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レオニとモモジャンのライブが終わり、多くの人が次の場所へ向かっていた。だけど、その中の一人だけ、その場を動こうとしない人がいた。
「あれ、あの人って?」
その人は、宮女の制服を着ていた。だから宮女生なのは確かだ。でも、なんでこんなところにいるんだろう。
「結局何も、感じなかったな、。何か、変わると、思ったのに、。」
「!?」
そこで気づいた。忘れていた。そうだ。あの人だ。私たちに声をかけてきた時に、私と同じような目をしていた人!
「ーあの!」
すると、その人は振り向き、そっと笑って言った。
「どうしましたか?」
「ヒッ!」
恐怖を覚えてしまった。笑顔とか言えない笑顔の裏側にあるものがすごく大きなもので、それを感じて寒気がした。
「あ、あの、。大丈夫です、か?」
「え?何がですか?」
「いや、。あの、さっきライブが終わったのに全然動かなかったから、。なんでだろうなって思って、。」
すると、彼女はまた”笑って”言った。
「えっと、。感情に浸ってたの。すごく良かったから」
「あ、」
ーこの人、何も感じてないんだ。さっきのライブも、きっと何も感じてない。そうじゃなかったら、こんなに感情がこもっていない声なんて出せない。そして何より。
「こんな目をしてる、のに」
「え?目?私の目がどうかしたんですか、?」
私は我慢ができなかった。その目を見ていられなかったから。
「すみません、。私の手を掴んでもらっていいですか?」
「?いいですよ?」
「少し時間をもらってもいいですか?」
「?はい。わかりました。いいですよ」
感情がない顔でそんなことを言われた。胸が痛い。でも私は、そんなこもを気にせず、その人と一緒にセカイに行った。