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――書き出し――
記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事
《紅糸の裁決≠死罪 編》の続きでございます…
では、続きをご覧下さい。作者より
ベリッジ「君、怪我してるけどいいの…」
瀧奈「仕方ないだろ…偶には1人で解決しないとっなって。それに今、思い出した事なんだがよ……そのウッドマンが探してる人は″探しに行くな”って言ってるんだ」
ベリッジ「なぜ?…僕らにそれを?」
瀧奈「案外、話せる奴の様だからな……それと″また一つの存在″と言うのがもし魂?の実験で作られてたモノなら……どんな結果を招くか」
ウィッカー(傀儡)「それは承知の上です。実験とは何千何回との理論を試して導き出す…そんな作業です。」
ベリッジ「その力で証明させてみて……僕はウィン=フリン・ベリッジ、君は…」
瀧奈「……瀧咲 奈夕希…」
ベリッジ「うん……それ飲んで、治る」
…瀧奈にヒールポーションを投げる、
瀧奈「何だよ、怖そうなわりに…案外丁寧だな……」
ベリッジ「君も、……ロディと同じ事言うね……」
…少し微妙な笑顔で小さく呟く。
ベリッジ「でも、僕は…罪人だ」
……瀧奈とベリッジの対立が始まる、
大鎌を軽々と振り回すベリッジとその攻撃を大きく場所わ使い回避する瀧奈……
瀧奈『動きが、速い……まるで怒ってた時のメイザーくらいに…物凄く……』
ベリッジ『動き…速い…当たらない』
瀧奈「そうだ……翠雲!」
…ベリッジに向けて直線に鋭く突進する翠雲、それを大鎌で正確に切り付けるが、翠雲はすり抜けそのまま直進する
瀧奈『翠雲は水だ、水は切れない……何か同じ事あったなぁ…』そうも思い返す。
ベリッジ「それ…やっぱり動くんだね」大鎌を持ち替えて翠雲に素早く連続で切りつけバラバラにさせ、水の泡となる。
瀧奈「嗎鬥門[バトウミウチ]、憑依武装!刄獻[ジンギ]…」…瀧奈は刄獻を憑依して武具の様に身につけ武装し真剣を掴む
ベリッジ「!…あぁ」
瀧奈「……参る」真剣を構える
……瀧奈は反撃に入る、
2人の刀と鎌の攻防が交差する。
瀧奈『隙をみつけなきゃ』
瀧奈「こい駁鮙[バクドウ]…燃え上がれ」
……呼び出した駁鮙の炎で、ベリッジの視界を妨げる、
瀧奈と駁鮙の連携した挟み撃ちにする
ベリッジ「断界」異様なオーラが大鎌にまとわりつき周囲に振り回すと、
火は途絶え駁鮙は切られ……
瀧奈「あぶ…」真剣で防ぎ…薙ぎ飛ばされる
ウィッカー(傀儡)『相性が悪い様ですね…』そう確信する
瀧奈「駁鮙!刀が…」
…抜け殻の状態になった駁鮙とボロボロになっている刀を見る、
ウィッカー(傀儡)『彼の力は、霊的力…死と生命ならば…死神の力とは相性が悪い。もしそうなら…とても惜しい人材だったのかもしれませんね…。』
瀧奈「……たりない」
ベリッジ「………」大鎌の先端が瀧奈の胸の近くへと…
突然、物凄い音と揺れが起きる…
その振動で少し軌道がずれ、肩に刺さる。
瀧奈「ガァッ……」痛むが大鎌を掴む
ベリッジ「……」
瀧奈「まだ……」
……突然現れた緑翠鳳鷹の大きな爪がベリッジの死角から襲いかかる
瀧奈「緑翠鳳鷹[ロクスイフウオウ]?!」
ベリッジ「抜けない…」
緑翠鳳鷹「童よ…力が弱っておるぞ、ソレでは維持が難しいぞ」
ベリッジ「……アディス-マスキュ」
……首にかけてた神秘な十字架光だすし死神の様な存在、アディス-マスキュが現れるが、
ベリッジ「アディス、装備…」アディス-マスキュが聖槍に変形しベリッジの手元に行き憑依装着される…
まるで、メイザーが一度見せた技の様だ。
ベリッジ「僕が…僕が……」
…聖槍には先程のより濃くオーラが見える
…危機を感じた緑翠鳳鷹は聖槍を掴む
緑翠鳳鷹「霊気…生気すらも吸い取り強くなる類か……」
瀧奈「それって……」
……緑翠鳳鷹の翼で遠くへ飛ばされガラクタや道具の山に埋もれる瀧奈…
肩と手の平が切れて大量に血が出る…
ウィッカー(傀儡)「あぁ…なんて事を…。いや、仕方ない事です……」片付けた使う予定の無い魔道具の悲惨な状況を見て少し悲しむ。
瀧奈「!!!…何して……」
…顔を上げると死神のオーラが大きな鉤爪の様に具現化した腕で緑翠鳳鷹を掴んでいるベリッジが見える、
ベリッジ「あれ?不思議な感触…」
緑翠鳳鷹「生気も死の概念も無いモノに効果は無かろう…が、まさか触れられるとわ」
ベリッジ「ヘルデリーランス」
……ベリッジは紅く変化した聖槍で緑翠鳳鷹を連続で串刺しにする
瀧奈「グゥアア!』激痛が共に流れてくる…
ベリッジ「不思議だ、とても不思議……今まで無かった…」
緑翠鳳鷹「そうであるか。…散れ」
……鋭い翼がベリッジを薙ぎ払い傷を負わす
ベリッジ「痛い……」倒れるも起き上がる
ウィッカー(傀儡)『まだ本気ではありませんが…傷を……それにしても、揺れが激しいですね。下の階?でしょうか…』
……2人の戦いとは別の何かに気になる。
瀧奈「まだ負けたわけじゃない…もっと頑張っていかないと……」
自身が乗っかってる魔道具を手当たり次第に取り感覚的に使って試す
ウィッカー(傀儡)「悪い事は言いませんが、使い方を知らずに無闇に触るのをやめ…!!」
〈ガチャ〉…と何か嫌な音がする。
瀧奈「やべ!!っと…お」何かに掴むが、ガラクタの山から落ちて倒れる
…ガラクタかと思われた鉄屑が蜘蛛の様な形へと合体する、かなり壊れ古い物の様で中身が剥き出しで核らしき光も漏れる。
鉄屑ノ蜘蛛〈ギギギギギギギ〉(機音)
瀧奈「う…耳が……」
ウィッカー(傀儡)「こんな物が混じってたのか……とんだガラクタだ」
ベリッジ「うぅ……」
……作られた部屋がボロボロに崩れていくと同時に少しずつ鉄屑ノ蜘蛛の音が止む。
緑翠鳳鷹「この声は……」
瀧奈「声?…スピーカーとかが壊れた音じゃないのか?」
緑翠鳳鷹「避けろ!」瀧奈の方へ飛び行く
瀧奈「え…」
……鉄屑ノ蜘蛛から無数のレイザーが周囲を破壊する、
ウィッカー(傀儡)「展開」魔道具を使いシールドを生成し身を守る
ベリッジ「……熱い」死神のオーラで大きな盾を作り身を守った
緑翠鳳鷹「……」
鉄屑ノ蜘蛛〈ピピ1210…〉何やら動きが止まった感じだ、
瀧奈「止まったけど、建物が崩れてそうだ」
ウィッカー(傀儡)「また空間を……?」
何か違和感に気づく、
ウィッカー(傀儡)「使えない?……このままでは崩れてしまう…」
瀧奈「う……うわぁぁぁ」
…床が抜け崩れてそのまま落ちる、
瀧奈「は……あれ何だよ?」
…下は思ってた以上に落下する。
ウィッカー(傀儡)「この下は…深淵の様な」
…彼が見た、その光景は、
ずっと続くドロドロの暗病魅[クラヤミ]だ。
そのまま崩壊していき、止まった鉄屑ノ蜘蛛も落下していく…
ベリッジ「コレは……」何かに気づき床穴から降りていく、
ウィッカー(傀儡)「……行きますか」魔道具を使い安全に降りていく…
続く→