萎学→{}
レオン→「」
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今日は……………皆さんと初めての旅行、?に来ています、!
ここは…おんせん、?と言う所らしいですね……
旅行は行ったことがないので楽しみたいです!
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今日はおんせん、?に来ている。レオンも楽しそうにしている。
今回の目的はレオンを休ませること。こうでもしないと家にいる限りはずっと仕事しかしないからな。
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数分後。施設内に入った所で萎学君が皆さんに
{今日から2泊3日の旅行の始まりだ!}
と言ったようですね。
部屋の中に入るととても広い部屋で驚いた。
これが前に萎学君に教わった和室と言う物なのか…
とても落ち着く部屋ですね………………、!
着いたのが夕方だった為、明日に備えて早めにお風呂を済ませ、部屋に戻った。その時の萎学君の表情は少し暗かったような気がしました………
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明日に備えて、今日は早めに風呂に入る事になった。
正直。みんなと風呂に入りたくない。本当は、仲良く皆で入れたらと思うが、俺は入れない。
皆に隠れて服を脱ぐと、目の前に見えたのは自分の手。幼少期に両親が家にいない時間に火を扱った事で出来た火傷の跡、包丁で切ってしまった事で出来た傷の跡が今でも手や体の至る所に残っている状態だ。こんなの、皆にみせたら嫌われるに違いない。
でも、入らなきゃ余計怪しまれる……
諦めて入るしかない。
数十分後、俺は皆んなと一緒に風呂から上がり、部屋に戻った。
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風呂から出て1時間後、食事の時間になりました…!
出て来る料理はとても豪華な物。だが、そこに洋食はなく、和食、?のみだった。
とても美味しかったです…!!
食事の後、皆さんは疲れて寝てしまったようです。
相変わらず私は11時を過ぎても寝れないまま。多分徹夜コースですね。
まさか旅行に来てまで徹夜するとは……
寝れないのならとベランダ、?みたいな所へ出て星を眺めようと扉をあけると底には誰かいたようで……、?
私が扉の向こうへ行くと、その人物は振り返り、私の方を見た。
その人物は萎学君だった。
だが、様子がおかしい。目に光は入っていなく、真っ黒な目で、いつものような鮮やかな赤と紫色の瞳では無かった。
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せっかく旅行に来たのに、今日も眠れなかった。
家にいる時だって、、布団に入っても寝れなかった。
しょうがないからとベランダ、?みたいな所で星を眺める事にした。
空を見上げると、星がとても綺麗で幻想的な感じだった。
だが、星を見ていたら、急に頭の中で明日の事を考えてしまった。
当然、明日もここへ泊まるのだから風呂には入らなくてはならない。
だが、今日は皆に気づかれなかったから良かったものの、明日気づかれてしまったらどうしようと急に自分に恐怖が襲いかかって来た。
明日が来るのが怖い。本当は楽しみなのに、怖い。
俺が提案したのにな………
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元気が無さそうな萎学君を見るのは初めてで、少し驚いてしまいました……
萎学君は暗い表情で
{レオン……お前も眠れないのか……、?}
と言った。
私が遅くまで寝れないのは子供の頃からで慣れている、だが、萎学君がこの時間まで寝て居ないのは珍しい。、、
どうしたのかと聞いてみると、、泣きながらこう伝えた。
{明日が来るのが怖い……楽しいはずなのに…怖い………}
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レオンにどうしたのかと聞かれた。
咄嗟に明日が来るのが怖い事を伝えた。
何故だろう、俺の目からは涙が出て溢れてる。
溜まった物が爆発したかのように次々とレオンに伝えた。
傷や火傷跡を見られたくなくて皆とは風呂に入れない事。
それでもコソコソしていたら皆に怪しまれるかもしれないと今日は無理して入った事。
傷跡がバレて皆に嫌われたくなくて言い出せない事。
全て言った。
それを全て言い切るまで、レオンは静かに聞いてくれた。
言い切った後、レオンは話し始めた。
「無理に………皆さんと入らなくても……いいんじゃないでしょうか…………、?」
「もし1人では心細いようでしたら私が一緒に入りますよ、!」
とにっこり笑いながら言った。
言った後、レオンは服の袖をまくり、手を見せた。
俺の目の前に見えたのはさっきの傷だらけの俺の手とは違い、あざだらけのレオンの手だった。
「私も、、怖くてずっと暑くても長袖しか来てなかったんですよね、、」
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萎学君が泣いている。これは相当溜め込んでいたのだろう。
萎学君の気持ちは分かる。私だって体の至る所に親から殴られたあざがある。
それを見られるのはとても苦痛で、子供の頃から暑くても長袖を着ていた。
萎学君なら…………打ち明けられるかもしれない……
そう思って……服の袖をまくり、手を見せた。
萎学君は驚きながらも涙を流しながら微笑んだ
{うっ…………うん!}
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レオンが相談に乗ってくれたおかげで…モヤモヤが少し晴れたような気がした。
嬉しかった、、
理解してくれる人が居たという事に気づけた。
ありがとう。レオン。
ー続くー
コメント
2件
アットウトイ… 似た者同士…なんですかね…幸せになってほしい…