急に始まってすぐ終わる
最後に♡あり
よくある奴。誰かと被ってたらすいません
彰人がしっかり勉強してくれない…
一体どうすれば……
…そうだ!
「彰人、このままだと時間もないし、おそらくご褒美とかがあった方が気が進むだろう?」
「だから、1時間測るから、その間に終わらせたページ分」
「俺のことをイかせても…いいぞ」
「…は?」
彰人が少し頬を赤く染めてこちらを見た。少し恥ずかしくなってきたな…
「その、だから、」
「終わらせたページ数によっては、前言ってたイき地獄?って言うのが出来るかと思うんだが…」
「どうだ?…やるか?」
と、ここまで言って顔を上げる
すると、ギラギラとした彰人の瞳と目が合う
(あ…喰われる…)
「本当に、いいんだな?」
「あ、ああ。もちろん」
俺がそう言うと、彰人が真剣な顔で勉強を始める
俺は慌ててタイマーをスタートさせた
1時間後
彰人が勉強をしてくれた
もちろん俺も聞かれた質問には答えたし、しっかりと覚えられているようで勉強もスイスイと進んでいた
終わらせたページ数は…25ページ
は?いや、おかしい
なんでこう言う時だけこんな頑張るんだ
普段ももっと勉強すればいいのに…
なんて思っている暇はなかった
「とーや、25ページ終わらせたぞ」
「あ、ああ、そうだな」
「で?約束は忘れてねぇだろうな?」
「……ああ」
「もしかして、こう言う時だけ頑張らずにいつも頑張れ、とでも思ってんのか?」
「…!」
分かっているならしっかりとやれ、と説教でもしたいが、
そんな事したらむーど?って言うのが台無しになってしまう。
もちろん自分が言ったんだ
約束は守らなければ
でも…
「で、25ページ分イかせていいんだろ。冬弥が言ったんだもんな」
「あ、彰人、その…」
「何、どうした?」
「あ、えっと」
「俺、体力全然ないだろう?だから途中で気を失ってしまうかも知れない…」
「彰人は優しいから、そう言うことがあったら止めてくれるだろう?」
「でも、それだと約束を守れていないし、俺も気分が晴れないから…」
「……えっと、日付を変えてもう一度…しても、いいぞ…」
ここまで言って自分がとんでもなく恥ずかしい事を言っていることに気づく
「その、はしたなくてすまな…!」
ドサッ
「あ…」
「ありがと、冬弥。そんなことまで考えてくれていたんだな」
「でも、オレもう限界だから」
「ヤらせてもらうぞ」
「最後まで楽しもうな♡」
「っ…ああ…♡」
こうして、俺たちの長い夜は始まったのだった
コメント
6件
よくよく考えなくても25ページ分ってやべぇな
1時間で25ページはエグすぎる……彰人頑張ったんだな……