2・14❤️side
今日はオフなので俺は家にいる。
でもちっとも嬉しくない。気晴らしに買い物にでも行こうかと支度をしていると
ぴんぽん
インターフォンが鳴った。
ガチャ…🚪
翔太だった。
なんだかもじもじしている。
俺は怒っていたはずなのに、翔太が来てくれたことが嬉しくて、そんな気持ちは吹き飛んでしまった。
💙…おはよ
❤️翔太?なんで…仕事は?
💙すぐ行くけど、これだけ
翔太は、恥ずかしそうに赤い包み紙をおずおずと差し出した。
❤️これは?
💙チョコレート
❤️え?
頭の中が追い付かない。チョコレート?なんで?
💙バレンタイン。初めて作ったから、照に手伝ってもらった
見ると翔太の指には絆創膏が何枚か貼ってある。
もしかして、この傷はその時の…?
俺の視線に気づいた翔太が、照れくさそうに言う。
💙あ。結構苦労したんだよね
❤️翔太…
💙あんま見んな///
❤️……
💙それと…変な誤解させて悪かったな
半ば強引に俺の手にチョコレートを押し付けると、翔太は遠慮がちにキスをした。
💙じゃ、行ってくる
去ろうとする後ろ姿を俺は慌てて引き止める。
❤️え、好きすぎるんだけど…
💙ばか。
❤️疑ってごめん…
💙…でも…本気で怒ってくれた時、ちょっとだけうれしかった
❤️翔太
我慢できず、耳たぶにキスしようとしたが、身体を捻じられて避けられてしまった。
💙時間ないから、続きは後でね?
翔太はそう言って笑って、無情にもドアが閉まる。
いやもう毎日翔太にはときめかされてばかりだ。 俺、翔太とずっと一緒にいたら、早死にしちゃうかも…。
ともかく今夜は最高のバレンタインになるに違いない。
おわり。
コメント
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続きが気になる🤭
バレンタインって…素敵だなぁ…(?)