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ltさん視点〜
あぁーあ…
〈lt〉
「分断されちゃった。」
私は辺りを見渡す。
…どうやら”仲間”は誰一人いないみたい。
〈???〉
「わぁ!かわぃーこだねぇ!」
そんな声が聞こえてくる。
キモ。
〈lt〉
「貴方は誰?何者?」
私はそう冷たく問いかける。
〈???〉
「僕は_」
〈ルイ〉
「ルイだよ!よろしくね!君の名前は?」
髪が肩まである癖っ毛で、
…
なんか性格好きじゃないから
癖っ毛以外情報入ってこないわ。
〈lt〉
「…生憎、お前に名乗る名は
持ち合わせてなくてね!」
先手必勝!!
〈lt〉
「燃やして_」
そういい、私は武器を作り出す。
緑がベースの杖。
※詳しくは作者の「光アート」に記載します。
さて、どうでる?
〈ルイ〉
「うわぁ!すごいね!」
〈ルイ〉
「でも〜ごめんね。」
〈ルイ〉
「泡沫の結末。」
ルイと名乗る人がそう呟くと、
私の視界が闇で覆われた。
〈lt〉
「!?」
〈lt〉
「蛍火ッ!」
私はとっさに辺りを照らす炎を出現させる。
揺らめく炎が私の瞳に映る。
炎が見えるってことは、
盲目とかではなく 、
空間が真っ暗になったのか…?
〈ルイ〉
「…もう、大丈夫だよ。」
〈ルイ〉
「…解除。」
そうルイが言うと、辺りが真っ暗だったのが
カラフルな雲の上にいた。
…天界よりも天界してんな…。
〈ルイ〉
「ねぇねぇ!炎神のltちゃん!」
は、
〈lt〉
「な、なんで…私の名前、を…?」
〈lt〉
「そ、それに、炎神って…?」
私は自分で炎神であることも
ltという名前であることも
言っていない。
あの暗闇の間に、
私の中を覗かれた気がして
寒気と恐怖が私を震わせる。
〈ルイ〉
「そんな怖がらなくてもいいのにー…。」
〈lt〉
「なんで…わかったの…?」
〈ルイ〉
「…なーいしょ♡」
…。
沈黙が流れる。
まって鳥肌ヤバいッヤバいッッ
きしょいってぇぇぇぇぇ゙泣
吐き気もしてきたぁ゙ぁ…。
〈lt〉
「おぇ…」
〈ルイ〉
「…そんな僕、やばかった…?」
〈lt〉
「特級呪物レベル。」
〈ルイ〉
「…。」
〈ルイ〉
「…攻撃しちゃお!」
〈lt〉
「え_」
私が言い終わるのを待たずに、
ルイは浮かび上がり、
〈ルイ〉
「炎神ならやっぱり水が弱点だよね!」
そういい、
ルイの周りに水の粒が現れる。
〈lt〉
「!?」
ルイはその水の粒を私に飛ばしてきた。
〈lt〉
「www!!馬鹿がよぉ!!!」
〈lt〉
「ただの水の粒を飛ばしたくらいで炎神がやられるわけないだろ!!!」
〈lt〉
「火華ッッ!!!」
私は杖を使い、
私を守るバリアのように
炎でできた華を作り出す。
〈ルイ〉
「さすが炎神様だね〜…!」
そういいながら、
まだまだ水の粒を飛ばしてくる。
〈lt〉
「持久戦といこうか!」
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upprnさん視点〜
いや〜まさか、
分断されるとは…。
とほほ
仲間が一人もいないよぉ…。
うっうっうっ…。
俺はそんな事を考えながら、
周りを見渡す。
〈???〉
「すっごい!!イケメンきたぁぁあ!!」
大声でこちらに叫び、
こちらに姿を現す。
ふわふわしたツインテールの髪に
まるでお姫様のような
ドレスに身を包んでいる。
〈???〉
「私は_」
〈ティニー〉
「ティニー!!よろしくね!旦那様♡」
〈upprn〉
「いやほんとにごめんなさい。
タイプ真逆です。」
ほんとに無理。
これだったらミミズに好かれる方がマシだ…。
〈ティニー〉
「もぉ~照れなくていいのに〜!」
日本語通じてないんだけど。
…ひとまず、
〈upprn〉
「映して_」
そういい、俺は武器を作り出す。
水色がベースの槍。
※詳しくは作者の「光アート」に記載します。
〈ティニー〉
「私の旦那様はそんな事もできるのね!」
…。
〈upprn〉
「その”旦那様”って呼ぶのやめてくれない?」
〈ティニー〉
「そう~…。
じゃあ何と呼べばいいの?」
〈upprn〉
「水神とかなら、まぁ…。」
〈ティニー〉
「わかったわ!水神様!!!」
こいつ…。
めっちゃ俺を慕ってくるな…。
…
…だったら洞窟の奥まで案内してくれるんじゃね???
〈upprn〉
「えーゴホン。ティニーって言ったかな?」
〈upprn〉
「洞窟の奥にいる人まで案内してほしいんだけど…。」
〈ティニー〉
「…。」
ティニーは少しの沈黙のあと、
口を開く。
〈ティニー〉
「いやです。」
〈upprn〉
「ウェ…?」
〈ティニー〉
「私以外見ないでッッ!!!」
そういい、ティニーは自身のドレスを握りしめる。
なんでだよぉぉぉぉぉお泣
なんでそうなるんだよぉぉぉ泣
俺悪くないってぇ…泣
意味わっかンねぇよぉぉぉぉ…。
〈ティニー〉
「泡沫の愛ッッ!」
そうティニーがいうと
俺の視界は真っ暗になった。
〈upprn〉
「は…!?なんでッ真っ暗に!?」
俺は静かに俺を包むように薄い水を張り、
警戒を強める。
〈ティニー〉
「…。」
〈ティニー〉
「…ふぅーん。」
ティニーのそんな声が聞こえると、
彼女はまた言葉を並べる。
〈ティニー〉
「解除。」
ティニーがそういうと、 さっきまで洞窟にいたのにカラフルな雲の上にいた。
てかどう言うことだ?
攻撃を解くなんて…。
〈ティニー〉
「upprnって言う名前なのね!」
〈upprn〉
「は?」
思わず声が漏れる。
俺は自分の名前なんて言っていない。
あの暗闇の間に、
俺の中を覗かれた気がして
怒りと恐怖が俺を震えさせる。
〈ティニー〉
「up様!少し捕らえさせてもらうわ♡」
そういいながらティニーは浮かび上がる。
ほんっっと、
…まじ精神的にくるわぁ…。
〈ティニー〉
「水神様なら炎が弱点だよね!」
そういい揺らめく小さな炎を
こちらへ飛ばす。
〈upprn〉
「wそんなんで俺を捕らえられると思ってるのか!?」
〈upprn〉
「飛沫ッッ!!」
俺は飛んでくる炎を水で相殺する。
〈ティニー〉
「さっすが!!すごいわ! 」
そういいながらも、
ティニーはまだまだ炎を作り出す。
〈upprn〉
「それはどーも!
さて、持久戦とするかッ!!」
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ltさん視点〜
ずっと飛んでくる水の粒を蒸発させているからか、ここ一帯が蒸し暑い。
〈ルイ〉
「ltちゃん、大丈夫かな〜?」
〈ルイ〉
「そろそろ限界なんじゃなぁい?」
〈lt〉
「んッなわけないでしょ!
ッ全ッ然よゆーだね!」
そう言っているが普通にきつい。
息が上がり、少し視界が揺れる。
〈lt〉
「そろそろ決めるかッッ!」
〈lt〉
「烈っ!…あ、 」
だめだ。
ここで大技を繰り出すと
水蒸気爆発が起こる。
…ぶっちゃけここがどこか分かってないから
もしかしたら、
仲間に被害が及ぶかもしれない。
それだけは避けたい。
〈ルイ〉
「おぉ!よく気づいたね!!
ltちゃんはもう詰んでるんだよ〜」
〈ルイ〉
「かわいそーな、結末。」
〈lt〉
「…ッッ。」
本当に詰んだのか?
まだ道はないのか?
思考がものすごい速さで私の頭をかき乱す。
…こんな時”あいつ”がいたら
!!!
〈lt〉
「www」
〈ルイ〉
「…どーしたのかな?」
〈lt〉
「まだあったよ奥の手!w」
私は淡々と言葉を並べる。
〈lt〉
「私さ、どこぞの水神と魂繋がってんの。」
〈lt〉
「私の名前知ってんだから、
それは知ってるよね?」
〈ルイ〉
「…まぁ。」
〈lt〉
「なら魂が繋がっているとできることって何か知ってる?」
〈ルイ〉
「…相互召喚。」
〈lt〉
「あったり!」
そういって私は指を鳴らす。
相互召喚、
それは魂が繋がった同士にしかできない、
ある 魔法。
内容は、
お互いの間にあるものを全て壊すというもの。
物理的でも心理的にも、仮想的でも、ね。
そんなまさに全てを覆しかねない魔法なんて
バンバン使えるわけじゃない。
条件が2つある。
①、
お互いが同じタイミングで、
この魔法を使うこと。
②、
お互いが同じ実力であること。
〈ルイ〉
「そんな条件が難しすぎるもの、できるわけがない。」
〈lt〉
「そうねー。今までだったら、きっとそう言っていたと思う。」
〈lt〉
「でも、今ならできる気がするんだ。」
〈upprn〉
「でも、今ならできる気がするんだ。」
!?
〈lt〉
「upprn!?」
声が聞こえた。
間違いなく”あいつ”の声だった。
〈ルイ〉
「なにいきなり”upprn”なんて叫ぶのさ?」
〈lt〉
「聞こえなかったの?」
〈ルイ〉
「はぁ…?」
ルイは呆れたようにこちらを見る。
…まぁもうこれで確信した。
私は何もない空間へ、
左手を合わせるように伸ばす。
〈ルイ〉
「何やってるのさ。手で壁なんか作っちゃって。」
〈lt〉
「壁じゃない。つながりさ。」
そういった時
私の宿している宝石、
グリーントルマリンが緑色に輝き出す。
〈ルイ〉
「…。本当にできるのか…!?」
〈lt〉
「しっかり目に焼き付けな!」
〈lt〉〈upprn〉
「相互召喚ッッ!!!」
そう言った瞬間 。
私の周りの空気にヒビが入った。
空間が割れ、もう一つの空間と一つになる。
…wどうやら成功のようだな。
私の左手に合わせるように、
ピンクトルマリンを宿した手が触れている。
すぐ隣りにいたのに、
なんで気づかなかったんだろう。
隣りにいる、
upprnの、相棒の、存在に 。
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投稿遅れてごめんなーーい!!
今どんな感じに物語を進めようか迷っていましてね〜…。
あと、ルイとかのお名前が思いつかなくて…。
あ、いいねくださいね!?
コメント
7件
楽しみすぎます~✨️ 一気見しました、!!
いいねなんて、いくらでもやるわ!それより早く続きが出ないと私が干からびてまう...相互召喚カッコよすぎるし、罵倒が凄まじい...✨️