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桜side
皐月が学校に来なくなった……。
あんだけ梅宮と話すって頑張ってたのに……。
皐月の気持ちを知らないわけじゃねぇよな、梅宮。
屋上
梅宮「今日も元気に咲いてるなぁー!」
桜「おい!梅宮!!」
梅宮「お!桜!どした?元気な野菜でも見に来たか!?」
桜「…俺が来た理由知ってんだろ」
梅宮「……」
桜「皐月がどんだけ苦しんでると思ってんだ!?話くらい聞いてやれよ!!」
梅宮「…もぅ良いんだ」
桜「…は?」
梅宮「思ったんだ、元々2人と付き合うなんて皐月の負担になる、なら桜が幸せにしてやってくれよ」
桜「ふざけんな!!皐月は考えた結果話して!決めたんだ!!それを無いことにすんな!!…それに梅宮が無視したことスゲー悲しんでた…、好きだからこそ悲しんでんだよ…、このまま学校来なくなったらどうすんだよ……」
梅宮side
桜からそう言われて…
皐月が高校に来なくなったら…なんて考えてもなかった……。
たしかに今来てない、もし辞めたら?このまま高校に来ず引きこもりになったら……?
俺に会わなくなったら…?
そう考えたら急に不安になった。
桜「梅宮の中で答えとっくに出てんだろ、なら行ってやれよ」
梅宮「ごめん、桜にも迷惑掛けて」
桜「梅宮が皐月捨てるなら俺が、俺だけの皐月にするよ」
梅宮「ははっ、先輩舐めんな」
俺はそう答えて皐月の家に行ったが留守で……。
必死に探した、商店街の人にも聞いたが誰も会ってないと……。
俺はふと昔の記憶で皐月と初めて会った時の事を思い出した…、もしかしたらそこに居るのかもって……。
廃れた神社、最早誰も信仰していない、忘れられた神社。
その裏に皐月が良くいたところに向かう。
梅宮「……、皐月」
蹲って昔と一緒で顔を埋めている皐月がいた。
梅宮「…皐月!」
皐月『……俺の事なんて放っておいてくれ、もう好きでもなんでもない人間に心配される理由なんてない』
梅宮「違う!そんな訳じゃない!!」
皐月『ならっ!何で無視したんだ!?俺は……俺は頑張って…正面から謝りたかったのに…、拒絶したのはお前だろ!!』
叫ぶ皐月は昔と同じ目をしていた……。