リヴァル…この作品の主人公
リアナ…リヴァルの妹
リサ…リヴァルの母親
リンバ…リヴァルの父親
第二話 追い出された……
えっ?なんでツノなんか生えるんだ?
俺って人間だよな?だって母さんも父さんもリアナも人間だし、
でもまずは、この角が何の角かが問題なんだ。
この国アヌビルドは鬼を危険視していて見つかれば…どうなるかわからない。
幸い俺の持ってる本の中に生き物の角の図鑑がある。
それを見れば俺が鬼かはたまた別の何かなのかがわかる。
「…」
これは……鬼の角…
俺は…鬼だった。
どうしよ。俺見つかったら殺されるんじゃ…
隠すにも俺の髪白いしなぁバレるよな
髪の毛白いから目立つしバレるよな、
そんなことを考えていると母さんが起きてきた。
ヤベッ
「おはよう、リヴァル今日は早いわね。」
母さんが起きてきた。
「う、うん、おはよう」
俺はぎこちなく挨拶をした。
「なんかあった?」
母さんにはさすがに勘づかれた。
ゆっくりと母さんの方を向いた。
「!」
母さんの表情が悍ましいものを見たような驚いたような表情をしていた。
あんな表情見たことない……見たくもない。
「…かあさ」
「化け物になんか母さんと呼ばれたくないわ!」
母さんがものすごい形相で睨み怒鳴ってきた。
そんな…好きで鬼じゃないのに。
父さんとリアナが母さんの声で起きてきた。
「リヴァル…お前…鬼だったのか!」
父さんと母さんが俺のことを睨んでいる。
「お前なんか拾わなければよかった!」
えっ?俺母さんと父さんの子じゃないの?
父さんが俺の胸ぐらを掴む
「お兄ちゃん!」
リアナが悲しそうにこっちに駆け寄ろうとしている。
「リアナ、ダメよ。化け物になんか触っちゃ」
俺に駆け寄ろうとするリアナを母さんが止める。
「おにぃちゃぁぁぁんうわぁぁぁん」
リアナが泣き叫ぶ声が響く
ガチャ バタン
父さんはドアの前で俺を離すドアを勢いよく閉めた。
ドアの奥でリアナの泣き叫ぶ声が聞こえてくる。
どうしよう
続く!
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