※𝖢𝖯 モブカイ 彰カイ 冬カイ レンカイ要素
ビビレンside
忘れて………
じゃあね………
この言葉が頭から離れない。
カイト…どういうことだよ…
…オレ…どうしたらいいの?
「あー、もう。寝れない!夜中だけど…散歩でもしようかな。」
オレは家を飛び出した。
やっぱり夜の散歩って気持ちいいな。
カイトがカバーした曲を聴きながら散歩をしていた。
「っ…あっ、!?やめ゛っ、」
「!!?」
だ、誰?なんだ、この声…
遠くて分からなかった。けど確かに聞こえた。誰かの声が。
近付いてみよう。
「ほっ、ほんどにっ、や゙め゙っ!!?」
オレはその声を聞いた瞬間、声が聞こえる方へ走り出していた。
間違いない、これはカイトの声だ。
聞き飽きるほど聞いた、イヤホンから聞こえる。その声。
ビビカイside
レンに別れを告げた。
もうボクの声は、届かない。
好き。というたった2文字の言葉すら言えない。情けない大人だ。
ボクは今日も寂しさを紛らわそうと思い、街へと向かっていた。
その時だった。
誰かの手がボクの口をおさえた。
「っ!!?んん゙っ!?ん゙ん゙ーっ、!」
「大人しくしとけよ。」
ボクより低い声。思わず背筋がゾクッとする。
そのまま路地裏へと連れてかれた。
「っ、だ、誰っ、!?早く帰してっ、!!!?」
「な、何で服、来てないっ、の…」
「ああ、これはな、お前を今から犯す為だよ♡」
「お、おか、っ!!?」
「ちょ、やめてよっ、…!」
「お前もう濡れてるんだけどww」
「っ、それは…っ。」
家で慣らしてきたんだった。ああ、何やってるんだろう。ボクは。
…犯され慣れてるし、大丈夫でしょ…
でも、今まで相手してきた奴より遥かに大きい。
だ、大丈夫だよね?
「手間が省けてラッキー、丁度溜まってたんだよなー、丁度よさそうな奴で良かったわー」
「っあ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙っ!!!?」
痛い、痛い、痛い。苦しいっ、助けてっ、
想像を絶してきた。
「いだっ、い、、しんじゃゔっ、!」
「死なねぇよ、んなぐらいでよ」
「っ…あっ、!?やめ゙っ、」
「ほっ、ほんどにっ、や゙め゙っ!!?」
足音が聞こえる。誰でもいいから助けて…
「おっと、人が来たみたいだな。場所を移動するか。」
「え?」
相当耳がいいよ…これ。
はあ…これからどうすれば……
ビビレンside
「カイト!!」
…居ない…なんで…絶対にあれはカイトだった。なんで…居ないの…?
ど、どうしよ…
「レン…!?」
「…!?だ、誰…!?」
「レン、何してるの!夜は危ないよ!」
「り、リン…」
「はやくお家に帰りな…?」
「う、うん…分かった…」
「送ってあげる!」
「ありがとう…」
リンも夜道を歩いてるから危ないんじゃないか…と思ったが目を瞑っておく。
それより、カイトが心配だ。
でも、もう戻れない…リンにわざわざ送ってもらってるのだ。
「レン、じゃあまた明日ね!おやすみー!」
「うん、おやすみ」
家に帰ってもやはりカイトが気になる。大丈夫かな…
ビビカイside
別の路地裏へと場所が変わった。
足音は一体誰だったんだろう…
そんなこと考えている暇も無く犯される。
こんなことなら素直にレンに好き。って言ってれば…
「おい!!カイトさんに何やってんだ!!」
「カイトさんを離してください!」
「チッ…ガキが…!」
誰か助けて…くれた?
「カイトさん、大丈夫すか?」
「あ、彰人くん…冬弥くん…!?何でこんなとこに…」
「明日が休みで朝から練習しようと思い、メイコさんに許可を取って泊まり込みにしてもらったんです。」
「そうなんだ…」
「それより、カイトさん。大丈夫か?無理矢理やられてたみたいだったが…」
「う、うん、!ボクは大丈夫だよ!」
まさか彰人くん達が助けてくれるなんて…
こんなとこ高校生に見せちゃうなんて…
…?2人でゴニョゴニョ喋ってるみたいだけど…何話してるんだろう。
「カイトさん、さぞ辛かったでしょう。」
「う、うん…」
「オレ達が上書きしてあげます。」
「え?」
「さ、早くこっちへ。」
「は、え?ちょ、ちょっと待って、ど、どういうこと…?」
「だから、上書きするんですよ。」
「え、?ボクとやるってこと、?」
「そうなりますね。」
「え、?!ちょ、ちょっと彰人くん!!?冬弥くん!!?」
ボクはまた別の路地裏へと来た。
まさか2人、本気なの?
「じゃ、カイトさん。オレの咥えてください。」
「え、…んぐッ…!!」
「カイトさん、こっちにも集中してくださいね。」
彰人くんのを咥え、冬弥くんに胸を弄られ…
これっていわゆる3Pじゃん…!!
「っんぅ…!んぐっ…!ぅッ!」
「カイトさん上手いっすねッ…!なれてるんですか?」
「そんなっ、ん゙ッ、ことな゙ッ!」
「嘘つかなくていいんですよ、カイトさん。すごく敏感ですよ」
「っあ゙ッ!いわっ、ないでぇッ…!」
「カイトさんッ、オレイきそッ…!」
「ゔッ!?ぁん、!///」
ビビレンside
やっぱり無理!気になる!!
リンには悪いけど気になるものは気になる。
もう一度裏路地を探そう。
もしかしたら見つけられるかもしれない。
そしたら聞くんだ。じゃあね。の意味を。
「嘘…だろ…」
目の前の光景に絶句した。
彰人と冬弥……何でカイトと…
彰人と冬弥までカイトを狙って…る?
他のセカイのオレに取られたばっかなのに…?
オレのこと好きになってもらえないの?
オレの方がカイトのことを誰よりも知ってるし、誰よりも愛してる!
なのに…なんで…
………
人の事…言えないか。
オレも遊んだ。それに終わったんだ。今じゃなく、前に。
じゃあ、どうでもいいじゃないか。
もう好きと伝えても手遅れなら。
「ぐる、じっ…、!」
「…!!」
くる…しい?本望じゃないのか?
オレは考えるより先に足が動き、彰人たちを突き飛ばした。
「れ、ん…、?」
「いった…!なんだ、お前かよレン。」
「俺たちになにか用か?」
「用も何もないだろ!何してんだよ!!」
「何って…これのことか?」
「それしかないだろ!」
「カイトが嫌がってるだろ!!やめろよ!!」
「れ、れんっ!もう、やめて…」
「カイト……なんで…」
「彰人くんたちは悪くない…からっ、」
「ボクが襲われてるのを2人は助けてくれたんだ、!だから…っ、これ以上はやめてっ、、!」
「ほらな、レン。オレたち、カイトが襲われてたから上書きしてあげてるんだ。」
「なんだよ、それ…」
「レンがそこまで言うならもう帰してもいいんじゃないか、彰人。」
「…まあ、それもそうだな。レン、カイトさんのこと頼んだぞ。」
「また、練習で会おう。」
オレはとりあえずカイトをオレの家へ連れて帰った。
「カイト…大丈夫、?さっき襲われたって言ってたけど…」
「…っ、大丈夫、ボクは大丈夫だから。」
目を合わせてくれない。やっぱりオレのこと嫌いなんだなと再確認する。
いつもだったら
『はぁ!?教えろよ!何があったか教えてくれないとなんも出来ないだろ!』
とでも言っていたと思う。
でも今は違う。
「そっか、お風呂自由に使っていいよ。」
ビビカイside
レンが来てくれた。それだけで嬉しかった。でも、じゃあね。と言っちゃったから少し気まずい。
「カイト…大丈夫、?さっき襲われたって言ってたけど…」
心配してくれてる…嬉しい。だけどボクの恋は終わったから。もう、期待するのはやめたんだ。
「…っ、大丈夫、ボクは大丈夫だから。」
目を合わせるのが怖くて合わせられなかった。
「そっか、お風呂自由に使っていいよ。」
…え?思ってたのと違う返答が来て少し戸惑った。
あのレンがあっさり諦めた…?
「…ありがとう。」
服を脱いで浴室へと入った。
ドア越しにレンの声が聞こえる。
「着替え、適当に置いとくから。」
「…うん。」
浴室から出るとレンが置いてくれたであろう、いつもレンが着ているものより少し大きい服が置いてあった。
「オーバーサイズ…?」
レンにはぶかぶかだろうけど、ボクにはぴったりだった。
「お風呂、ありがとう…」
「うん…」
気まずい、気まずい、気まずい…!
でも、何か言わないと…
何言えばいいの?あんなこと言っちゃったし…
沈黙を遮ったのはレンだった。
「カイト、聞きたい事がある。」
ビビレンside
「カイト、聞きたい事がある。」
オレは沈黙を遮ってカイトに話しかけた。
「…っ、なに、?」
やっぱり、気まずい。
でも、聞くしかない。答えはカイトしか知らないんだから。
「そのまま聞くけど、この間の『じゃあね』ってどういう意味?」
「っ、…その、ままだよ…」
「オレ子供だからわかんない。大人の事情ってやつ、教えてよ。」
「…オレ、カイトが好きだよ。」
「え?」
「でも、モモレンと会ってるの見たから。オレじゃなくて別のオレが好きなんだなって思ったから…!」
言葉が次々と出てくる。この素直さに自分でも驚いている。
ああ、もっと早く言えてれば…
「カイト、オレもう、分かってたんだ。『じゃあね』の意味。オレはもう、ただの弟子、カイトにとっての特別な存在じゃないって事…」
床に大粒の涙がおちる。なんで泣いてんだろ…笑
「だから、もう、いいんだ、じゃあ…」
オレが『じゃあね』と言いかけたその時。
「まって!!」
ビビカイside
「まって!!」
咄嗟に大声を出してしまった。
違う、違う。何もかも違う。レンは大きな勘違いをしている。
…いや、勘違いしていたのはボクの方だ。
勝手にボクの一方的な想いだと決めつけて諦めて…挙句の果てには別のレンとなんて…
ボク、最低だ。
レンがこんな想いを抱えていたなんて思いもしなかった。
「ボクも、レンが好きだよ…!」
「えっ、?」
「ボクたち、すれ違っていただけで、両想いだったんだよ」
「え、え?ほんとに?」
「ごめんね、ボク、レンがそんな事想ってるなんて…分からなかった。」
「夜遊びは寂しさを紛らわす為だったんだ。別のセカイのレンと遊べば、レンとヤってるみたいで嬉しかったんだ。最低だよね、ごめん。」
「…カイトも、なんだ。」
「え?」
「オレが別のカイトと遊んでたのは…同じ理由だよ、」
「………ふふ、あはは!」
「ボクたち、考えることも一緒とか、!笑 ほんっと、笑」
「同じ想いなだけあるね!笑」
「…はは、!そうだな!笑」
「じゃ、お互い様って事でさ。」
「仲直り!ね?」
「…うん!」
「…オレたち、付き合ってるの、?」
「ん?当たり前でしょー?両想いなんだから〜」
「そっか、そうだよね、!」
「じゃ…」
ん、?え、?ん?おかしいな…レンが真上にいるんだけど。あれ、?どうなってるんだ?これ。
「上書き、ね?……どう?彰人のセリフ真似してみた!」
「…可愛いよ。」
「か、可愛い!!?お、オレはかっこいいって言われたいのに!」
「大人は子供をかっこいいなんて思えないよ〜笑」
「なっ、!?」
「あはは、まあまあ。ほら、早く上書きしてよ、?」
「…もう!やめてって言ってもやめないからね!容赦しないからね!」
「レンにやられるほどボクはヤワじゃないもーん!」
「んー!!!オレ、上手いんだからな!凄いんだからな!!」
「はいはい、分かったよ〜」
ボクはこの発言を後悔することになる。
𝑭𝒊𝒏.
次作へ続く。
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