テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
8件
やばいやばい最後のまどちゃん好きすぎる
きやー たまらない 次回が楽しみ
続き来たーー!!やっぱ、上手い...
瑠「ただいま…戻りまし…た……」
家に帰るとユイカさんの様子がおかしい
なにか……違う…これは……
ユ「おかえりなさい…瑠衣……ちょっとこっちに来なさい」
怒ってる?
なんで?
なにか…した?
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
瑠「は…はい」
また…殴られる?
なにを…される……?
怖い…怖い……
いつもの広い和室
なにもないのに広い空間が気持ち悪い
出されるお茶と菓子…
その出された茶を少し飲む
ユ「聞いたわよ…貴方……外で仮面を外してるらしいじゃない…それに、笑顔だったって?」
瑠「……えっ…と…」
ユ「私、いつも言っているわよね?外では笑顔を作るなと…誰かと関わるのも、この仮面を外すのも!!どうして私の言うことが聞けないの!!どうして、こんなに悪い子になってしまったの!!」
瑠「ご…ごめんなさ……」
謝りきる前に髪を引っ張られる
長く…伸びた髪はいやになるほどの思い出がある。
ユ「私は…貴方のために言っているのよ…それが分からないの?」
目の前で悲しそうな顔をされる
瑠「ごめんなさい…ごめんなさい……もうしません……だから、…だから……」
ユ「……………………そうね今回は許してあげる」
また、いつもの笑顔に戻ってくれた……
瑠「なら……」
ユ「でも、もうあの学校には行かせられないわ」
瑠「…………へ?」
ユ「私は貴方を守りたいもの…ね?瑠衣、これからはずっと…ずっっっと、私と一緒に居ましょうね。」
視界がグラッと揺れる
なんで……
ユ「貴方の飲んだお茶にね睡眠薬をいれたの…もう、誰も貴方を見つけることなんて…」
視界が…
眠い…寝ちゃ…ダメ……な…の…に……
「出来やしない…永遠に」
ーーーーーーーー
司波仁視点…
一週間…瑠衣が来なくなって一週間が経った
初めは体調不良なのだとばかり思っていたが……
ここまで、くるとさすがに心配になる
縦「せや、今日テンメーもシバも用事無いんやろ、見舞い行こうや」
縦人の提案で瑠衣の見舞いに行くことになった。
元々、瑠衣の家は目星がついていた。
入学式の帰り…瑠衣の家が近くなのだと知っていたから。
なにかあったときの為にと話は聞いていたが…
まさか、こんなにも早く起こるなんてな…
学校の帰り、縦人と大地と共に瑠衣の家に向かった。
大「大きいね……」
見えたのは日本亭だった
そこらの旅館並みの大きさで塀に囲まれてはいたが…庭園なども見える
縦「はぁ~ごっついな…」
仁「…………」
大「仁…どうかした?」
仁「なにか…引きずった跡がある」
縦「はぁ?そんなん見えへんで、千里眼…恐るべし……」
なにかを引きずった跡は裏の方まで続いていた。
そのことも気になるが…まずは、瑠衣についてだ。
大地が家のチャイムを押すとすぐにある1人の女性が出てきた
女「どちら…様でしょうか?」
大「あの、僕達瑠衣くんのお友達でして……最近、瑠衣くんが来ていなくて心配で…」
女「瑠衣…様…の?」
その女性はどこか怯えた様子だった
大「あの……」
女「帰ってください!!……奥様に見つかる前に…早く」
大「奥様って……」
「あら、お客様?」
女「っ……お…奥様…」
ユ「貴方達はいったい?」
大「初めまして、瑠衣くんのお友達で…」
ユ「あら…そう……貴方達が…」
どこか、ゆらりくねりと話すその女性の後ろで化け物を見たかのように怯える女
ユ「話は聞いているわ、いつも仲良くしてくれてありがとうね。」
縦「いや…その……」
縦人もいつもの馬鹿うるさい声が嘘みたいに小さくなる
こいつは…いったい……
ユ「ごめんなさいね…瑠衣は今手が離せなくて…」
大「そう…なんですか、なら、待ってるからと伝えてください」
ユ「…………そのことなのだけどね。瑠衣は転校することにしたの」
仁・縦「…は?」大「え?」
ユ「急なのだけどね…」
大「な…なんで……」
ユ「家の事情なの」
大「事情って…急すぎじゃ…」
ユ「黙ってちょうだい…なにも知らないガキに言われたくないわ」
今までのゆらりとした喋りから突然刺のある喋りをした。
ユ「……もう、良いかしら?」
気味の悪い笑顔を浮かべ首を少し曲げる
その視線は獣が狩りをするときのような鋭さがあった。
誰も…なにも言えなかった。
沈黙のなか、扉が音を立てて閉まった
縦「シバ……」
仁「…………」
大「駄目…だよ……こんなの…」
縦「……」
仁「あいつ……」
縦「シバ?」
仁「あいつの裾に土がついてた…ここの庭の土と同じだ。
それに…この引きずった跡……」
大「…追ってみよう」
大地と縦人を連れて引きずられた先を見に行くことになった。
家の裏に周り…あったものは
仁「倉…か…?」
古く珍しい形の倉だった。
縦「シバ!鍵開いとるで!!」
扉が開いていることを知り中に入る
中は物置小屋のようだった
いたるところに箱や物があった。
外側は大きな倉でボロボロだったが
中は狭く新品かのように綺麗だった。
縦「ここに…モノノケが居るんか?」
大「分からないけど…その、可能が高いと思う」
手当たり次第、なにか…無いのかと探し出す
無事でいてくれと…ただただ願いながら
すると、なにか違和感を感じた
壁の途中でなにか…
少し叩いて見ると音が響いた。
仁「ここ……」
大「なにか見つけた?」
仁「あぁ…おそらく、ここを押せば…」
この家は今の時代でみるととても古くさい家だった。
扉も庭園も…何もかもが
倉の見た目…中と外との違和感……これは、
仁「からくりだ」
壁だと思っていたところを押すと動き壁のさらに奥に行くことが出来た。
その壁の奥には格子が1つあるだけでなにもなかった。
そんな狭く…暗い部屋に倒れている瑠衣がいた。
仁「瑠衣!!」
倒れている瑠衣を抱き起こすとすぐに分かった。
前に見た時よりもはるかに痩せ細り…見えるところだけでも数えきれないほどの傷があった。
仁「っ……縦人、救急車を!」
縦「お、おう!!」
縦人は救急車を呼び、大地と俺で瑠衣を安全な場所に連れていこうとする
瑠衣を抱き抱えた状態で倉を出ると…
「あら、どこに行くの?」
仁「っ……」
先ほどの奇妙な女がいた。
瑠衣を安全なところまで運ばないといけない…でも……
この女がいる限り…それは難しい……
大「…仁」
仁「っ…大地、瑠衣を頼む」
縦「シバ!!」
逃げては駄目なのだ…
瑠衣を…こいつに渡してはいけない
大地はそんな俺を察したのか縦人と瑠衣を連れて走り出した。
ユ「どうして…貴方達はいつも邪魔をするのよ……あの子に近づかないでよ…あんた達のせいで、全部台無しよ!!私が何年もかけてきた人形を壊さないで!!」
仁「瑠衣は、お前の人形じゃない。」
ユ「いいえ、あの子は私のものよ!人形なのよ!!私があの子を育てた!あの子を助けたのよ!なら、私はあの子を好きに扱って良いのよ!」
仁「意味が分からないな…瑠衣の人生は瑠衣のものだ、お前が決めて良いものではない。なぜ、そんな当たり前のことが分からない!」
怒り狂ったその女は発狂でもするかのような悲痛の声を上げながら叫び続けた
ユ「貴方には分からないわよ!!なにも知らないくせに……あの子は産まれてくるべきじゃなかったのよ!!」
仁「…………ふざけるな…そんなこと…お前が決めることじゃねえ!!」
ユ「うるさいのよ!!!!」
その女はしびれを切らしたのか
隠し持っていた刃物を取り出し襲ってきた
俺はそれを避けるのと同時に持っていた刃物を蹴りおとした
ユ「っ……」
そのとき丁度、近くからサイレンの音がした
警察だ……
ーーーーーーーー
数時間後…
縦人が呼んだ警察にあの女は連れていかれた。
救急車に瑠衣と付き添いで俺が乗り
1度、2人とは別れた
救急車の中…ボロボロになった瑠衣の手を強く握りながら
早く見つかられなかったことに対しての後悔がぐるぐると俺の心を蝕んでいた
そんなとき…不意に握っていた手になにかが触れた。
下を向いていた顔をパッと上げると
瑠衣の目が開いていた。
ほんの少しだが…それでも……
仁「瑠衣…」
瑠「じ……ん………ありがとう…」
微かな…聞き取れるか?ぐらいの小さな声だったが
とても…穏やかで優しい声だった。
仁「馬鹿が……心配させんな…」
瑠「ごめ…ん……」
酸素マスクの中を着けながら…瑠衣は笑っていた。
また…見られた……優しくて、暖かい太陽を
ーーーーーーーー
数日後…
縦「よう、モノノケー!!元気しとるか?」
瑠「うん、お陰さまで」
瑠衣は暫くの間入院することになり
あれ以降、俺たちは毎日瑠衣の見舞いに来ている
縦「あ、」
瑠・大「?」
縦「忘れもんしたわ~……」
大「なに忘れたの?」
縦「国語のプリントや明日提出の」
大「たしか…成績にだいぶ関わるやつだよね?」
縦「せやねん…しゃあない取り入ってくるわ」
瑠「今から?」
時刻を見ると18時、ここから学校までは片道1時間30分
さすがに遠すぎる
大「僕もついてくよ、仁、瑠衣くんのことよろしくね」
仁「あぁ」
そういうと2人は病室から出ていった
瑠「…………」
仁「なんだ?」
瑠「え?」
仁「なにか言いたいことがあるんだろ?」
瑠「…………そのさ、どうなったの…あの人」
仁「逮捕された、殺人未遂や児童虐待、諸々で」
瑠「……そっか」
仁「悪かった…すぐに助けに行けなくて」
瑠「ううん…ありがとう。助けてくれて」
優しい笑顔を見せる瑠衣に心引かれる
この笑顔を…あいつは、消そうとしていたのか、というあいつへの怒りもある
あいつがどんな人生を送ってきたのか、なにをきっかけに道を踏み外したのか
そんなもの、俺にはどうでも良い
俺は、こいつが…瑠衣が……無事なら何でも良い
ただ、無邪気に素直に笑える環境を作ってやりたい
ただ、それだけだ。
瑠「俺……どうなるの…?」
仁「…………瑠衣はどうしたい?」
瑠「……俺さ親のこともあんま好きじゃ無いんだよな。でも、それでも…産んでくれたことへの感謝はあるんだ…だから、俺さ、あの家を継ぎたい」
予想外の答えだった。
それでも、自分の過去と真剣に向き合えるほど…成長したのか
あの、春の日からまだ、本当に少ししか経っていないのにな…
仁「分かった。なら、俺も手伝う」
瑠「良いのか?」
仁「あぁ……退院したら俺の家に来い。飯くらいなら食わせられる」
瑠「仁の料理…………?」
仁「な訳ないだろ、母さんが作るんだよ」
瑠「そ…そっか、良かった」
安心仕切った目で窓の外を見る瑠衣が
夕日に照らされて輝いていた
まるで………
ーーーーーーーー
1ヶ月後…
大「退院おめでとう、瑠衣くん」
瑠「ありがとう」
縦「どや?久しぶりの学校は」
瑠「まぁ…普通かな?」
検査や怪我の具合から暫くの入院ののち
やっと、瑠衣は退院することが出来た
その、お祝いで久しぶりの瑠衣の学校の放課後
俺達の教室で縦人と大地がいつの間にか買ってきた菓子やらジュースやらで祝いをすることになった。
瑠「……こ、これどうやって食べるんですか?」
初めて瑠衣は菓子を見たのか食い方が分からずおどおどしていた
そんな瑠衣の持っていた菓子を取り袋を開けてやり瑠衣に向ける
縦「ポッ○ーやでモノノケ」
瑠「…………」
少しの沈黙の後、瑠衣は俺が持っていた袋から1本とり
口に入れる
瑠「っ……お、美味しい」
縦「やろやろ!!もっと食え!!!」
大「ちょっと縦人!」
暴走状態の縦人を止める大地
美味しそうに菓子を食う瑠衣
そんな瑠衣を見ている仁…
カオス………
と、思いながら見ている…
?「恵美~?なにしとるんや?」
恵「なんでも無いよ」
?「まどかさん行きましょうか」
恵「そうだね、誠一、健三、行こうか」
3年生の3人組の1人恵美まどかは
幸せそうな後輩たちを見ながら少し笑みを溢した。
#ナイトアウル
もにもに🌀🫧
278
#左瑠衣