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第9話「団長命令!?」
クルーズ船の夜。
甲板には涼しい海風が吹いていた。
リノンは手すりに身を乗り出して海を見ている。
「うわぁ〜!海ひろっ!!」
「船ってテンション上がるよね!!」
後ろから声がした。
「君ほんと元気だね♦」
リノン
「……ん?」
振り向くと、そこに立っていたのは――
🃏
ヒソカ=モロウ
リノン
「ヒソカ!」
ヒソカ
「偶然だね♦」
「恋人さんは一緒じゃないの?」
リノン
「クロロなら部屋にいるよ」
ヒソカ
「へぇ」
ヒソカがリノンに近づく。
「君さ」
「ほんと可愛いよね♦」
ヒソカがリノンの髪に手を伸ばす。
その瞬間――
パシッ
手を叩き落とされた。
ヒソカ
「おや」
そこに立っていたのは
📕
クロロ=ルシルフル
クロロ
「触るな」
ヒソカはニヤニヤする。
「怖いなぁ♠」
「恋人守りに来た?」
クロロ
「当然だ」
ヒソカ
「ふふ」
「楽しそうだね」
ヒソカはくるっと背を向ける。
「じゃあね♦」
「クロロ」
「リノン」
ヒソカは去っていった。
リノン
「なんなのあいつ!」
クロロ
「気にするな」
リノン
「いや気になるでしょ!」
「急に現れるし!」
クロロ
「帰るぞ」
リノン
「はーい」
二人は部屋に戻る。
スイートルーム。
リノンは部屋に入るとすぐベッドを見る。
そして固まる。
「……」
クロロ
「どうした」
リノン
「ベッド」
クロロ
「一つだな」
リノン
「一つだね!!」
リノンはクロロを指さす。
「ちょっと待って!?」
「これ一緒に寝るやつ!?」
クロロ
「そうなるな」
リノン
「いやいやいや!」
「部屋まで普通人は入りませんって!!」
クロロは落ち着いた顔で答える。
「だが」
「俺が一緒に寝たい」
リノン
「え!?」
クロロ
「これは」
「団長命令だ」
リノン
「団長命令!?」
リノンは頭を抱える。
「ずるい!!」
「それ言われたら断れないじゃん!!」
クロロは少し笑う。
「嫌か?」
リノン
「嫌じゃないけど!」
「なんかムズムズする!!」
クロロ
「安心しろ」
「何もしない」
リノン
「それは信じてる!」
「クロロ変なことしないタイプだもん!」
クロロ
「褒めてるのか?」
リノン
「褒めてる!」
リノンはドサッとベッドに倒れる。
「はぁ〜〜」
「まぁ任務だし!」
「しょうがないか!」
クロロも反対側に座る。
リノンはクロロを見る。
「クロロ」
クロロ
「なんだ」
「今は恋人設定なんだよね?」
クロロ
「そうだ」
リノン
「じゃあ」
「団長じゃなくて」
クロロは言った。
「今は恋人だ」
「団長ではなく」
「クロロと呼べ」
リノン
「……」
少しだけ笑う。
「クロロ」
クロロ
「なんだ」
「おやすみ!」
リノンはすぐ布団に潜る。
クロロ
「早いな」
リノン
「明日任務でしょ!」
「体力温存!」
クロロ
「そうだな」
静かな船の夜。
リノンはすぐ寝た。
クロロは隣で静かに目を閉じた。
明日。
ついに――
宝石を盗む夜。
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