コメント
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カラパネルはどう思う?的な歌詞の曲ですよね、?違ったらすみません!とっても作品好きですˆ ඉ́ ̫ ඉ̀ ˆ
やばい💦めっちゃこのお話好きなんですけど(๑♡∀♡๑) それとフォロー失礼しますm(_ _)m
イこうだともうそっちになっちゃう…(僕がやばいだけか笑) けど好き
¦ 桃赤 ¦
¦ 苦手な人逃げてください ¦
¦ 通報🙅🏻 ¦
¦ ※nmmn※ ¦
¦ 死ネタ ¦
白基調の廊下を走る。
すれ違う人からの注意の声も聞こえるが、今はそんなのどうだっていい。
ガララ、と扉を横に滑らせる。
「赤…!」
俺の呼びかけに微動だにせず、赤毛の彼はベットに半身を起き上がらせ窓の外を見つめている。
窓の向こう側には、もう散りかけている桜の幹が儚げに立っていた。
「桃ちゃん」
「天国って、すっごく遠いねぇ」
しん、と耳が痛くなるほど静かな病室に、彼の声だけが小さく響く。
その向こうにある表情は、果たしてどんな風に佇んでいるのだろうか。
「桃ちゃんは、どう思う?」
そこで彼はこちらを振り向いた。
窓から差しかかる日光に照らされ逆光となり、顔には影が覆い被さっている。
そこから読み取れる表情は、どこか悲しげに見えるような、それでいて微笑んでいるような、それとピッタリな表現が上手く見つからない顔をしていた。
ただ分かるのは、
目の前にいる彼は、少し気を抜いてしまえばすぐ目の前からいなくなってしまう。
儚く、脆く、繊細な存在だということだった。
「…勝手に、イくなよ」
俺の言葉に答えることはなく、再び彼は窓へ顔を移す。
「桜って、ずるいよねぇ」
「綺麗なとこだけ見せて消えちゃうんだもん」
その言葉の意味は、ただ窓の向こうの花を見た感想なのか、はたまた_
「せめて、一緒にイこう」
「俺達も、綺麗なうちに消えちゃおうぜ」
すると、彼は今までで1番美しく儚い笑顔で振り返るのだ。
その言葉を待ち望んでいたと、そう訴えるように。
「うん、一緒にイこう」
夜、2人で病院を抜け出して。
2人で見つめ合いながら屋上に立つ。
俺は彼に口付けをひとつ。
「月、綺麗だね」
夜空にはひとつ、欠けている三日月。
ひゅう、と風が吹き付けると、桜の幹から残り少ない花弁がひらひらと舞う。
「桃ちゃん、大好き」
「ずっと一緒だよ」
「俺も、愛してる」
「そろそろ、イこうか」
きっと、俺たちは失敗作だから。
こんな世界、喜んで捨ててやる。
最期にもう一度だけ口付けをして。
1歩踏み込んだ。
下へ、下へ、落ちていく。
深く、深く、溺れていく。
きっとまた出逢えると信じて。
仰せのままに。
短編できましたー!🥲
長編もうちょっとだけ待っててください😣🙏🏻
このお話ある曲をベースにしたんですけど分かりますかね🤔💭
いいねコメントお願いします🫶🏻😚