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紫桃
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午前0時を少し過ぎた頃、眠っているはずのベッドは軋み、シーツは濡れている。
部屋には寝息ではなく、 甘い声と水音が響く。
ln「まっ…♡ぃあ”ッ~~…!♡♡」
ilm「うっさ、、ちょっと静かにしろ」
バックの状態のまま、頭を掴まれ、ベッドへと押し付けられる。
酸素も吸えない、二酸化炭素も吐けない。
ln「ッはぁ゛…ッ、♡」
ln「ぅえ“っ…けほッ…んあ゛ッ♡♡ 」
だけど、死ぬまではやらない。
ギリギリにようやく手が離される。
口を離したシーツからは銀の糸が伸びた。
ln「んっ…はぁッ、う…?♡♡」
ilm「おい、トんでんじゃねぇよ」
「ケツ締めろ」
ln「ぅ゛ッ、んん~ッ…♡」
ilm「…っ、♡ そうそう…」
いるまの手が、次は優しく頭に乗る。
まるで、芸ができた犬を褒めるように。
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ln「いるま、次はいつ来る?」
ilm「…来週あたりじゃね」
そう、冷たい返事が返ってくる。
ln「そ…仕事忙しいん?」
ilm「まぁ…お前ほどじゃねぇけど」
ln「俺も別に忙しくねーよ」
ワイシャツを着るいるまは、俺と話しているというのにこっちを見ない。
部屋を包む日光が冷たい。
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俺といるまは所謂セフレというやつ。
お互いの性欲発散のための関係。
この関係になる前から俺はいるまに恋心を抱いていた。
それをまんまと利用されたワケ。
まぁ、ダメな関係ってのはわかってんだけどさ。好きな人とヤれるなんて美味い話、なかなか無いだろうし。
だけど、当たり前にいるまとの行為に愛なんかない。
酷くて、痛くて、頭おかしくなるほど気持ちいい。
…それでいて、たまに優しい。
ln「ほんっと…ゴミクズ…」
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ilm「…は?」
らんからのメッセージに少し動揺する。
『もう会わない』
一言だけ。
…アイツ、俺のこと冷めたな。
動揺はしたものの、特に気には止めない。
代わりは他にもいる。
だけど、らんは一番カラダの相性がいい。
めんどくさいところもあるが、他の奴らほどでもないし。ほんと、丁度よかった。
ilm「…はぁ、、」
俺は一件のメッセージを送り、退社した。
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『家行くから待ってろ』
そのメッセージにどうしても嬉しさが溢れる。
まさか、返信がくるとは思ってなかったし、あっさり捨てるもんだと思っていたから。
ln「…こんなん、どーすりゃいいんだよ、」
しばらくして、インターホンが鳴った。
扉を開けると、スーツが少し乱れたいるまの姿があった。
ilm「よぉ。」
そう言うと、強引に家に入りながらキスをし、玄関の鍵を閉めた。
ln「んッ…んん…っ♡」
舌が熱い。俺の頬を撫でる手が冷たい。
そのまま、寝室へと引っ張られた。
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ln「っは、ひ…ッ♡」
ln「いる、まッ…これ、ゃ…♡」
いつもとは比べ物にならないくらいの優しいピストン。
浅く、気持ちいいところだけを擦られる。
ilm「らん、こっち」
低く柔らかい声。
熱を持った舌が俺の口内へと入る。
いつもはキスもしないし、正常位なんかでしないのに。
今日はどうして、こんなに優しいんだろう。
ln「ぉく、ッ…奥、がいいっ…♡」
ilm「じゃあ、メッセージ取り消せよ」
俺にスマホを渡し、開けろとでも言うように顎をくいっとする。
送信を取り消しました。
そう画面に出るのを確認する。
ln「けし、たっ…けしたからッ…♡♡」
いるまもメッセージが取り消されたのを自分のスマホで確認すると、満足げに笑った。
ilm「いいこだ、なッ…♡」
ln「あ゛ッ?!~~ッ♡♡」
突然の快楽に足がつりそうになるほど力が入る。
そして、いるまの手が俺の頬を撫でた。
今度は、さっきより熱を帯びている。
ilm「逃さねぇからな、駄犬♡」
いるまの目は、いつもの冷たい目ではなくなっていた。
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コメント
1件
読了したよ〜!!😭💕 紫桃くんの「好きだからこそ利用される」って心情、胸がグサグサ刺さった…。特に「ゴミクズ」って自分で言っちゃうとこ、切なすぎるんだが!?いるまが急に優しくなったあとの「逃さねぇからな、駄犬」のギャップがエモすぎて倒れるかと思った🥺💦 この歪な関係、どう転ぶのか気になりすぎる…!!続き待ってるね🌟