ボスキが食べれるように少し工夫をしたからな」
「これなら食えるな」
「なら毎回作ってやろうか?」
「それは遠慮する」
「え〜…」
そうやって話しながらボスキが食べ終わり、部屋に戻る
「にしても主様料理できたんだな」
「それどういう意味で言ってる?」
「まぁいいけど…ってか両親と離れて暮らしてるから普通に家事全般できるけど」
「そうなのか」
「っていうか明日学校休みなんだよね」
「だから、さ、ボスキ」
「二人で街に出かけに行こうよ」
「わかった、明日な」
「いえーい」
ボスキとの2人きりのお出かけの約束を取り付けることが出来た、むちゃくちゃ嬉しい
だがその時
「ッ?!」
自分の方の世界にある自分が管理している神社に張っていた結界が破られる
「どうした?」
「…ごめん、席外す」
そして指輪を外して自分の世界に戻る
次回
「壊したはずの神社」