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「ん…んん…んー」
なんだココ?よくわかんない人が1、2…46人?なんつー中途半端な人数なんだ…ここは…母国っぽくない…窓を見ると都会すぎる…本当になんだろう…ここ
「ねぇ君」
誰だ?話しかけてきたのは…まあ、敬語で…
「?貴方は?」
「嗚呼、ごめんごめん、俺、愛知」
「は?」
愛知?
はーと、思いながら私は自分の姿をみる。ビックリしたのは全く見た目が違うことだ。前とは違う…白くて腰まである長い髪、服は…白いシャツによく着物の上に着る羽織もの…羽織ものは生地は濃い青で、右腕側の裾にはツツジ、左側の裾には金木犀、それとみかんの花がある。ズボンは長ズボンで足首の方がしまっていないタイプだ。色は青っぽいけど、こちらはジーンズみたいだ。血の色が目立ちそうで嫌だな…あと動きにくい。目は何色なのだろうか…気になるな…
「ええっと、君は?」
「私は…」
ん…私は… ポッケを漁ると紙がでてきた。そこには、こう書いてあった。
『駿遠さんへ____
貴方はこれから都道府県です。
理由は、わかりますよね?
貴方は“静岡県”不死山があるところです。
あなたの罰は静岡県としていれば少しは緩くなります。
やらなかった場合、直ぐに死にます。
貴方は2回も死にたいですか?
きちんとやることです。他の皆さんも罪人です故、仲間だと思うことですね。
地図も入れておきましたし、仲間についての事も詳細を書いておきました。
見ておいてください。
あなたの詳細も書いておきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー日本より』
日本…私は静岡県?というか、不死山って、富士山でしょう?!
詳細…ふふ、これが私。面白い…
もし他がウザかったら、前世と同じようにすればいい。
「おーい? 」
「紹介が遅れて誠に申し訳ない。私は静岡県。よろしくお願いしますね。愛知さん」
「うん!よろしくね。静岡ちゃん。」
「私は男だ!」
なんて失礼な…男だと言うのに!
「えぇ〜俺岐阜のこと岐阜ちゃんって呼んでるけど?」
「そ、そうですか…」
なんだか不思議な人だ…
「まあ、静岡略して静!静ちゃんって呼んでいい?」
「うー、まあ、好きにしてください…けれど、私が男だと言うことは忘れないでください。」
案外愛知はいい人だな…詳細にも書いてたけど…
「ねえ君…静岡県?だっけ?僕は新潟県だよ!良かったら仲良くしない?」
新潟県?
「ええっと…あの、新潟県って?」
「あえ!?ううーんと、君って日本出身でしょ?」
日本?さっきの手紙に書いていた人?
日本とはなんだ?私が生まれたのは…違う場所だった…ずっと家にいて、自分の住んでいる国はある国の中にある小さな国…『遠江国』ということしか親に教えられていなかった…だから分からない。日本とはなにか。教育は数学も何もかも、自分の住んでいる街などが例えとして使われていた。富士山は…隣の国にあるものだと教えられてきた…歴史には遠江国や武蔵国、駿河国などしか出てこなかった…途中で変わったりした けど、それ以外の国なんて、英国、仏蘭西、米国。他にも他国は知っていたけど、自分の所はよく知らなかったし、興味がなかった。
「日本…それは…」
私が…ある国の中にある小さな国…そのある国が日本だとしたら…
少しの好奇心と、自分の不安を満たすため、何も思わず、そして、何も考えず、本当に本心に任せ聞いてしまった。
「それは私の出身…遠江国も、あるのですか?新潟さん」
僕はビックリした。
だって、遠江国とか、旧国…まあ、律令国(令制国とも言う)を知っている人はここの人で約3割…
愛知でさえも少し歴史でやったとしか言っていなかった。それなのに、静岡は、何故か日本を知らずに遠江国を知っていた。なら、話しが、出来るかもしれない。
遠江国は静岡県西部にあると、律令国家に詳しく、前の方に来ていたという都道府県。岐阜と広島と宮崎に教えてもらった。
僕は死んだのが明治の本当に前半くらいで、75府県しか知らなかった。岐阜達が言っていた2000年代には僕は居なかったため、現(2000年代)の都道府県は正直知らなかったから、勉強になる。
遠江国…日本の1部…少し考えて、僕は聞かれたことに返答する。
「まあ、そうだね。遠江国も、日本のうちのひとつの国だった。律令国で、上国だったかな。 」
まあ、この上国というのは、延喜式で、距離基準だと中国になる…
静岡は、少し考え込み、そうですかと言う。僕も少し質問したいことがあったから、質問をする。
「君は、遠江国の産まれなのかい?」
「ええ、まあ。」
「ならさ、君は、越州国を知っているかい?」
聞いたよ。聞いてやったよ。
「そうですね…ええ、聞いたことありますよ。越州ですよね。」
静岡曰く、自国に興味は無いが、外国(他の律令国)にはとても興味があったという。
道理で合理的思考で考え抜きそうだと思ったら…まあ、仲良くしといて損は無い。
「新潟さんは…越州出身で?」
「え?うん。越州出身なんだ。」
「そうですか…なんか、近そうですね」
くすくすと笑い言っている。
確かに少し近かった。
「あ、そういえば、三重と岐阜に合わせたいんだ!」
「三重?岐阜?」
「ええっとね…僕は違うんだけど、愛知と静岡と三重と岐阜。“一応”東海地方なんだよね。」
「一応?」
「うん…まあ、行けばわかるよ」
まだ知らない方がいい。僕はそう思った。
僕は昔、暗殺をしていた。盗みも働いた。生きるためだ。しょうがない…ずっと自分に言い聞かせてきた。僕はここに来た時、手紙がポケットに入っていた。そこには、『中部地方の都道府県になった人は、1番やばい犯罪を犯してきた人が多い、大半がそうである。後から来るにつれ罪が重い人になる。 』と一部書いてあった。ああ、僕は許されていなかったのか…岐阜も、愛知も、山梨も、長野も…福井も、石川も…そして…静岡も…みんな何かしら事情があるのに。何故悪として決めつけられるのだろうか。なら、戦国は殺しあっていたじゃない。という話になるのだけどな…
「何故世界は、影がないと生きていけないのだろう」
僕はボソッと1人で呟き、部屋に戻った。
END
後書き
どうもこんにちは。
こちらを読んでくださりありがとうございます。今回は都道府県擬人化と少し似た感じにしてみました。擬人化にハマり3、4パターンほど考えてしまいました。
次回は西日本がよく出てくると思います。
東に関しては、東北、北海道がよく出ます。お楽しみに。
好評だったら番外編などを作る予定です。
アンケート取りますね。
1、過去回を作る
2、番外編を作る
3、学パロを作る
4、関係図を作る
5、その他(リクエスト)
良かったらお願いします。
では、さようなら〜また次回。
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